インド洋東部ベンガル湾内にある「北センチネル島」について紹介します。
北センチネル島がやばい噂1:やらせ疑惑?
北センチネル島にはあまりにも信じ難い話がいくつかあることから、やらせではないか?との声もきかれます。
そこでやらせ疑惑について調査してみました。
センチネル族の生活や言語はやらせ?
センチネル族は外部との接触を拒否しており、彼らの歴史や文化、言語などはほとんど解明されておらず、他のアンダマン諸島の部族とも異なり、外部の人間には理解できません。
センチネル族に関する情報がほとんど不足しているため、彼らの存在自体がやらせではないかと疑う人がいるかもしれません。
センチネル族の攻撃性がやばい
センチネル族は外来者に対して弓矢や槍で攻撃することで知られており、近年も上陸しようとした人々が殺害される事件が起きています 。
センチネル族は弓の名手であり、遠距離からでも正確に命中させることができるほどだと言われています。
センチネル族の攻撃性や腕前が信じられないほど高いため、彼らの行動が演出されたものではないかと疑う声がありますね。
センチネル族の保護政策が矛盾?
インド政府はセンチネル族の権利や生活を尊重し、島への立ち入りを禁止しています。
しかし、過去にはインド政府や民間団体がセンチネル族とのコンタクトを試みたり、プレゼントを贈ったりしており、その際にはセンチネル族も友好的な態度を見せたことがあります。
このようにセンチネル族の保護政策が矛盾しているため、彼らの反応が操作されたものではないかと疑う人がいるかもしれません。
北センチネル島がやばい噂2:出身の芸能人は松本伊代?
北センチネル島出身の芸能人に関する情報は、TikTokで検索されているものの、具体的な芸能人の名前や詳細は見つかりませんでした。
北センチネル島出身の芸能人という噂は、日本の元アイドルの松本伊代さんに関するものでしたが、これは彼女のデビュー曲「センチメンタル・ ジャーニー」とセンチネル島の語感が似ているという、完全なネタです。
これまでお伝えした事のように、センチネル族は外部との接触を非常に拒んでいます。
その為、部族の繁栄はその島に生まれた人間のみで、外部に出ていくこともないかと思われます。
北センチネル島がやばい噂3:人喰いがいる?
北センチネル島の住民であるセンチネル族は、外部との接触を拒否しており、上陸した人が殺されることが報告されたことから人喰いではないか?との噂もあります。
次はその噂について調査していきます。
彼らの猛々しさを示す事件は、2006年にも起きた。舟で眠っている間に北センチネル島の砂浜に漂着してしまった2人の漁師が、センチネル族によって殺害されたのだ。遺体を回収するためにヘリコプターが着陸を試みたが、島民がヘリコプターに矢を放ってきたため、回収は断念された。
(引用:National Geographic)
この事件では2名が犠牲者となってしまい、母国へ帰ることはできませんでした。この対応に実はセンチネル族は人喰いではないか?という噂がたつ理由の1つではないかと推測します。
インド政府はセンチネル族の権利を尊重し、島への接近を禁止してしまいます。
ですが過去の1991年にはインド国立人類学研究所がセンチネル族にココナッツを贈ることに成功しましたが、これが唯一の「友好的な接触」とされ、友好関係を築けるものだと思ったそうですが、その関係が変わることは今もなさそうです。
北センチネル島は現代に残る謎の島であり、人食いの噂は真偽不明ですが、センチネル族の生活や文化を尊重することが大切だと思います。
北センチネル島がやばい噂4:生活水準がおかしい?
彼らは狩猟や沿岸での釣りで食料を確保しつつ、石器時 代的な生活を営んでいるとされます 。
彼らは非常に排他的であり、外部との接触に対して極めて否定的な態度を取っているので、自給自足の暮らしを営んでいるのです。
実際に現地調査が困難な事から、北センチネルの生活水準を正確に測定することは不可能ですが、彼らの生活は現代社会とは大きく異なり、金属や電気などの技術をほと んど使っていないと考えられます 。
他の文化から閉鎖されている彼らにとっては他国の生活と比べるものが無いため、現状に満足しているのではないでしょうか?
それが本当に幸せな事かどうかは彼らにしか分かりません。
北センチネル島は渡航可能?
北センチネル島への渡航は現在不可能です。
現在はインド政府によって島への立ち入りが禁止されており、島5キロ以内に入った場合は罰すると決めています。
島に住むセンチネル族は外部との接触を拒否しており、上陸を試みた人間を攻撃することがあります。
また、センチネル族は多くの病気に対する免疫を持たないと考えられるため、外部からの感染症の持ち込みによって民族絶滅の危険があります。
インド政府はセンチネル族の生活を尊重し、干渉しない方針であり、島の監視・警備も遠方から行っています。 したがって、北センチネル島への渡航は不可能ですし、危険です。
北センチネル島についておさらい
北センチネル島はインド洋東部ベンガル湾内にある未開の島で、インド領アンダマン諸島に所在し、南アンダマン島の西約30kmに位置し、島の面積は59㎢で最高地点の標高は122mです。
この島の先住民であるセンチネル族は数万年前にアフリカから移住してきたと考えられており、独自の言語や文化があります。
外部との接触を強く拒否しており、外来者に攻撃的であり、行政当局も何度も追い返されているそうです。
分類 | 項目 | 詳細 |
---|---|---|
地理 | 位置 | ベンガル湾内、南アンダマン島の西約30km。インド・アンダマン諸島に属す |
面積・地形 | 約59.67km²。2004年の地震で最大2m隆起、島の輪郭が変化 | |
最高地点 | 標高122m。海岸から内陸に向かって徐々に高くなる構造 | |
自然環境 | ほぼ全域が森林。一部に伐採痕や放棄された構造物あり | |
センチネル族 | 人口推定 | 推定50〜400人。正確な統計は存在せず、変動の可能性あり |
生活 | 石器時代的な狩猟・漁労生活。漂着物から金属を利用しているとみられる | |
言語 | センチネル語。アンダマン諸語とは大きく異なり、島外で理解できる者は皆無 | |
性質 | 極度に排他的で外部からの接触を拒絶。言語や文化も不明点が多い | |
起源 | 最古で6万年前にアフリカから移住したとされ、長期にわたり孤立 | |
接触の記録 | 1991年のココナッツ贈呈が唯一の比較的友好的な交流事例 | |
行政と法規 | 法的地位 | インド南アンダマン県ポートブレア郡に所属(名目上)。実質的には部族の主権が黙認 |
保護方針 | 病原体への脆弱性を考慮し、非接触政策を採用。1996年以降接触試みは中止 | |
立入制限 | 少数民族保護法により半径5km以内への進入は禁止。違反は刑事罰対象 | |
監視体制 | 沿岸警備隊や地元警察が監視を実施。観光化や無断接近の動きに警戒 | |
災害時対応 | 大規模災害や疫病発生時を除き、原則的に干渉しない方針 | |
主な事件 | 1880年 | 英軍が島民を連れ出す。2名死亡、他は返還されたが以降攻撃性が増したとの指摘あり |
2006年 | 漂着したインド人漁師2名が殺害される。遺体回収試みにも矢で応戦 | |
2018年 | 米国人宣教師ジョン・チャウが違法上陸し殺害される。関係者7名が逮捕 | |
2025年 | 米国人YouTuberが接近・上陸し逮捕。SNS利用者による軽率な行動が社会問題化 | |
国際的反応 | 未接触部族の保護に関する国際規範に違反する事例として批判。センチネル族の権利擁護が優先される傾向 |