麻布高校ですが一部でやばいと噂されているようです。
今回はそんな噂について調査しました。
麻布高校がやばいとの口コミ1:ゲロ煮込み鍋事件
有名進学校である麻布高校。毎年のように東京大学や京都大学、一橋大学など難関大学に多くの生徒たちが進学しています。
自由闊達な校風を掲げ、生徒たちの自主性を尊重している麻布高校の輝かしい実績の裏側で、思いもかけない事件が多発しているとは驚きでした。
2002年に文化祭実行委員会のメンバーが近隣公園で不祥事を起こし、2008年は運動会実行委員会のメンバーが校内で窃盗を、2019年には文化祭実行委員会の一部のメンバーの火遊びによって火事が起きたりと、定期的に問題が発覚。
なかでも、衝撃的だったのが2013年に起きた「ゲロ煮込み鍋事件」です。
ラッパーのThoji氏を含む運動会実行委員会のメンバーが、吐しゃ物を煮込んで他の部門の生徒たちに食べさせたというこの事件。
他にも細かい問題を起こしていたということで運動会は中止になり、Thoji氏はその後、麻布高校を退学させられています。
吐しゃ物をと考えただけでも気分が悪くなりますよね。
天才と何とかは紙一重といいますが、人が嫌がることをやらないという当たり前のことから逸脱してしまう生徒がいる麻布高校のイメージは、結構ヤバい点がありそうです。
麻布高校がやばいとの口コミ2:お金持ちが多い?
私立校に通わせるには、当然公立校と比べて圧倒的に高い学費を払っていかねばならないわけですが、御三家と比較して麻布高校の学費はどうなのか、気になったので調べてみました。
中高一貫校なので中学入学時の費用についてご紹介します。
麻布、開成、武蔵の3校について、学費を比較すると、初年度に必要となる納入金に大きな隔たりはないことがわかります。
以下の表は、各校が公表している入学金、授業料などを基に算出した初年度納入金の概算です。
学校名 | 入学金 | 授業料 (年額) | 施設費・その他 (年額) | 初年度納入金合計 (概算) |
---|---|---|---|---|
麻布中学校 | 300,000円 | 542,400円 | 333,800円 | 1,176,200円 |
開成中学校 | 320,000円 | 492,000円 | 304,200円 | 1,116,200円 |
武蔵中学校 | 370,000円 | 600,000円 | 322,600円 | 1,292,600円 |
また、入学後には寄付金を払うことも考えると年間130万から150万円ほどはキープしないとなりません。
そう考えると、公立高校の激安ぶりと比較したら、お金持ちばかり通っているのではないかと思いますが、実際にお子さんが通われている方の口コミには、都心部に住んでいる以外の方たちは、結構普通のご家庭が多いともありました。
当然お金持ちもいるけれど、中小企業の社長や大手の普通のサラリーマンのご家庭もいるなど、様々な家庭環境の子供たちが集まっている学校なのですね。
どのくらいの年収層を普通の家庭とするのかは人それぞれだと思いますが、我が子が目指すならば頑張って入学させてあげたいと思うでしょうから、教育費は早いうちからコツコツ増やしていった方がよさそうです。
年間100万越えを大学卒業するまでと考えたら1,000万円以上かかると思うと、教育費の負担て本当にヤバい程きついですね。
麻布高校がやばいとの口コミ3:偏差値が高すぎる
受験に際しての指標となる偏差値。
平均を50として、そこからどのくらい離れているかを示しているのが偏差値です。
普通を50とすると、偏差値60はテストで80点ほどで結構出来るタイプ。その上をゆく70ともなると、90点は当たり前の頭脳明晰タイプというイメージです。
偏差値上位の学校は78でも75でも、普通とはかけ離れた天才児たちの集まりなのでしょう。誰がどこに入ってもおかしくない実力を備えています。
中学受験を制し、自由な環境で豊かなコミュニケーションをはぐくみ、自主的に思考し行動する生徒たちが集まる麻布高校は、やはり偏差値もヤバい程高かったですね。
一部の生徒たちのあり得ない事件が頻発して悪いイメージもついてしまっているでしょうが、可能性と能力にたけた麻布高校の生徒たちが、これからどんな社会を作っていってくれるのか、期待していきたいと思います。
麻布高校についておさらい
開成や武蔵と並び「御三家」と呼ばれる麻布高校は、東京都港区にその地をかまえる中高一貫の男子高校です。
1895年に東洋英和学校普通科の学長であった江原素六氏が、同校内に尋常中学部を設立したことに始まり、今年で創立127年を迎えます。
その長い歴史の中で、福田康夫元総理や橋本龍太郎元総理、谷垣禎一元自民党総裁、北の国からを手掛けた倉本聰氏や、芥川賞作家の吉行淳之介氏など、多くの著名人を輩出してきました。
麻布高校の歴史
年代 | 出来事 |
---|---|
1895年 | 江原素六によって「麻布尋常中学校」として設立。東洋英和学校内に校舎を構える。 |
1899年 | 「麻布中学校」に改称。 |
1900年 | 現在の校地に移転。 |
1923年 | 江原素六記念講堂(講堂)が建設される。 |
1932年 | 校舎が再建され、現在の3階建て校舎が完成。 |
1947年 | 新学制により「麻布中学校」として再編。初の文化祭を開催。 |
1948年 | 「麻布中学校・高等学校」として再編され、6年間一貫教育を開始。 |
1961年 | 体育館が再建される。 |
1966年 | 図書館と美術棟が建設される。 |
1970年代 | 学園紛争が発生。これを契機に校則が廃止され、自由な校風が確立される。 |
1995年 | 創立100周年を迎え、記念館(図書館)が建設される。 |
2015年 | 創立120周年を迎え、新体育館が建設される。 |