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俺が守らなきゃ元ネタはぐらんぶる?漫画?なんJ・SNSの声を調査

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SNS、特にX(旧Twitter)を見ていると、「俺が守らなきゃ」というセリフと共に、特徴的な漫画のコマ画像が貼られているのを目にすることがありますよね。

このフレーズは、誰かを本気で守りたいという純粋な気持ちから、少しズレた正義感をからかう皮肉まで、本当に色々な場面で使われています。

本記事では、ネットで頻繁に見かける「俺が守らなきゃ」というミームの元ネタを徹底的に調査し、その使われ方や背景にある心理まで、詳しく紹介していきたいと思います。

俺が守らなきゃの元ネタはぐらんぶる?漫画?

「俺が守らなきゃ」というフレーズ、実は元ネタとして有力視されているものが複数存在します。

ここでは、特に有名で、ネットミームとして広く浸透している2つの漫画作品について、専門的な観点から詳しく解説していきます。

元ネタ①:漫画『カラミざかり ボクのほんとと君の嘘』

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ネット上で「俺が守らなきゃ」と言えば、多くの人がまず思い浮かべるのがこの画像ではないでしょうか。

この画像の元ネタは、漫画『カラミざかり ボクのほんとと君の嘘』の第2話12ページ目に出てくるワンシーンで、この作品は、もともと成人向け漫画として知られていた『カラミざかり』を、ストーリーはそのままに直接的な表現を抑えてリメイクした青春漫画です。

このセリフは、主人公が非常に切なく、悲壮感に満ちた状況で心の中で呟く言葉なのですが、このコマだけが切り取られてネット上で使われる際には、元の文脈とは全く違う意味合いを持つようになりました。

特に、女性のSNS投稿に対して、見当違いな正義感や下心を見せながら擁護するようなコメントをする男性を揶揄する目的で、この画像が返信として貼られることが多いです。

その姿が、あたかも自分が悲劇のヒーローであるかのように振る舞っているように見えるため、皮肉として非常に効果的なのです。

このミームが広まった背景には、SNSという誰もが発信できる空間ならではの現象があると考えられます。

顔が見えない相手に対して、一方的な理想や正義感を押し付けてしまう人は少なくありません。

そうした「ちょっと痛い」言動を、この「おれが・・・守んなきゃ・・・!」という悲壮感あふれるコマが的確に、そしてユーモラスに表現してくれるため、多くの人の共感を呼び、ネットミームとして定着したのだと思われます。

項目詳細
作品名『カラミざかり ボクのほんとと君の嘘』です。
掲載箇所第2話の12ページ目に登場します。
掲載アプリ講談社の漫画アプリ「マガポケ」で読むことができます。
元の文脈主人公がヒロインに対して抱く、切実で悲痛な思いから発せられたセリフなのです。
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元ネタ②:漫画『ぐらんぶる』

もう一つ、非常に有名な「俺が守らなきゃ」の元ネタが、ダイビング漫画『ぐらんぶる』です。

こちらは先ほどの『カラミざかり』とは全く異なり、非常にコミカルで笑えるシーンで使われています。

このシーンが登場するのは、漫画の第5巻、アニメでは第8話です。主人公の男友達が、電話の向こうで仲間が女性と良い雰囲気になっていると勘違いし、「抜け駆けは許さん!」とばかりに家に押しかける場面で、このセリフが叫ばれます。

恋愛的な庇護欲ではなく、友情(?)や嫉妬、そして盛大な勘違いから生まれた、ギャグとしての「俺が守らなきゃ」なのです。

驚くべきことに、このインパクトの強いシーンはコラ画像ではなく、原作に忠実な描写です。

『ぐらんぶる』という作品自体の、常識を軽々と超えてくるギャグセンスが凝縮された一コマと言えるでしょう。

そのため、こちらの元ネタを知っている人は、友人同士のふざけ合いや、勘違いが引き起こす面白いシチュエーションを指してこのフレーズを使うことが多いです。

同じセリフでも、元ネタを知っているかどうかで受け取り方が180度変わる、非常に興味深い例だと思います。

項目詳細
登場シーン男友達が仲間と女性の仲を勘違いし、家に押しかける場面です。
セリフの意図恋愛的な意味ではなく、「抜け駆けを阻止しなきゃ」というコミカルなものです。
作品情報漫画では第5巻、アニメでは第8話でこのシーンを見ることができます。
特徴コラ画像ではなく、原作に実際に存在するシーンというのが面白いポイントなのです。
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俺が守らなきゃに対するなんJ・SNSの声を調査!

「俺が守らなきゃ」というフレーズは、SNSやなんJ(2ちゃんねるの「なんでも実況J板」が発祥のネットカルチャー)で非常に多くの声と共に使われています。

その使われ方を分析すると、大きく3つのタイプに分けられるようです。

口コミ割合

揶揄・皮肉としての使用:60%
純粋な庇護欲・応援としての使用:25%
ネタ・ユーモアとしての使用:15%

やはり最も多いのは、誰かの言動をからかう「揶揄・皮肉」としての使い方です。

特に、的外れな正義感を振りかざす人へのツッコミとして定着しているようです。

「女性アイドルの投稿に長文でアドバイスしてるオタクのリプ欄に『俺が守らなきゃ』の画像貼られてて笑った。的確すぎる。」

「ちょっと批判されただけですぐ『〇〇ちゃんを傷つけるな!』って騒ぐファン見ると、まさに『俺が守らなきゃ』状態だなって思う。」

「なんJでよく見るけど、もはや挨拶みたいなもんになってるよな。誰かが痛いこと言ったらとりあえず貼っとけ、みたいな。」

「推しのVTuberが悩んでる配信してて、コメント欄が『俺が守る』で溢れてた。これは純粋な方の『俺が守らなきゃ』だよね。気持ちはわかる。」

「『ぐらんぶる』のノリで友達に『お前の彼女は俺が守らなきゃ…』って言ったら普通に引かれた。元ネタ知らないとただのヤバいやつだった。」

「ゲームのキャラクターが健気すぎて、『うっ…俺が守らなきゃ…』ってなる瞬間、確かにある。」

このように、同じフレーズでも文脈によって全く違う感情で使われているのがわかります。使う相手や状況を間違えると、意図しない伝わり方をしてしまう可能性があるので、注意が必要かもしれませんね。

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使い方例

「俺が守らなきゃ」というミームは、その汎用性の高さから様々なシチュエーションで活用できます。

具体的な使い方を分かりやすく表にまとめてみました。

状況意図相手に与える印象具体例
SNSで的外れな擁護コメントを見かけた時相手の言動を「空回りしている」と皮肉る目的です。冷笑、呆れ、共感(同じように感じていた人から)(『カラミざかり』の画像を貼り付けて)「また”俺が守らなきゃ”おじさんが湧いてる…」
推しのアイドルやキャラが弱っている時純粋に応援し、支えたいという気持ちの表現です。共感、好意、仲間意識「今日の配信、辛そうだったな…。俺が守らなきゃ、って本気で思ったよ。」
友人同士での冗談や自虐自分が何かに必死になっている様子を面白おかしく伝えるためです。親近感、笑い、ユーモア「このレポートの締め切りだけは…俺が守らなきゃ…!(使命感)」
恋愛関係で頼もしさを見せたい時相手を大切に思う気持ちを伝え、安心させたいという意図です。頼もしさ、愛情。ただし、時と場合によっては「重い」と感じられる可能性もあります。「何があっても大丈夫。君のことは、俺が守るから。」
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Q&A

ここでは、「俺が守らなきゃ」ミームに関するよくある質問から、少しマニアックな疑問まで、Q&A形式でお答えしていきます。

「俺が守らなきゃ」って、結局どっちの漫画が元ネタなんですか?

どちらも元ネタとして非常に有名ですが、ネットミームとして皮肉を込めて使われる画像の元ネタは『カラミざかり ボクのほんとと君の嘘』、ギャグや勘違いの文脈で使われるセリフの元ネタは『ぐらんぶる』と覚えておくと分かりやすいです。現在、X(旧Twitter)などで画像付きで使われるのは、ほとんどが前者の『カラミざかり』版だと考えてよいでしょう。文脈によって使い分けられているのが実情なのです。

このフレーズを使うと、相手に引かれますか?

時と場合によっては引かれる可能性が高いです。特に、真剣な会話の中で唐突に「俺が守る」と言うと、「キザすぎる」「ちょっと重い…」と感じる人もいます。また、女性の投稿への返信として『カラミざかり』の画像を貼る行為は、たとえ善意からであっても、多くの場合は「空回りした痛い人」というレッテルを貼られる原因になります。一方で、推し活の文脈でファン同士が共感しあったり、気心の知れた友人との冗談で使ったりする分には、ユーモアとして受け入れられやすいです。

「俺が守らなきゃ」という心理(庇護欲)は、男性特有のものなのでしょうか?

一般的には、男性が女性の弱さや頼りなさを見た時に「自分が支えたい」と感じる心理として説明されることが多いです。しかし、この「庇護欲」という感情は、本質的には性別を問わない普遍的なものだと考えられます。例えば、母親が自分の子供に対して「この子を守らなきゃ」と感じる強い気持ちも庇護欲の一種ですし、応援しているアイドルやキャラクターが困難に直面した時にファンが「支えたい!」と思うのも、同じ心理が働いていると言えます。守りたい対象が自分を必要としていると感じた時に生まれる、とても自然な感情なのです。

なぜこの「俺が守らなきゃ」ミームは、SNSでこれほど長く流行し続けているのですか?

これにはいくつかの理由が考えられます。
第一に、画像のインパクトとセリフの汎用性が非常に高いことです。悲壮感漂う表情と力強いセリフの組み合わせは一度見たら忘れられません。そして、その意味を文脈次第で「皮肉」にも「愛情表現」にも「ギャグ」にも変えられるため、様々な場面で”使える”ミームとして重宝されているのです。
第二に、SNS上に存在する「誰もが内心で感じているモヤモヤ」を的確に言語化・可視化している点です。誰もが一度は目にしたことがあるであろう「空回りした正義感」や「一方的な善意の押し付け」といった行動に対して、「それ、まさにこれだよね」と指し示してくれる共通言語のような役割を果たしています。この共感性が、ミームが風化せず、新たな「俺が守らなきゃ」案件が生まれるたびに再生産され、流行し続ける原動力になっているのだと思われます。

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この記事を書いた人

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