参拝客が多い武田神社ですが、初詣の期間だけでも10万人以上も参拝に訪れる有名なスポットです。
ご利益を求めて全国から色々な方が訪れるのですが、「武田神社には神様がいない。」といった噂を聞きました。
参拝に行ったのに神様がいないと聞くと複雑な感じがしますよね。
実際のところどうなのでしょうか?

武田神社に神様はいないって本当?どんな歴史・由来の神社か解説
武田神社は、戦国時代きっての名将である「武田信玄」を御祭神としています。
大永元年(1521年)、石水寺要害城に誕生し天正元年4月12日に上洛の夢半ばに信州駒場で53歳の生涯を終えますが、21歳の時に国主となって以来30年余、諸戦に連戦連勝を重ねるのみならず、領国の経営に心血を注ぐ中、特に治水工事、農業・商業の隆興に力を入れ、領民にも深く愛されました。

大正4年、大正天皇のご即位に際し信玄公墓前に従三位追贈(じゅさんみついぞう)が奉告されたのを契機に、ご遺徳を慕う県民に武田神社創建の気運が湧き上がり、官民一体となった「武田神社奉建会」が設立され、武田信玄の本拠地である山梨県甲府市に浄財によって大正8年には社殿が竣工、4月12日の命日には初の例祭は奉仕されました。
武田神社は信玄公の父君信虎公が永正16年(1519年)に石和により移した「躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)」に鎮座していて、この館には信虎・信玄・勝頼の三代が60年にわたって居住し、昭和13年には国の史跡として指定されています。
ちなみに明治神宮や北海道神宮についても神様がいない噂があるようです。


武田神社はどんなご利益があるのか?参拝がおすすめの人とは

武田信玄を御祭神としている武田神社は、商売繁盛・開運・勝負運・厄除などのご利益があります。
特に甲斐国の守護神であるばかりでなく、武田信玄の勝運の強さから「勝運」のご利益が有名で、勝負事に限らず「人生そのものに勝つ」「自分自身に勝つ」というご利益をいただけます。
また、農業・商業・工業を振興されたことから産業・経済の神としても信仰を集め、民政の巧みさから政治家の方々からもまさに神として崇敬を集めています。
宝物殿には、国の重要文化財に指定されている「吉岡一文字」の太刀など歴史的な品が収蔵されていて、戦国の世に命を懸けて天下統一の夢、内政に心血を注いだ武士の情熱を感じることができます。
菱和殿は武田神社に「御祈願」のために参拝される方のために作られたもので、お宮参り・車のお祓い・厄除け・商売繁盛・家内安全・必勝祈願の御祈願が予約なしで随時できます。
武田神社のパワースポットを紹介
名将である「武田信玄」を御祭神としていることから、武田神社は「勝運」のご利益をいただけるパワースポットとして有名です。
「三葉の松」
信玄公が亡くなった際に、生前に信仰されていた高野山のものが亡くなった信玄公を慕い、種がこの地に飛んで来て育った三葉の松は、黄金色になって落葉することから、身につけると「金運」のご利益があるといわれています。
「亀石」
「君が代」でも有名なさざれ石は武田神社御創建100年記念に向け数野総代が奉納したもので、形が亀に似ていることから亀石と名付けられました。
亀は長寿の象徴ですので、延長長寿のご利益がいただけます。
「姫の井戸」
信玄公のご息女が誕生した時に産湯として使用されたことから名付けられたといわれ、延長長寿・万病退散のご利益があるといわれています。
自由に水取りができ、授与所には特製ペットボトルが販売されています。
「右近の橘・左近の桜」
京都御所の「紫宸殿(ししんでん)」に植えられた橘と桜を指し、宮中警護の左近衛府・右近衛府が橘と桜の近くに配陣していたことが始まりとされています。
右近の橘は常緑樹であることから古来から「非時の香の木実」と呼ばれ、不老長寿のご利益があります。
左近の桜はもともと梅でしたが960年の内裏焼亡の際に焼失し、内裏新造のとき梅に代えて桜が植えられたもので災難除けのご利益があります。
武田神社に売っているお守りの種類や効果
武田神社に売っているお守りの種類についてご説明いたします。
- 仕事守 ー 勝運のご利益から、ビジネスで成功したい方など仕事運をアップさせたい方に人気のお守りです。
- 就職成就守
- 旅行安全守
- 子供安全守
- 学業成就守
- 合格守
- 幸福守(もも・ぶどう) ー ももとぶどうのかわいいデザインから、女性やお土産としても人気のお守りです。
- 甲州金開運守
- 水晶軍配守
- 災難除守
- 厄除水晶守
- 身体健康錦守
- 身体健勝印伝守 ー 印伝の生地と同じものが使用されていて二色あります。
- 交通安全キーホルダー守
- 交通安全守
- 交通安全軍配守
- 交通安全ステッカー ー 武田信玄の横顔が描かれたデザインで、車体などに貼れるステッカーになっています。
- 交通安全錦守
- 交通安全ナンバーキー守
- 金運守 ー 境内にある「三葉の松」の葉が納められて、人気のお守りです。
- 勝守 ー 武田神社といえばやはり勝運ですので一番人気のお守りです。
- 招運守
- 病気平癒守
- 安産守
- 縁結守
武田神社のおみくじの特徴は?
武田神社のおみくじは複数存在します。
それぞれご紹介いたします。
- 勝みくじ ー 勝運で有名なため一番人気なおみくじで、勝運を上昇させる縁起物が入っています。
- 縁結びみくじ ー 中におみくじとトンボ玉根付が入っていて、13種あります。かわいいデザインですので持ち歩くのもおすすめです。
- 男みくじ・女みくじ ー 紙質やデザインが金色と豪華で、中には財布などに入れて持ち歩ける小さいお守りが入っています。
他にも、招き猫みくじ・幸福みくじ・干支みくじと種類豊富です。
さらに、宝物殿の近くに自動販売機型の「獅子舞おみくじ」があります。
ガラス張りの大きな箱の中には獅子舞が舞いながらおみくじを運んできてくれるというもので、武田神社特有のちょっと珍しく縁起の良いおみくじですのでおすすめです。
スピリチュアル体験?武田神社で不思議な体験をした人の声を調査!
【正月】武田神社の初詣の空いている時間帯は?露店情報も

12月31日23時から1月1日17時まで、1月2日から3日9時から17時までは交通規制がありますので、徒歩または公共交通機関をご利用での参拝を呼びかけています。
特に12月31日23時から1月1日15時頃までは混雑が予想されますので、この時間を避けての参拝をおすすめします。
2、3日の早朝もしくは夕方ごろが比較的に空いていると言えます。
露店は、大晦日から元旦午前8時までは営業せず、1月1日から3日の午前8時から夕方まで、境内西側・西参道出口付近に出店します。
4日から10日及び15日以降の週末も午前9時から夕方まで神社周辺に出店予定です。







