伝説のポケモン「グラードン」。
大地を創造したとされるその圧倒的なスケールと、恐竜を思わせる力強いデザインで、好きな人も多いのですが、インターネット上ではしばしば「グラードンはかわいそう」「不遇だ」といった声が聞かれます。
グラードンがかわいそうな理由はカイオーガのいじめ?

グラードンが不遇と言われる最大の理由は、やはり対となる伝説のポケモン、カイオーガの存在が大きいと考えられます。
タイプ相性や特性、さらにはゲーム内での演出に至るまで、様々な場面でカイオーガと比較され、少し不憫に見えてしまうことがあるのです。
タイプ相性と特性の力関係が絶妙に不利であるため
グラードンとカイオーガは、互いを強く意識した性能を持っていますが、直接対決を想定すると、どうしてもグラードンが不利な状況に陥りやすいため、かわいそうと言われる一因になっていると思われます。
グラードンは「じめん」単タイプであり、弱点は「みず」「くさ」「こおり」の3種類です。
一方、カイオーガは「みず」単タイプで、弱点は「でんき」「くさ」の2種類。この時点で弱点の数が一つ多いのが少し気になりますね。
グラードンの特性「ひでり」は天候を晴れにし、ほのおタイプの技の威力を上げ、みずタイプの技の威力を半減させます。
これは自身の弱点である水技のダメージを減らせるため、非常に強力な特性ですが、カイオーガの特性「あめふらし」は、天候を雨にして自身のタイプ一致であるみず技の威力を1.5倍に引き上げます。
グラードンが防御的に特性を使うのに対し、カイオーガは攻撃的に特性を活かせるのです。
ゲーム『ポケットモンスター エメラルド』でのイベントシーンで、目覚めた二体が激突する場面で、カイオーガは広大な海を自由に動き回るのに対し、グラードンは小さな火山の頂上で身動きが取れず、周囲をカイオーガに囲まれるという構図になりました。
この圧倒的に不利な状況が、多くのプレイヤーに「グラードンいじめでは?」「かわいそう…」という強烈な印象を与えたのです。
| 比較項目 | グラードン | カイオーガ |
|---|---|---|
| タイプ | じめん | みず |
| 特性 | ひでり (天候を晴れにする) | あめふらし (天候を雨にする) |
| 弱点タイプ | みず、くさ、こおり | でんき、くさ |
| 特性の主な効果 | 相手のみず技の威力を半減 | 自身のみず技の威力を1.5倍 |
ゲンシカイキで弱点を克服したものの、カイオーガの強化がそれを上回る印象を与えるため
『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』で登場した「ゲンシカイキ」は、グラードンにとって長年の雪辱を晴らす大きなチャンスでしたが、ここでもカイオーガとの比較によって、どこか不遇な印象が拭えなかったため、ファンをやきもきさせる結果に。
ゲンシグラードンはタイプが「じめん・ほのお」に変化し、特性は「おわりのだいち」になります。
なんとみずタイプの攻撃技を完全に無効化するという、まさに天敵カイオーガをメタるためだけの超強力な効果を持っていて、実質的な弱点は「じめん」タイプのみとなり、大幅に強化されたのは間違いありません。
しかし、もちろんカイオーガも「ゲンシカイオーガ」へとパワーアップ。
特性「はじまりのうみ」は、ほのおタイプの攻撃技を無効化する効果を持ち、ゲンシグラードンは新たにほのおタイプを得たことで、ソーラービームなどの強力な技をタイプ一致で使えるようになったのですが、ゲンシカイオーガの前ではその強みを活かせません。
ゲンシカイオーガは元の姿から高さが4.5mから9.8mへと倍以上に巨大化し、全身からエネルギーが満ち溢れるようなデザインです。対して、ゲンシグラードンは高さが3.5mから5.0mへの変化に留まり、体の各所がマグマのように発光するものの、カイオーガほどの劇的な変化には見えないかもしれません。
| 比較項目 | ゲンシグラードン | ゲンシカイオーガ |
|---|---|---|
| タイプ | じめん・ほのお | みず |
| 専用特性 | おわりのだいち (みず技を無効化) | はじまりのうみ (ほのお技を無効化) |
| 高さの変化 | 3.5m → 5.0m | 4.5m → 9.8m |
| 特性による恩恵 | 最大の弱点であったみず技を克服できたのは大きいですね。 | 元々有利な相手への強みをさらに盤石にした印象です。 |
アニメやカードゲームなど、派生作品での扱いが不憫に見えることがあるため
映画『光輪の超魔神 フーパ』では、多くの伝説のポケモンたちが召喚され、激しいバトルを繰り広げ、その中で、ラティアスやレックウザなどが華麗に空を飛んで戦う一方、グラードンは空を飛べないため、一人だけ海に浸かりながら空を見上げているという、なんともシュールで不憫なシーンがありました。
大陸の化身という設定上、仕方ないことなのかもしれませんが、ファンとしては少し寂しい気持ちになったものです。
また、短編アニメ『ポケモンジェネレーションズ』でも、アクア団の回ではカイオーガが復活し、大災害を引き起こす迫力あるシーンが描かれたのに対し、マグマ団の回はアジトからの脱出劇がメインで、グラードンの活躍シーンは控えめでした。
やはり、大雨や洪水の方が映像的なインパクトが強く、天災として描きやすいのかもしれませんね。
他にもポケモンカードの拡張パック「変幻の仮面」でカイオーガexとグラードンexが同時に登場した際、カイオーガのワザがエネルギーを効率よく加速できる強力な効果だったのに対し、グラードンのワザはやや癖が強く、カイオーガの方が使いやすいと評価する声もありました。
| 比較項目 | グラードン | カイオーガ |
|---|---|---|
| 映画『フーパ』 | 空を飛べず海に浸かっていました。 | 自由に泳ぎ回りバトルに参加していました。 |
| ジェネレーションズ | 活躍シーンは控えめな印象でした。 | 復活し天災を巻き起こすシーンが描かれました。 |
| ポケカでの評価例 | 時に、やや扱いにくい性能と評価されることがあるようです。 | 時に、強力で使いやすい性能と評価されることがあるようです。 |
個人的にはルビー派
少し不憫な背景があるからこそ、応援したくなるファンも意外と多いのではないでしょうか。
何と言っても、そのデザインは秀逸で、恐竜や怪獣を彷彿とさせる巨大で力強いフォルム、大地を象徴する赤と黒のカラーリングは、初めて『ポケットモンスター ルビー』で出会った多くの子供たちの心を鷲掴みにしたはずです。※私もそうでした
全ポケモンの中でもトップクラスの950.0kgという重さも、「大陸を広げた」という伝説に圧倒的な説得力とロマンを与えています。
攻撃種族値は非常に高く、専用技「だんがいのつるぎ」は命中こそ85と少し不安ですが、決まった時の威力は絶大で、『ポケモンGO』では、マスターリーグ環境で最強クラスのポケモンとして君臨しており、その強さは多くのプレイヤーが認めるところです。
グラードンの印象を徹底調査
グラードンに対して、ファンは実際にどのような印象を抱いているのでしょうか。
SNSや掲示板、人気投票の結果などから見えてきた印象の割合と、代表的な口コミをまとめました。
印象割合
その力強いデザインを評価する声が最も多いようです。
次いで、対戦での強さを挙げる声が多く、不遇という印象は一部のファンがネタとして楽しんでいる側面も大きいのかもしれません。
代表的な口コミ
向いている人
これまでの解説を踏まえると、グラードンは特に次のような人にぴったりのポケモンだと言えるでしょう。
その圧倒的なパワーと少し不憫な背景、その両方を知ることで、より一層グラードンの魅力を感じられるはずです。
- 力強く巨大な、恐竜や怪獣のようなデザインが好きな人
- 小細工なしの圧倒的な物理攻撃でゴリ押しする戦い方が好きな人
- 天候を操り、相手の戦略を封じ込めるようなバトルを楽しみたい人
- 『ポケットモンスター ルビー』に特別な思い出がある人
- 少し不遇な背景を持つキャラクターを、自分の手で活躍させて応援したくなる人
Q&A
ここでは、グラードンに関するよくある質問から、少しニッチな疑問まで、お答えします。
- グラードンとカイオーガ、結局どっちが強いの?
単純な1対1の殴り合いでは、タイプ一致のみず技を強力な特性で強化できるカイオーガに軍配が上がることが多いです。しかし、ポケモンバトルはチーム戦です。グラードンは特性「ひでり」やゲンシカイキ後の「おわりのだいち」で相手のパーティ全体のみず技を牽制できますし、カイオーガの弱点であるくさタイプに対して、ほのお技で反撃することも可能です。対戦環境やルール、パーティの組み方によって有利不利は常に変わるため、どちらが絶対的に強いとは断言できないのです。
- 『ポケモンGO』でグラードンは育てるべき?
はい、間違いなく最優先で育てるべきポケモンの一体です。
特に、CP上限のないマスターリーグでは、全ポケモン中でもトップクラスの性能を誇ります。じめんタイプのアタッカーとして非常に優秀で、多くのレイドバトルで活躍できます。何より、専用技「だんがいのつるぎ」がとてつもなく強力で、等倍相手でもゴリ押しが効くほどの破壊力を持っています。育成に必要なアメXLを集めるのは大変ですが、それに見合うだけの活躍を約束してくれるポケモンです。- グラードンの人気って、レックウザやカイオーガと比べて実際どうなの?
決して人気が低いわけではありませんが、ホウエン地方の伝説三体の中では、レックウザやカイオーガに一歩譲る調査結果が見られることがあります。
例えば、2016年に行われた大規模な人気投票「ポケモン総選挙720」では、レックウザが総合7位、カイオーガが22位だったのに対し、グラードンは29位という結果でした。一方で、別の人気投票サイトではグラードンが7位、カイオーガが16位と、グラードンが上回る結果もあります。ストーリーでの活躍の派手さでは天空の覇者レックウザに、直接対決のイメージではカイオーガに軍配が上がることが、こうした順位に影響しているのかもしれませんね。- グラードンのプラモデルってどんな感じ?
バンダイの「ポケモンプラモコレクション セレクトシリーズ」から発売されており、ファンからの評価も高いキットです。
全高約108mmとコレクションしやすい手のひらサイズながら、グラードンの力強いプロポーションが忠実に再現されています。パーツは工具不要で手で外せる「タッチゲート」仕様なので、プラモデル初心者でも30分程度で簡単に組み立てることができます。口の開閉や手足の可動といった簡単なギミックもあり、完成後もポーズをつけて楽しめます。- なんでグラードンは空を飛べないの?伝説のポケモンなのに。
グラードンは「たいりくポケモン」に分類され、神話では「大陸を広げた」と語り継がれる、まさに大地の化身のような存在です。その設定を尊重するならば、空を飛ぶよりも、どっしりと大地に根差している方がキャラクターとして自然です。対になるカイオーガが海を、そしてレックウザが天空を司るという役割分担の中で、グラードンは「大地」の象徴としての役割を徹底されているのでしょう。映画で空を飛べずにいたのも、その設定を忠実に描写した結果、少し不憫に見えてしまった…ということなのだと思います。
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