消防団について「いらない」「あほらしい」などさまざまな声がネットにはあるようです。

(出典:google)
消防団が「いらない」「あほらしい」「時代遅れ」との声はなぜ?
消防組織法に基づいて各市町村に設置される消防機関「消防団」ですが、調査すると、次のような声もあるようです。
飲み会などのイベントに強制参加させられる?
消防団が「いらない・あほらしい・入るな」と言われる理由の一つ目に「飲み会などのイベントに強制参加させられる」という声があります。
消防団は、災害時に消防署と協力して、自分たちの街を守るための組織ですが、イベントが多いとの声も挙がっています。
自治体によって実態は異なりますが、年額報酬、出動手当などが団員に支給されることで、組織で慰安旅行や飲み会が頻繁に開催されているようですね。
中には「仕事を休んででも来い」と言われた消防団員もいるようで、イベントに強制参加させられることが嫌で消防団に入団することを拒絶する人はたくさんいます。
消防団の仕事は、火災の消火、災害対応、機器の保守、訓練、子どもへの指導、応急救護、予防広報など多岐にわたります。
地域にとってとても重要な組織ですが、これらの活動以外にも飲み会や旅行などのイベントに強制参加させられるというのは、過酷な環境であることは間違いありません。
一昔前までは職場の飲み会に参加するのは当たり前でした。
しかし、近年では職場関係の飲み会のあり方が変化してきており、「飲みにケーション」に否定的な若者が増えてきました。
年々減少傾向にある消防団ですが、飲み会などのイベントへの強制参加をなくすことで、消防団に対するマイナスイメージを払拭することができるかもしれませんね。
地域によってかなり差がある印象なので、入団する前に確認するのが良いですね。
報酬が消防団の行事に充てられる?
過去には、東京都東久留米市内の消防団に所属する男性が「自分に振り込まれている報酬なのに、自分で引き出すことができない」と、情報提供窓口「つながる毎日新聞」に寄せられました。
2~3か月ごとに東久留米市から消防団の報酬として数万円の入金があったようですが、その金額がいつも同じ宛先に送金され、残高は毎回ほぼゼロ。
送金先は男性が所属する消防団の口座になっていて、男性の報酬であるにも関わらず、消防団が管理し、飲み会や慰安旅行費に充てられているたことが明らかになりました。
この男性に限らず、消防団の報酬を勝手に組織の活動に回されたという話は少なくなく、多くの消防団員が被害に遭っています。
しかも自治体はそれを黙認していたというので驚きです。
団員個人の通帳やキャッシュカード、暗証番号を幹部が管理していたということは、幹部の圧力が相当強いということでしょう。
このような被害が相次ぐのであれば、消防団が「頭おかしい」と言われるのも納得ですね。
活動がめんどくさい?
消防団の活動自体に「めんどくさい」と感じている人も少なくありません。
消防団の活動内容は、消火活動のみならず、地震や風水害など多数の動員を必要とする大規模災害時の救助救出活動、避難誘導、災害防御活動を行います。
そのため、火災や災害が起こると、自宅や職場から現場へ駆けつけ、消火や救助活動を行います。
地域のために貢献できるというやりがいを感じられ、報酬も得られるというメリットもありますが、「大変そう」「団員との付き合いがめんどくさい」といったマイナスイメージが強いのも事実です。
また、若い団員が少なく、年配の堅苦しい団員が多いイメージも強いので、若者にとってはより「めんどくさい」と感じてしまうのでしょう。
消防団の参加は強制ではありません。
一般的に18歳以上である、またその市区町村に居住(勤務・通学)していることが入団資格の条例で定められているので、入りたくない人は無理に入団する必要はありません。
「頭おかしい」「クズの集まり」などとネガティブなイメージがある消防団。
消防団の集まりの後に飲酒運転が行われていたり、報酬が入らないといった事件が起きているのは事実です。
しかし、消防団に入団して懸命に地域に貢献しているという人も多く、純粋に使命感を持って活動している人もたくさんいます。
消防団に興味がある人は、まずは総務省消防庁の公式ホームページをチェックしてみてくださいね。
消防団がいらない?時代遅れなのか?
地域防災を支える消防団ですが、年々減少しているようです。
消防団が減少している理由は以下の通りです。
消防団は、火災の時には自宅や職場から現場に向かい、初期消火を行うなどといった役割があり、その歴史は江戸時代の町火消しまでさかのぼるのだそう。
歴史ある消防団ですが、年々減少傾向にあるのは深刻な問題のようですね。
また、消防団としての災害救助活動以外にも、飲み会や旅行などといったイベントがあるというのも若者が消防団を避ける大きな原因の一つとなっています。
体育会系や女・酒好きの人は消防団に向いているという声も少なくなく、消防団=飲み会というイメージは未だ払拭されていません。
地域への意識が低くなっているのも原因の一つではありますが、飲み会や旅行などのイベントを最小限に減らすことで消防団に対する意識も変わっていくのかもしれませんね。
消防団は、その地域に居住する人たちで組織されているため、町内の建物や道路、河川の状況を常日頃から把握しています。
町内の人々が安心して暮らせるのは、消防団のおかげと言っても過言ではありません。
消防団を増やすためには、消防団の待遇を良くするなどの対策が必要かもしれませんね。
消防団の良い口コミ
年々減少傾向にある消防団ですが、大規模災害時をはじめとし、地域の安全確保のために大きな役割を果たしています。
消防団の魅力は次の通りです。
やりがいを感じられる
消防団の最大の魅力は「やりがいを感じられる」という点です。
消防団の役割は、地域における災害対応のための訓練や火災予防運動としての夜警活動、防災訓練への協力など、幅広い範囲で地域のために貢献します。
また、災害時は消防署と連携した消火活動や、捜索・救助活動、避難誘導を行い、風水害のときは、河川の水位の警戒や土のう作りなども行うので、「住んでいる街を守る」という使命感を感じることができます。
さらには、地域の人々や団員など、普段の生活では知り合うことのない人とも顔見知りになっていくのも消防団の魅力ですよ。
報酬がもらえる
消防団は、多くの市町村で年額報酬(数万円程度)や災害活動または訓練に出動した際の出動手当(1回あたり数千円程度)などが支給されます。
※所属している自治体によって報酬額は異なるので、詳しくは所属している自治体に確認してください。
会社員の場合、給与以外に所得があると確定申告が必要となりますが、消防団に所属して報酬を得ていても確定申告をする必要はほとんどありません。
確定申告をする必要がないのも嬉しいポイントですね。
報酬のために消防団に入っている人は少ないようですが、少ない額でも報酬が貰えるのは嬉しいですよね。
災害救助活動の知識が得られる
消防団は、災害発生時には災害現場での消火活動をはじめ、自身や風水害といった大規模災害発生時の救助・救出・警戒巡視、避難誘導、災害防御など様々な現場で活躍します。
そのため、消防団に所属するだけで自然と知識が身に付けることができます。
消防団には、第三級陸上特殊無線技士や二級小型船舶操縦士、防火管理者や応急手当普及員などといった様々な資格取得にチャレンジが可能です。
また、手話や英会話などスキルアップに役立つ講習も受講できます。
消防団に所属することで、地域住民を守れるだけでなく、自身のスキルアップもできるのは一石二鳥ですね。
消防団はまだまだマイナスイメージが強く、若者にとっては面倒な組織と考えられています。
しかし、地域に密着し人命救助・非難支援を行う消防団は、日常では経験できないことばかりで魅力あふれる組織なのです。
やりがいを感じたい人や、スキルアップしたい人はぜひ消防団への入団をおすすめします。
消防団についておさらい
消防団とは、消防組織法に基づいて各市町村に設置される消防機関です。
常勤の消防職員が勤務する消防署とは異なり、火災や大規模災害発生時に自宅や職場から駆けつけ、その地域での経験を活かした消防活動や救助活動を行います。
消防団の入団資格は、市区町村ごとの条例で定められていますが、一般的に18歳以上でその市区町村に居住(勤務・通学)している人であれば男性でも女性でも入団可能です。
また、近年では女性の消防団への参加も増加しており、一人暮らし高齢者宅への防火訪問、応急手当の普及指導などにおいて活動しています。
消防団はどんな人に向いている?
今回は、消防団に対する声を調査しました。
消防団とは、消防組織法に基づいて各市町村に設置される消防機関です。
消防団が向いている人は次の通りです。
消防団は、地域に密着し、住民の安心と安全を守るという重要な役割を担います。
気になる人は、総務省消防庁の公式ホームページを確認してください。
消防団の基本情報
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 定義・根拠法 | 消防組織法に基づき、各市町村に設置される消防機関。 |
| 主な役割 | 火災時の消火活動、地震・風水害等の大規模災害時における救助・救出活動、避難誘導、災害防ぎょ活動。平常時には、訓練、住民への防火指導、巡回広報、特別警戒、応急手当指導など、地域に密着した活動を行う。 |
| 消防士との違い | 消防士は常勤の地方公務員であり、消防業務が本業です。一方、消防団員は非常勤特別職の地方公務員で、他に本業を持ちながら活動します。 |
| 身分・待遇 | 非常勤特別職の地方公務員。市町村の条例に基づき、年額報酬や災害・訓練への出動手当が支給されます。公務中に負傷した場合などのための公務災害補償制度や、一定期間勤務した団員への退職報償金制度があります。制服や活動に必要な被服は通常貸与されます。 |
| 組織 | 市町村長が管理者となり、消防団長が消防団の事務を統括します。団長、副団長、分団長、副分団長、部長、班長、団員といった階級制度が一般的です。多くの場合、地域ごとに分団が組織され、さらに部が置かれることもあります。 |
| 入団資格 | 一般的に、当該市町村に居住、勤務、または通学している18歳以上の健康な者とされていますが、詳細は各市町村の条例で定められています。性別を問わず入団可能です。 |
| 主な活動内容 | 災害時:消火活動、救助活動、避難誘導、警戒巡視、水防活動など。 平常時:消防訓練(消火、救助、応急手当等)、車両・資機材の点検整備、火災予防の啓発活動(広報、戸別訪問等)、地域の防災訓練指導、祭礼等の警備など。 |
| 多様な参加形態 | 全ての活動に参加する「基本団員」の他に、特定の任務や活動(例:大規模災害時のみ、広報活動のみ、後方支援のみ等)に従事する「機能別団員」や「機能別分団」といった制度を導入している市町村もあります。近年は女性消防団員や学生消防団員も増加しており、それぞれの特性を活かした活動が期待されています。 |
| 企業・事業所との連携 | 消防団員の約7割が被雇用者であるため、事業所の理解と協力が不可欠です。消防団活動に積極的に協力している事業所を認定し、表示証を交付する「消防団協力事業所表示制度」があります。これにより、事業所は社会貢献をアピールできます。 |
| 入団のメリット・得られるスキル | 災害対応能力や防災・救急に関する知識・技術が習得できます。地域社会への貢献実感や、年代や職業の異なる団員との交流による地域との絆の深化も期待できます。学生消防団員には、就職活動に活用できる「学生消防団活動認証制度」を設けている市町村もあります。特定の資格取得において、消防団員歴による試験科目の一部免除などの優遇措置がある場合もあります。 |
| 問い合わせ先 | 入団や活動に関する詳細は、お住まいの市町村の消防団担当部署、または最寄りの消防署にお問い合わせください。総務省消防庁の「消防団オフィシャルウェブサイト」でも、各地域の消防団の情報を検索できます。 |