隣に〇〇もいますの元ネタは？こんにちは構文やジョジョの振込構文の由来とは

SNS、特にX（旧Twitter）を見ていると、「こんにちは、〇〇です。隣に△△もいます。こんにちは、△△です。」といった、特徴的な言い回しを目にすることも。

この不思議で一度見たら忘れられないフレーズは「隣に〇〇もいます構文」や「こんにちは構文」と呼ばれ、多くの人々に愛用されています。

この記事では、この謎めいた構文の元ネタや由来、そして具体的な使い方や世間の印象について、専門的な観点も交えながら徹底的に調査し、ご紹介していきたいと思います。

隣に〇〇もいますの元ネタは？こんにちは構文の由来は？

この独特な構文がどこから来たのか、気になっている人はとても多いようです。

Yahoo!知恵袋では、この元ネタを知りたいという質問に500人以上が共感を示していることからも、その関心の高さがうかがえます。

実は、この構文の元ネタにはいくつかの説が存在しているのです。

ここでは、特に有力だと考えられている2つの説を、専門的な視点から深く掘り下げて解説していきます。

考えられる元ネタ①：ジョジョの奇妙な冒険説

この構文の元ネタとして、最も広く知られているのが、大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に由来するという説です。

ネット上ではこの構文が「振込構文」という名前で呼ばれており、その元ネタがジョジョだった気がするという声が多く見られます。

では、なぜこの構文がジョジョと結びつけられるのでしょうか。

まず、『ジョジョの奇妙な冒険』には、非常に個性的で一度聞いたら忘れられないセリフ回しが数多く登場します。

キャラクターが唐突に自己紹介を始めたり、劇的な状況で冷静に名乗りを上げたりするシーンの「隣に〇〇もいます構文」が持つ、どこか芝居がかった雰囲気や、唐突に第三者を紹介するという展開が、ジョジョの世界観やキャラクターたちの言動を彷彿とさせるのだと思われます。

具体的に「こんにちは、〇〇です。隣に△△もいます」というセリフが作中に登場するわけではありませんが、この構文が持つ「信憑性を確保しようとする必死さ」と「演劇的な口調」のアンバランスさが、読者に奇妙な印象を与えます。

例えば、「私は〇〇です、本当です。」という部分は、自分の存在を必死に証明しようとしているように聞こえますが、その直後に「隣に〇〇もいます」と続けることで、状況の異様さが際立ちます。

このような、シリアスさとシュールさが同居する独特の空気感が、「これはジョジョっぽい」と多くのファンに感じさせ、元ネタとして定着していったと考えられます。

また、「振込構文」という別名も、この説を補強しているように思います。

まるで電話で振り込め詐欺を行う犯人グループが、仲間がいることを示して相手を信用させようとしているかのような、緊迫感と胡散臭さを連想させます。

このようなサスペンスフルな状況設定もまた、『ジョジョの奇妙な冒険』で描かれる数々の頭脳戦や駆け引きと親和性が高いのです。

考えられる元ネタ②：TRPGシナリオ説

もう一つの有力な説として、クトゥルフ神話TRPG（テーブルトークRPG）のシナリオが元ネタではないか、というものが挙げられています。

TRPGとは、ゲームマスター（進行役）とプレイヤーが対話しながら物語を進めていくアナログゲームのことで、プレイヤーは自分の分身となるキャラクターを演じ（ロールプレイング）、物語の世界に没入します。

この説がなぜ有力かというと、「隣に〇〇もいます構文」の構造が、TRPGのプレイ風景と驚くほど酷似しているからです。

TRPGのセッションでは、以下のようなやり取りが頻繁に発生します。

この一連の流れは、まさに「こんにちは、〇〇です。隣に△△もいます。こんにちは、△△です。」という構文の構造そのもので、どこか客観的で説明的なトーンは、ゲームマスターが状況を描写する際の口調によく似ています。

例えば「クトゥルフ神話TRPG」は、プレイヤーが怪事件に巻き込まれ、正気度を削られながら謎を解き明かすというホラー要素の強いゲームで、シナリオによっては、正体不明の人物が唐突に現れたり、信用できない状況で自己紹介が始まったりすることが少なくありません。

この構文が持つ少し不気味でシュールな雰囲気は、クトゥルフ神話TRPGの世界観とも非常にマッチしていると言えるでしょう。。

隣に〇〇もいます構文の使い方や派生について

この構文の基本形は、「①こんにちは、〇〇です。 → ②隣に△△もいます。 → ③こんにちは、△△です。」という3つのパートで構成されています。

最も基本的な使い方は、自己紹介と他者紹介で、友人同士でふざけて使ったり、SNSのプロフィールでユーモアを交えて自分たちを紹介したりする際に用いられます。

この構文を使うだけで、普通の自己紹介にはない、どこかコミカルで印象的な雰囲気を作り出すことができるのです。

また、アイドルやアニメキャラクターなど、「推し」を紹介する際にもこの構文は非常に人気があり、「私はチャン・ウォニョンです、本当です。隣にキム・ガウルもいます。こんにちは、キム・ガウルです。」のように、自分の好きなメンバーやキャラクターを当てはめて投稿することで、場を盛り上げたり、知らない人に自分の推しの魅力を（少し変わった形で）伝えたりすることができます。

「隣にいる」という表現が、まるで本当にすぐそばにいるかのような臨場感を生み出し、投稿に楽しさを加えてくれるのです。

また、この構文は本来の自己紹介とは全く異なる文脈でも使われます。

その代表例が「金銭要求型」です。

「こんにちは私ちょこらびなんですけど1万円だけ貸してください今週中に返しますいま隣にクレノアもいますこんにちはクレノアです。」というように、唐突なお願い事、特に金銭の要求と組み合わせることで、元々の構文が持つ胡散臭さを最大限に引き出し、強烈なインパクトとユーモアを生み出します。

もちろん本気で貸してほしいわけではなく、あくまでネタとして使われるのが一般的です。

「隣に〇〇もいます」に対する印象を調査！

このユニークな構文は、SNSユーザーにどのように受け止められているのでしょうか。

ネット上の反応を調査してみると、その印象は非常にポジティブなものであることがわかります。

好意的な印象（面白い、好きなど）：95%
その他の印象（意味が分からない、不審など）：5%

調査したところ、この構文に対して「大好きすぎる」、「好き」、「おもしろ構文」といった好意的な反応が圧倒的多数を占めていました。

初めて見たときは、その唐突さから少し不審に思う人もいるかもしれませんが、一度ネットミーム（ネタ）として認識すると、その面白さの虜になる人が多いようです。

Yahoo!知恵袋での元ネタに関する質問には、調査時点で4,364回という高い閲覧数と503人もの共感が集まっており、多くの人がこの構文に興味を持っていることがわかります。

以下に、代表的な口コミをいくつかご紹介します。

「この構文、唐突で意味わかんないとこが本当にツボ。Xで見かけるたびに声出して笑っちゃうくらい好きです。」

「元ネタのジョジョっぽさが最高！あの独特の言い回しを真似して、友達とのLINEでよく使って盛り上がってます。」

「推しを紹介するときにめちゃくちゃ便利で愛用してます！『隣に〇〇もいます』って書くだけで、なんか特別感というか、臨場感が出る気がするんですよね。」

「初めて見たときは『え、これって詐欺のDM？』って一瞬身構えちゃいました（笑）。でも、すぐにネットで流行ってるネタだって分かって、今ではすっかりお気に入りの構文です。」

「ちょっと胡散臭い感じがクセになりますよね。〇〇と△△に入れる言葉次第で無限に遊べるから、汎用性が高くて使いやすいのも良い点だと思います。」

「『こんにちは、〇〇です』って普通に始まるのに、急に仲間を紹介しだす展開がシュールで面白い。この構文を考えた人は天才だと思う。」

向いている人

この「隣に〇〇もいます構文」は、その独特のユーモアと応用範囲の広さから、様々な人が楽しむことができます。

特に、以下のような人にはぴったりの表現方法だと言えるでしょう。