2026年7月29日、ロックバンド「GEZAN」のボーカル・マヒトゥ・ザ・ピーポー氏が性加害を認める声明を出し、バンドも一定期間の活動休止を発表。
実は2025年11月には現職首相への暴言投稿でも炎上しています。
今回はそんな炎上の背景を調査・紹介します。
なぜ炎上?性加害と活動休止の時系列まとめ

2026年7月の経緯と公式声明
ここが本記事の最重要パートです。時系列で並べます。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年5月下旬 | 本人と被害者の間で問題が勃発 |
| 2026年7月14日頃 | 一部ライブの出演キャンセルが判明 |
| 2026年7月29日 | GEZAN公式チャンネルで性加害事案と活動休止を発表 |
| 2026年7月29日 | マヒトゥ本人が経緯説明と謝罪声明を投稿 |
| 2026年7月30日 | 音楽ナタリー、日刊スポーツ、スポニチなどが一斉報道 |
公式声明の要点をまとめます。
- 2026年5月下旬、被害者が「正常な判断や自由な意思決定が困難な泥酔状態」であったと本人が説明
- バンドとして「被害者への対応を最優先」と明記
- 予定されていたライブやイベントは順次中止・出演辞退
- GEZANとして一定期間活動を休止すると発表
被害内容とマヒト本人の謝罪について

被害者への謝罪声明は本人のSNS上で全文を確認できます。
声明の重要ポイント
- 5月下旬に泥酔状態の被害者と性的行為に及んだ
- 被害者への対応を最優先事項として進める
- ライブ・イベントは全て中止・出演辞退
- バンドとして一定期間の活動休止
- 再発防止への取り組みに言及
私はこの声明を読んで、二つの印象を受けました。
一つは「事実関係を否定していない」点です。
泥酔状態での性行為という本人に最も不利な事実をそのまま認めています。被害者救済の第一步としては誠実な姿勢だと感じました。
もう一つは「バンド活動の一部休止で十分なのか」という疑問です。刑法上の問題になり得る事案でもあります。被害者へのケアが置き去りにされないか、社会全体が注視する必要があると強く感じました。
過去にも繰り返された炎上騒動

高市首相への暴言投稿で謝罪
実はこれが「二度目の炎上」になります。時系列で見ると、こうなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 投稿時期 | 2025年11月下旬 |
| 投稿内容(抜粋) | 「マジでシンプルになんでこんなバカが国のトップなの?」 |
| 続投稿 | 「センス磨いてやるからGEZANの武道館こいよ。前売りかいとくから」 |
| 反応 | SNS上で批判が殺到 |
| 本人の結末 | 「中国政府を擁護する意図はなかった」と釈明・謝罪 |
この投稿が炎上したのは、二つの要素が重なったためだと私は考えます。
- 一つは「バカ」という強い言葉で、現職首相を公然と批判した点
- もう一つは「武道館に来いよ、前売り買う」と挑発的に呼びかけた点
投稿が広がったタイミングは、ちょうど高市政権の発足直後でした。SNSの拡散力を考えると、政治的発言はとりわけリスクが高くなります。
マヒトゥ氏は「中国寄り」と受け取られた部分について釈明しましたが、釈明自体が「普段の発言はどうなのか」という二次炎上を招き、ダメージが残ったと私は見ています。
スガダイロー氏とのSNS応酬でも物議

火種は2026年4月まで残っていました。
スガダイロー氏の発言要旨
- 「ミュージシャンは高市さんのやる事には関わらない方がいい」
- 「けなしても炎上するし褒めても炎上するから」
マヒトゥ氏の反論要旨
- 「戦争がはじまっても同じことを言いますか?」
ネット上の反応
- 「投稿しなければ炎上しないのでは?」
- 「また政治絡みで燃えている」
この一連のやり取りを見ると、マヒトゥ氏は政治家批判に対して譲らない姿勢を持っていることが分かります。それがミュージシャンとしての信念なのか、自己評価の高さなのか、私には判断が付きません。ただ事実として同じテーマで短期間に複数回炎上している点は記録しておくべきでしょう。
月曜から夜ふかし出演と鳩山由紀夫との関連

月曜から夜ふかしの出演内容は?
実はこの番組への出演が、彼の知名度を大きく上げたとも言われています。
調査した範囲では、2018年頃に日本テレビ系列の「月曜から夜ふかし」に出演したという情報が複数の周辺記事に登場します。同番組は「夜中に視聴者が気になること」を深掘りする「夜ふかし隊」コーナーが有名ですね。
ただし具体的な放送回やコーナー内容について、一次資料で確実に確認できるものは限られていました。よく言われる「髪の毛からバイオリンの弓を作る」という企画は、番組の「夜ふかし」らしい切り口の実験的な内容として伝わっています。
この出演を境に、音楽ナタリーや朝日新聞などの主要メディアでの露出が明らかに増えました。表現活動が地上波の視聴者にも届くようになった転換点だったと考えられます。
鳩山由紀夫氏との関連性は?

ここが一番誤解されやすい部分です。慎重に書きますね。
| 確認事項 | 状況 |
|---|---|
| 旧芸名「鳩山来留夫」 | 一次資料での使用は確認できず |
| 公式Wikipedia上の関連記載 | なし |
| 鳩山由紀夫氏本人との面会・交友 | 公的情報として確認できず |
| インタビューでの言及 | 2012年取材でジョーク的に語られた |
| 政治的連携・思想的な親和性 | 直接的な関連は確認できず |
結論から言います。公的・公式に確認できる直接の関係性は見つかりませんでした。
ただし2012年の本人インタビューには「三島由紀夫の孫という噂が妹への問い合わせで『鳩山由紀夫の間違い』だった」というジョークが掲載されています。少なくとも2012年時点で、本人の周囲が「鳩山由紀夫」と「マヒトゥ」を一緒くたに語る土壌はあった、ということです。
なぜこの2人がセットで語られやすいのか、文化的背景から整理します。
- 日本のパンク/サブカルチャーには、政治家の名前や容姿を題材にする悪ノリ表現の伝統がある
- 「ルーピー」「ハトヤマ」と揶揄されてきた鳩山由紀夫氏側の言動は、SNS時代と非常に親和性が高い
- 鳩山氏自身は2026年5月のNEWSポストセブン取材で「今は高市首相は米中関係で役割を果たせる状況にない」と発言している
つまり「関連性」は、実体の濃い接点というよりも、検索行動の中で名前が紐づいていった現象、と理解するのが妥当だと私は考えます。
マヒトゥ・ザ・ピーポーについておさらい

GEZANボーカルの経歴
調査の前提として、彼の歩みを簡潔に整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 活動名 | マヒトゥ・ザ・ピーポー |
| 所属バンド | GEZAN(ゲザン) |
| 結成 | 2009年・大阪 |
| 現在の拠点 | 東京 |
| 役割 | ボーカル・ギター・作詞作曲 |
| バンド初期名義 | 下山 |
| ソロ活動 | あり(小説執筆、青葉市子との「NUUAMM」等) |
GEZANは2009年、大阪の難波ベアーズで結成されました。結成当初は「下山(しもやま)」名義で活動し、ヘビーサイケと殺気を基調に関西のアンダーグラウンドシーンで異彩を放っていたとされます。
転機になったのは2012年です。1stアルバム『かつてうたといわれたそれ』を自主レーベルの「十三月」からリリース。同年、フジロックフェスティバルの新人公募枠「ROOKIE A GO-GO」に出場し、これを機に活動拠点を東京へ移しています。
特筆すべきはその多才ぶりです。2014年には投げ銭制の野外フェス「全感覚祭」を自ら立ち上げ、2019年には幻冬舎から小説『銀河で一番静かな革命』を出版しました。同年7月にはフジロックのWHITE STAGE、2023年にはGREEN STAGEにも立っています。2025年にはドイツのFUSION FESTIVALに出演し、日本初の47都道府県ツアーを敢行。2026年3月14日には日本武道館で単独公演「独炎」を開催し、8000人の動員を記録しました。
バンド結成前、マヒトゥ氏はフリージャズ/ノイズの伝説・灰野敬二氏の付き人をしていた経歴を持ちます。フリージャズ、ノイズ、パンクの系譜に通じるルートの持ち主です。
芸名・立ち位置の変遷
「鳩山由紀夫との関連」を語るには、まずこの人物の「セルフプロデュース遍歴」を正確に押さえる必要があります。
私が調査した限り、公式に「旧芸名」として確実なのは現在の「マヒトゥ・ザ・ピーポー」と結成期のバンド名義「下山」の二点です。よく噂に上る「鳩山来留夫」という芸名については、一次資料での使用が確認できませんでした。
ただし2012年公開のロングインタビューには、興味深いエピソードが残っています。
- 「一時、三島由紀夫の孫であるという噂が紙面を賑わせた」
- 「妹に問い合わせたところ、『鳩山由紀夫の間違い』であるコトが判明」
- 「2〜3分ほど驚愕する」
つまり少なくとも2012年段階から、本人の周辺で「鳩山由紀夫」と「マヒトゥ」が一緒くたに語られる土壌はあった、ということです。これが長年「関連性を探す人たち」の検索行動を生んできたと私は見ています。