鈴木雅史さんが作曲した2022年吹奏楽コンクール課題曲マーチ「ブルー・スプリング」。
評判の良い曲ですが検索結果には「炎上」文字があり、数回炎上してしまったようです。
今回はなぜ炎上したのか調査しました。
ブルースプリングの炎上はなぜ?理由がやばい?
「ブルースプリング」の炎上は、いくつかの要因が絡み合っており、その根底には鈴木雅史さんの行動が誤解されてしまったことがあります。
SNSでの頻繁な発信やクラウドファンディングが、一部の人々から批判を浴びることとなり、意図が伝わらなかったことが問題の発端と考えられます。
ここでは、その具体的な理由を掘り下げていきます。
理由1:頻繁なSNS投稿やサイン販売など課題曲作家という肩書きで知名度を上げて荒稼ぎしていると誤解されたため

(出典:CAMPFIRE)
鈴木雅史さんが頻繁にSNSで活動を発信し、サインを販売したことで「荒稼ぎしている」と一部で誤解されたことが炎上の一因でした。
課題曲「ブルースプリング」を作曲した後、全国各地で吹奏楽部への指導を開始し、その様子をSNSで報告していました。
その活動必要をクラウドファンディングで集めていたのですが、寄付してくれた方へのリターンとしてサインを1枚1,000円で販売したことが、一部の人々にとっては高額と感じられ、彼が課題曲作家の肩書きを利用して利益を得ていると誤解されてしまったのです。
- 500円の支援①:鈴木雅史さんから感謝のメールが届きます。メールの内容は500文字程度です。
- 500円の支援②:鈴木雅史さんが作成した「コンコーネ50番」の全18パート(木管楽器や金管楽器など)のPDFファイルがメールで送られます。
- 500円の支援③:鈴木雅史さんのホームページの指導依頼ページに、支援者の名前(ニックネーム可)や肩書き、URLを1つ掲載してもらえる特典です。
- 1,000円の支援①:鈴木雅史さんのサイン入り色紙が届きます。色紙には「2022年度全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅱ マーチ『ブルー・スプリング』」などの文字が記載されます。
- 1,000円の支援②:鈴木雅史さんの名刺が1枚から50枚の間で送られます。楽譜ファイルなどに挟んで使用することが推奨されています。
実際には、サインの価格には印刷費や発送費などの諸経費が含まれており、鈴木雅史さんの手元にはわずかしか残らない状況だったと本人も話しています。
この事実を知らない人々が、過敏に反応し、不当な利益を得ているかのように見てしまったのではないでしょうか。
またSNSでの頻繁な投稿も自己宣伝として捉えられ、「過剰な自己アピール」と感じた人もいたようです。
しかし、鈴木雅史さんの意図としては、全国の吹奏楽部への指導を広く知ってもらい、音楽の楽しさを多くの人に届けることが目的だったのです。
理由2:吹奏楽指導活動の継続のため車の買い替え費用をクラウドファンディングで集めようとしたため
鈴木雅史さんが全国を回って吹奏楽指導を続けるため、車の修理や買い替え資金をクラウドファンディングで募ったことが批判の対象となりました。
自らが全国の吹奏楽部を回るための移動手段として使用していた車が故障したため、クラウドファンディングで車の修理や買い替えの資金を募りました。
この行動が一部で「個人的な利益を追求している」と捉えられてしまい、批判が巻き起こりました。
実際には、鈴木雅史さんは音楽指導を続けるための資金を募っており、その目的は自己の利益ではなく、生徒たちに音楽を届けるためでした。
コンクールで受賞した賞金50万円も移動費に全て充て、車内での宿泊する、一番安い移動手段(電車や飛行機など)を選ぶなど経費を極力抑えて活動していたのです。
しかし、クラウドファンディングという手段が一部で誤解され、「課題曲作家としての名声を利用して個人的な利益を得ている」との見方が広がってしまったのです。
ちなみに鈴木雅史さんは何度かクラウドファンディングを利用しており、その様子にも賛否あったのかもしれませんね。

(出典:CAMPFIRE)
この誤解が広がった原因には、クラウドファンディングの目的が正確に伝わらなかったことが挙げられます。
鈴木雅史さんの活動は、生徒たちに音楽の楽しさを伝えるためのものであり、そのための資金集めだったのですが、その真意が十分に理解されなかったことで、炎上の一因となったと考えられます。
理由3:春風の通り道に似ていたため(故意ではない)
「ブルースプリング」が他の楽曲に似ているという指摘が、一部の批判を招きました。
「春風の通り道」という楽曲との類似性が取り沙汰され、「ブルースプリング」が他の作品を意図的に模倣したのではないかとの声が上がりました。
しかし、鈴木雅史さん自身は、意図的に似せたわけではなく、制作過程で偶然似てしまったと説明しています。
どちらかといえば、エイプリル・リーフのトリオ後の対旋律を引用されたと話していますね。
音楽業界では、特にマーチのような定番の形式があるジャンルにおいては、同じような和音進行やリズムが用いられることがよくあります。
そのため、楽曲が他の作品に似てしまうことは、どうしても避けられない部分もあります。
鈴木雅史さんもこの点を認識しており、後に「春風の通り道」と似てしまったことに気づいたと言っています。
このような類似性が一部で誤解され、意図が正しく理解されなかったのです。
ちなみにエイプリル・リーフは2019年の課題曲マーチです。
鈴木雅史曰く、ブルースプリングやの活動を知ってもらうため当初は炎上も少なからず狙っていた
鈴木雅史さんは、当初、「ブルースプリング」を知ってもらうために、炎上をある程度狙っていたと話していました。
目的は、作品と彼自身の指導活動を多くの人に知ってもらうことでした。
そのため、SNSやYouTubeを通じて情報を積極的に発信し、注目を集めるためにリスクを承知の上で行動していたのです。
ただし、望んでいたのは、あくまで「作品や指導活動への注目」であり、過度な批判や炎上を招くことではありませんでした。
実際に鈴木雅史さんは非常に献身的な姿勢で、全国47都道府県を車で回り、吹奏楽部への指導を行っています。
この活動のために、自分の受け取った賞金50万円を全額移動費に使用し、車内での宿泊を続けながら指導を行っています。
鈴木雅史さんが目指していたのは、「音楽を通じて生徒たちの青春を取り戻すこと」でした。
コロナ禍によって吹奏楽コンクールが中止されるなど、多くの生徒たちが青春を奪われた中で、音楽を通じてその一部を取り戻してもらいたいという強い思いがありました。
鈴木雅史さんの献身的な活動は、もっと広く理解されるべきではないでしょうか。
鈴木雅史さんがやばいと噂される意外な理由やプロフィールはこちらにまとめています。
