YOASOBIの人気曲「夜に駆ける」ですが「怖い」「ひどい」と噂されているようです。

(出典:Google)
「夜に駆ける」の歌詞が怖い?意味がひどい?
サブスクで10億回超えのヤバい曲として話題となった「夜に駆ける」ですが、検索閣下には「怖い」というワードが出てくるようです。
調査すると、次のような声もあるようです。
歌詞の意味が怖い?ひどい?
「夜に駆ける」が怖い・ひどいと言われているのは「歌詞」が原因のようで、なんと心中ソングでYouTube規制が入ったのだとか。
そこで、「夜に駆ける」を序盤・中盤・終盤に分けて意味を紹介します。
序盤の意味
『沈むように溶けてゆくように
二人だけの空が広がる夜に
「さよなら」だけだった
その一言で全てが分かった
日が沈み出した空と君の姿
フェンス越しに重なっていた』
冒頭の部分には「さよなら」や「フェンス越し」という単語が使用されています。
原作となった小説「タナトスの誘惑」とは死を描いた物語であり、序盤からなんだか不吉な予感がしますね。
中盤の意味
『初めて会った日から
僕の心の全てを奪った
どこか儚い空気を纏う君は
寂しい目をしていたんだ』
中盤になると、主人公は彼女に心を奪われていたことが分かります。
序盤の「さよなら」「フェンス越し」という歌詞から、主人公は飛び降りようとするほど好きであったようですね。
終盤の意味
『終わらない日々に泣いていた僕を
君は優しく終わりへと誘う
沈むように溶けてゆくように
染み付いた霧が晴れる』
終盤では、主人公のモヤモヤした気持ちは晴れていることが分かります。
しかし、その後の「終わりへと誘う」という単語は命への終わりなので?と想像してしまいます。
「夜に駆ける」という意味はタイトルにもなっているのですが、「空へ飛び立つ」という意味があるのかもしれませんね。
また、男性が飛び降りたという見方がある一方で、男性と女性2人が一緒に飛び降りたとの意見も挙がっています。
実際に、原作小説のタナトスとは、人間を支配する存在であり、タナトスに支配された人間は死神が見えるようになるという設定があります。
死神は見る人間にとって最も魅力的な姿をしており、男性の視線の先にいる女性は死に誘惑されている状態であることが分かります。
そして、男性が女性から手を出され、2人で手を取って飛び降りたことが読み取れるのです。
男性のみが飛び降りたのか、それとも2人で一緒に飛び降りたのかは定かではありませんが、よからぬことが起きたことに変わりはありませんね。
このことから「心中ソング」と話題になった「夜に駆ける」は、2021年5月30日にYouTubeで規制がかかってしまいました。
規制される理由としては、「一部の視聴者にとって攻撃的または不適切な内容を含んでいる」ということで、命に係わる内容であることが分かります。
小説を題材にしているだけあって、楽曲の歌詞に込められた意味に深みがありますね。
さまざまな意見が挙がっているので、どれが真実かは定かではありませんが、多くの人が心中ソングと感じていることは確かです。
なぜ「夜に駆ける」は人気なの?
2020年を代表する曲となった「夜に駆ける」。
CDを発売せず、デジタル配信のみで楽曲を展開し、TikTokでの流行が人気に火をつけた楽曲は、どうしてこれだけの人気を獲得したのか気になりますよね。
調査すると、次のような声があるようです。
今っぽさが詰め込まれたメロディ
「夜に駆ける」は、今っぽさが詰め込まれており、令和の時代にマッチしている楽曲と言われています。
2010年前後からニコニコ動画で流行り出した初音ミクに代表されるボーカロイドの楽曲では、こうした人には歌えないような楽曲は多く存在しました。
そこから十数年を経て、人が歌う曲でもそのようなことが当たり前にできるクリエイターが増えてきました。
また、今まではそのような曲を作ってもサブカルチャーとして捉えられ、マジョリティの支持をあまり得ることがなかったイメージがありましたが、今ではここまで支持を得られるようになったのです。
「夜に駆ける」のような、音程を補正するソフトが進歩した今だからこそできる「人が歌うのは難しい」メロディが入っている曲は、時代性を感じます。
ピアノがかっこいい
「夜に駆ける」のピアノはベースやドラム、ギターなどでサウンドを安定され、その上でピアノは遊び動いています。
一見すると動き回るピアノは歌の邪魔になりそうなものですが、決して邪魔になっておらず、ボーカルのIkuraさんの声と非常にマッチしています。
これだけピアノの音を詰め込んでも成立させられるのは、作曲したAyaseさんのセンスあってのことでしょう。
世の中にはさまざまな音楽が溢れていますが、小説をもとに巧みなストーリー展開と表現力が優れた楽曲は唯一無二の存在です。
YOASOBIの楽曲は今後も目が離せませんね。
「夜に駆ける」の良い口コミ
TikTokでの流行が人気に火をつけた「夜に駆ける」は今の時代を象徴するような楽曲です。
今の時代にフィットしている
「夜に駆ける」がヒットしていると実感を感じたのは、公開してから約半年後のことでした。
CDの販売を産業の主軸としていたかつての音楽業界では、作品をリリースした週に音楽チャートの上位に入り、それ以降は音楽チャートの順位が下がっていく一方というのが通例で、リリースした半年後に音楽チャート1位をとることは非常に稀なケースでした。
今の時代は音楽の出会い方、聴かれ方が変わっていて、最初にCDを手に取る人はかなり少なくなっています。
そのため、インターネットが入り口になったことで「夜に駆ける」は今まで以上に、ヒットすることとなりました。
「夜に駆ける」は、X(旧:Twitter)やInstagram、TikTokなどのSNSで話題になり、そこからYouTubeやApple musicやSpotifyなどのサブスクのプレイリストやランキングに入るようになり、人気が拡大していったのでした。
原作の小説がある
「夜に駆ける」は、原作の小説があるという点が大きなポイントです。
ただ曲を聴くだけでなく、一回小説を読んで聴くことでさらに楽曲の良さが出てきます。
「夜に駆ける」は原作の小説がまずあって、楽曲はそのストーリーを分解して音楽という形で再構築するといううやり方をしているので、小説を見ることで補完される部分もあり、音楽も聴いたからこそ小説を読んだときに新しい世界観や色味が見えてくることもあります。
「夜に駆ける」を聴いたことがある人は、ぜひ原作である「タナトスの誘惑」を読んでみてくださいね。
「夜に駆ける」についておさらい
「夜に駆ける」とは、日本の音楽ユニットYOASOBIの楽曲です。
小説を音楽にするYOASOBIとして初の作品であり、小説投稿サイトの「monogatary.com」に投稿された星野舞夜さんの小説「タナトスの誘惑」を原作として作詞・作曲されました。
また、制作秘話としてコンポーザーのAyaseさんは「YOASOBIの一発目の曲で、デビュー曲ということもあるし、小説を音楽にするっていう新しい試みの第1弾だった」と話し、デモ音源を20曲から30曲ほど作るなどして3か月間の時間を要しました。
「夜に駆ける」はどんな人に向いている?
今回は「夜に駆ける」に対する声を調査しました。
「夜に駆ける」は日本の音楽ユニットであるYOASOBIの初めての楽曲であり、Billbord JAPANチャートにおけるストリーミングの累計再生回数10億回を突破しました。
「夜に駆ける」が向いている人は、次の通りです。
この楽曲は、小説投稿サイトmonogatary.comに投稿された星野舞夜さんの小説「タナトスの誘惑」を原作として作詞・作曲されました。
小説では、恋人との別れにより自殺を決意した女性が、偶然出会った男性と共に夜の街を駆け抜け、最後は二人で自殺するという物語が描かれています。