「ネプテューヌ」シリーズは、実際のゲーム業界をモチーフにしたユニークな世界観で、多くのファンを魅了し続けているRPGですが、やはり、その魅力は、なんといっても架空のゲームハードを擬人化した可愛らしい女神たちにあります。
実は、キャラの名前や性格には、元になったとされるゲーム機の特徴が色濃く反映されているのです。
本記事では、そんなネプテューヌのキャラクターたちの元ネタを、専門的な観点やSNSの声も交えながら徹底的に調査・紹介していきます。
ネプテューヌの元ネタは?ユニやノワールなどキャラのモデルって?

このシリーズのキャラクターは、ただ可愛いだけでなく、その背景にある元ネタを知ることで、より一層物語を深く楽しむことができるのです。
ここでは、人気の高いキャラクター「ノワール」と「ユニ」、そしてシリーズの顔である「ネプテューヌ」たち四女神の元ネタについて、詳しく見ていきたいと思います。
元ネタ1:ノワールとユニのモデルは「黒」と「携帯機」の象徴

まずご紹介するのは、ラステイションの守護女神ノワールと、その妹であるユニです。この二人は、ある特定のゲームハードメーカーを象徴する存在としてデザインされていると考えられます。
その名前や設定には、元ネタへの深いリスペクトと遊び心が込められているのです。
ノワール

ノワールは、ラステイション大陸を守護する女神「ブラックハート」の人間時の姿で、その名前はフランス語で「黒」を意味しており、これは元ネタとされるPlayStationシリーズの本体カラーを象徴していると思われます。
真面目で努力家な一方、素直になれないツンデレな性格が特徴で、シリーズ屈指の人気を誇ります。人気投票では主人公を抑えて1位に輝いたこともあるほどです。
この「ノワール」という名前は、単に色を指すだけでなく、文学や映画のジャンルである「フィルム・ノワール」も連想させ、人間の悪意や暴力といったダークな側面を描く作品群で知られています。
これは、PlayStationが子供向けだけでなく、大人向けのシリアスで重厚な物語を持つゲームも数多く生み出してきたプラットフォームであることを、巧みに表現しているのかもしれません。
実際に、海外のレビューサイトでは『L.A.ノワール』というゲームが、未解決事件「ブラック・ダリア事件」をモチーフにしていると解説されており、「ノワール」という言葉が持つ複雑なニュアンスがうかがえます。
ユニ

ユニは、ノワールの妹であり、女神候補生です。
姉を深く尊敬している一方で、その優秀さに対してコンプレックスを抱いている健気な少女として描かれていて、元ネタは、PlayStationシリーズの携帯ゲーム機「PSP(PlayStation Portable)」であると考えられています。
その根拠として、名前の「ユニ」がPSPで採用されていたメディア「UMD(Universal Media Disc)」の響きから来ているという説が有力なのです。
「ユニ」という言葉の響きは、他にも「ユニコーン」や「ユニセックス」といった、単一性や中性的なイメージを持つ言葉を思い起こさせますし、PSPが単体でゲームプレイが完結する携帯機であることや、老若男女問わず幅広い層に受け入れられたことを表現しているのかもしれません。

また、ある楽曲の歌詞考察では、「ユニ」という言葉がアイデンティティの探求と結びつけられており、姉という偉大な存在を追いかけるユニの成長物語と重ねて見ると、非常に興味深いものに感じられます。
| 項目 | ノワールの豆知識 | ユニの豆知識 |
|---|---|---|
| 名前の由来 | フランス語で「黒」を意味する言葉です。 | PSPのメディア「UMD」が由来と考えられています。 |
| 性格 | 真面目なツンデレで、人気投票で1位になったこともあります。 | 姉のノワールを尊敬していますが、少しコンプレックスも感じています。 |
| ファンの声 | スピンオフ作品『超女神信仰 ノワール 激神ブラックハート』では主人公を務めました。 | 『VIIR』では3Dモデルの顔が丸いと指摘されることもありました。 |
元ネタ2:ネプテューヌたち四女神は「ゲームハード戦争」の擬人化
次に、このシリーズの根幹をなす四人の守護女神、ネプテューヌ、ブラン、ベール、そして先述のノワールについて解説します。
彼女たちは、ゲイムギョウ界を構成する四つの大陸をそれぞれ治めており、その関係性はかつての「ゲームハード戦争」を色濃く反映しているのです。
ネプテューヌ

シリーズの主人公であるネプテューヌは、プラネテューヌの守護女神「パープルハート」の人間時の姿で、底抜けに明るく、常にハイテンションで仕事はサボりがちですが、いざという時には頼りになるリーダーシップを発揮します。
ネプテューヌの元ネタは、セガが開発していたものの、市場には出回らなかった幻のゲーム機「セガ・ネプチューン」だと考えられていて、メガドライブとスーパー32Xを一体化させたハードです。
なぜ「未発売のハード」が主人公に選ばれたのか。セガは常に革新的なハードを世に送り出してきましたが、時代を先取りしすぎた結果、商業的にはライバルに及ばなかった歴史があります。
ネプテューヌというキャラクターは、そんなセガの挑戦の歴史と、もしセガのハードが覇権を握っていたら…という「if」の世界を体現する存在なのかもしれません。

彼女が主人公であることで、このシリーズは単なる業界パロディに留まらない、ゲーム史への愛情と哀愁を感じさせる物語になっているのです。
ブランとベール

ブランはルウィーの守護女神「ホワイトハート」で、元ネタは任天堂のハード(特にWii)とされていて、名前はフランス語で「白」を意味します。普段は物静かで読書家ですが、一度キレると口が悪くなるという二面性を持っています。
この性格は、任天堂の元社長の強烈な個性からインスピレーションを得たのでは、という説もあるようです。
ベールはリーンボックスの守護女神「グリーンハート」で、元ネタはマイクロソフトのXboxシリーズです。名前はフランス語で「緑」を意味し、これはXboxのイメージカラーと一致します。

グラマラスな体型のお姉さんキャラクターで、極度のゲーマー(特にオンラインゲーム好き)という設定は、パワフルな性能とオンライン機能を重視したXboxのイメージを反映していると考えられます。
このように、四女神はそれぞれのハードの特徴や歴史、そしてファンの間で語られる「ゲハ戦争」のイメージまでをもキャラクター性に落とし込んでおり、知れば知るほど面白さが深まる設定になっているのです。
ネプテューヌに対するなんJ・SNSの声を調査!
長年にわたりシリーズが続いている「ネプテューヌ」ですが、ファンからはどのような声が上がっているのでしょうか。

なんJ(5ちゃんねる)やSNSでの評判を調査したところ、キャラクターやストーリーへの好意的な意見が約7割、ゲームシステムへの批判的な意見が約3割といった印象でした。
代表的な口コミ
キャラクターやシナリオ、パロディ精神といったシリーズの核となる部分が高く評価されている一方で、RPGとしてのゲームシステムや技術的な側面(ロード時間やバグなど)には厳しい意見も見られましたが、そうした欠点を補って余りある魅力があるからこそ、長年ファンに愛され続けているシリーズなのだと考えられます。
Q&A
ここでは、「ネプテューヌ」シリーズに関するよくある質問から、少しマニアックな質問まで、Q&A形式でお答えします。
- シリーズを始めたいのですが、どの順番でプレイするのがおすすめですか?
基本的に多くの作品がパラレルワールド設定なので、気になったものからプレイしても大丈夫です。しかし、『超次元ゲイム ネプテューヌmk2』→『神次元ゲイム ネプテューヌV』→『新次元ゲイム ネプテューヌVII』→『超次元ゲイム ネプテューヌ Sisters vs Sisters』は物語が地続きになっています。
もし、これからシリーズを始めるのであれば、PS3版初代のリメイクである『超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth1』からプレイするのが最もおすすめです。初代PS3版はシステム面でかなり荒削りな部分が多く、ファンからも「ゲームとしては微妙」という声が多いため、Vのシステムをベースに大幅に遊びやすく改良された『Re;Birth1』から入るのがスムーズだと思います。
- 『新次元ゲイム ネプテューヌVII』と『VIIR』の違いは何ですか?どっちをプレイすべき?
『新次元ゲイム ネプテューヌVII』(ヴィクトリィーツー)はナンバリング本編で、『新次元ゲイム ネプテューヌVIIR』(ヴィクトリィーツーリアライズ)は、『VII』をベースにPS VR対応のイベントを追加し、戦闘システムなどを変更したリメイク作品です。
どちらをプレイすべきかについては、ファンの間でも意見が分かれますが、VRイベントに強い興味がない限りは、オリジナルの『VII』を推奨する声が多いです。『VIIR』では戦闘システムが根本的に変更され、エンディングが一本道になるなど、オリジナル版から変更された点が多く、周回プレイもできなくなっています。ストーリーやゲームとしての完成度は『VII』の方が高いと感じるプレイヤーが多いようです。
- シリーズの代表的な敵「マジェコンヌ」の元ネタは何ですか?
シリーズを代表する敵役であるマジェコンヌは、ゲームのバックアップや不正コピーに使用される機器「マジコン」が元ネタです。初代『超次元ゲイム ネプテューヌ』では、当時社会問題にもなっていたコピーソフトの名称をもじった、かなり攻めたネーミングとして話題になりました。
作品によって設定は異なり、『V』ではナスを育てる農家のおばさんとして登場するなどギャグキャラクターになることもありますが、『mk2』では「犯罪神マジェコンヌ」として、ギャグ要素の一切ない冷酷な悪役として描かれ、シリーズ屈指の衝撃的なバッドエンド(支配エンド)を生み出しました。この多様な側面も、マジェコンヌというキャラクターの魅力の一つと言えるでしょう。