『仮面ライダーサモンライド!』ですが、人気作品の一方で「高額な課金が前提のゲームシステム」「ゲーム自体の品質の低さ」「原作ファンを軽視した内容」という3つの大きな問題点が複合的に絡み合った結果、炎上しました。
ソフト本体の価格に加え、プレイアブルキャラクターを増やすために高額な追加投資が必要な「Pay-to-Win(課金しないと勝てない)」とも言える仕様は、子供向けのゲームとしてどうなのかと批判を受け、長いロード時間や頻発するフリーズといった技術的な問題、そして仮面ライダーたちが喋らない、歴代ライダーが理由なく敵として登場するなど、原作へのリスペクトが感じられない演出がファンの怒りを買い、大規模な炎上へと繋がったのです。
今回はそんな声をなんJやSNSなどネットを中心に調査しました。
サモンライドがひどいとの口コミ1:課金しないと勝てない?

サモンライドは「フィギュア召喚アクション」というジャンルが付けられているように、連動玩具を使用し、それらをゲーム内に召喚して戦っていく育成型アクションゲームなのですが、ネット上ではサモンライドが「ひどい」という口コミが多発しています。
中でも特に多いのが「課金」に関する口コミであり、多くの人が「課金しなければ勝つことができない」と不満を露にしています。
サモンライドの「課金」に関する口コミは以下の通りです。
このように、ネット上にはサモンライドの課金に関する口コミが多く寄せられており、多くの人が「サモンライドはお金がかかる」と感じていました。
サモンライドは課金をしないと平常なプレイができないとの噂が浮上しており、本作に付属するライドフィギュアはドライブ・鎧武・ウィザードの3体のみで、それ以外のライダーを使いたければ別売りのフィギュアセットを購入しなければいけません。
さらに、本作ではフィギュアの所有数は残機と同じ意味を持ち、クリアの難易度はこの上なく露骨に直結しているのです。
理不尽な難易度の高さもあるため、フィギュアを買い足さずに本作のクリアを目指すのは相当に困難であり、多くの人がクリアしたさに課金していることから、「課金ライダー」や「課金ゲー」などと、課金なしでは楽しめないゲームとして知れ渡ってしまったのでした。
サモンライドがひどいとの口コミ2:キャラクターの扱いが雑?
「課金をしなければクリアできない」といった酷評が相次ぐサモンライドですが、キャラクターの扱いが雑でひどいという口コミも寄せられています。
仮面ライダーたちはRPGの主人公、あるいは召喚獣の扱いがあるのですが、サモンライドでの仮面ライダーたちはほとんど話をしません。
ほとんどのストーリーがオリジナルキャラクターや敵のキャラクターで回され、各ライダーたちのイメージが台無しとなり、仮面ライダーカブトや仮面ライダーフォーゼなどのキャラクター性で人気が高いライダーたちの強みが死んでしまっているのです。
また、仮面ライダーのゲームは多少はゲームとしての質が悪くても、仮面ライダーの再現度が高いことを重視しているとの声も多いのですが、本作の再現度はほとんど皆無の状態です。
敵のキャラクターは怪人、仮面ライダーを含め原作の設定をほぼ無視する形での登場となり、ボスの怪人や仮面ライダーが次々と量産され、不自然に巨大化してパワーアップするなどと、内容が雑になっています。
雑なのは仮面ライダーのキャラクターたちの扱いだけでなく、アクションとしても雑な要素がたくさんあります。
アクションとして雑な点は、こちらの攻撃時間に無敵時間がほとんどない、回避や防御でコンボの途中のキャンセルができない、必殺技やコンボの最中でも簡単に横からザコ敵に割り込まれるなどと数多く、アクションゲームとしての雑さも指摘されていました。
このように、人気キャラクターが雑に扱われていることに仮面ライダーファンの多くは落胆していますが、アクションゲームであるにも関わらずアクションとしての質も悪いことから、「クソゲー確定」と言われるようになってしまったのでした。
サモンライドの良い口コミ:声優が一流
低評価な口コミが相次いでいるサモンライドですが、中には「声優が一流」といった高評価な口コミも少なくありません。
サモンライドの「声優」に関する口コミは以下の通りです。
このように、ネット上にはサモンライドの声優に関する口コミが多く寄せられており、多くの人が「声優が豪華」と評価していました。
サモンライドの声優には、竹内涼真さんや佐野岳さん、小林豊さんなどと豪華な顔ぶれとなっていて、本人役で出演しているライダーもいれば、本作品オリジナルキャラクターの声優も有名声優を起用しています。
主要キャラクターおよび声優一覧
以下に、『仮面ライダー サモンライド!』に登場する主要なキャラクターと担当声優をまとめます。
プレイアブル仮面ライダー
| 役名 | 声優 |
|---|---|
| 仮面ライダードライブ | 竹内涼真 |
| 仮面ライダー鎧武 | 佐野岳 |
| 仮面ライダーバロン | 小林豊 |
| 仮面ライダーウィザード | 白石隼也(※代役) |
| 仮面ライダービースト | 永瀬匡 |
| 仮面ライダーフォーゼ | 福士蒼汰(※代役) |
| 仮面ライダーメテオ | 吉沢亮(※代役) |
| 仮面ライダーオーズ | 渡部秀(※代役) |
| 仮面ライダーバース | 岩永洋昭(※代役) |
| 仮面ライダーW(翔太郎) / 仮面ライダージョーカー | 桐山漣 |
| 仮面ライダーW(フィリップ) | 菅田将暉(※代役) |
| 仮面ライダーアクセル | 木ノ本嶺浩 |
| 仮面ライダーディケイド | 井上正大 |
| 仮面ライダーディエンド | 戸谷公人 |
| 仮面ライダーイクサ | 加藤慶祐 |
| 仮面ライダー電王(モモタロス) | 関俊彦 |
| 仮面ライダー電王(ウラタロス) | 遊佐浩二 |
| 仮面ライダー電王(キンタロス) | てらそままさき |
| 仮面ライダー電王(リュウタロス) | 鈴村健一 |
| 仮面ライダーガタック | 佐藤祐基 |
| 仮面ライダーザビー / 仮面ライダーキックホッパー | 徳山秀典 |
| 仮面ライダーパンチホッパー | 内山眞人 |
| 仮面ライダーブレイド | 椿隆之 |
| 仮面ライダーギャレン | 天野浩成 |
| 仮面ライダーカリス / ジョーカー | 森本亮治 |
| 仮面ライダーレンゲル | 北条隆博 |
| 仮面ライダーファイズ | 半田健人 |
| ホースオルフェノク(木場勇治) | 泉政行 |
| 仮面ライダー龍騎 | 須賀貴匡 |
| 仮面ライダーアギト | 賀集利樹 |
敵キャラクターおよびオリジナルキャラクター
| 役名 | 声優 |
|---|---|
| フェニックス | 篤海 |
| 恐竜グリード | 神尾佑 |
| 仮面ライダーエターナル | 松岡充 |
| スーパーアポロガイスト | 川原和久 |
| 仮面ライダーダークキバ | 山本匠馬 |
| トレイナ | 久川綾 |
| メモル | 阿澄佳奈 |
| ミヌーク / ギガスタル(最終ボス) | 中田譲治 |
声優以外にもオープニング主題歌も高く評価されており、寄せられている口コミも「サモンライドは主題歌は神」、「サモンライドの主題歌はカッコいい」などと高評価なものばかりです。
サモンライドのオープニング主題歌は、「Break The World」という曲名であり、作詞・作曲はAJURIKAさん、歌は田中昌之さんです。
「クソゲー」と低評価な口コミが目立つサモンライドですが、豪華な声優やオープニング主題歌はしっかりと評価されており、ゲームの質が低いことに「もったいなさ」を感じてしまったのでした。
仮面ライダーサモンライド!についておさらい
「仮面ライダーサモンライド!」とはバンダイナムコゲームズより2014年12月4日に発売されたPlayStation 3およびWii U用のゲームソフトです。
近距離無線通信機能をメインとしたゲームであり、同梱の台座・ライドゲートにライドフィギュアを置いて読み取ることで、プレイヤーとなる仮面ライダーを召喚し、ライドチップを追加してサポートを行います。
特撮テレビドラマシリーズ「仮面ライダーシリーズ」をモチーフにしたアクションゲームであり、火・水・風・闇の5つの要素で成り立った不思議な異世界「クリスタルワールド」に幾多の怪人が襲来し、滅亡の危機に応えて仮面ライダーが呼び出されたというストーリーとなっています。
ライドフィギュアには5種類の属性があり、火(赤)、風(緑)、水(青)、光(黄)、闇(紫)のそれぞれに向き・不向きの相性があり、特定のルートを切り開くために必要な部分もあります。







