今回はラブサイケデリコに対する声を調査しました。
ラブサイケデリコが「ダサい」「嫌い」との声はなぜ?パクリ説まで?
2000年にメジャーデビューを果たし、2020年で20周年を迎えたラブサイケデリコ(LOVE PSYCHEDELICO)ですが、検索結果には「ダサい」「嫌い」「パクリ」などというワードが出てくるようです。

(出典:Google)
調査すると、次のような声もあるようです。
ダサい?
ラブサイケデリコがダサいと言われるのは、日本語と英語が織り交ざった「独特の歌詞」が原因のようですね。
しかし、この日本語と英語が織り交ざった独特の歌詞こそがラブサイケデリコの最大の魅力でもあるのです。
例えば、「会いたい気持ちがgo away 今でも泣きたくなるならany way」や「胸の中 腕の中 悲しみは君とmelt away」など、賛否分かれる独特の歌詞は「デリコ節」とも言われており、文字に起こすとギャグのように感じてしまい、言葉に出してみると余計に滑稽な響きがする、なんとも独特なスタイルです。
デビュー当時はこの斬新なスタイルが話題を呼び、20年経った今もそれを超えるアーティストや後追いすらほとんどいない、ラブサイケデリコならではの唯一無二の音楽性を確立しました。
文字に起こすとギャグにしか見えないような歌詞ですが、これが実際に歌になると、文字にした時のあの違和感をほとんど感じさせない上に非常にカッコいいのです。
歌詞だけを見るとダサさを感じてしまうようですが、「全編英語っぽく聞こえるのに、大体意味が分かる」という不思議な現象を起こしているのがラブサイケデリコであり、独自の音楽スタイルなのです。
ラブサイケデリコの本質的な部分は「洋楽的」であることは非常にかっこよく、日本のみならず海外でも注目されることに納得ですね。
パクリ?似ている噂も?
ラブサイケデリコは、その音楽性の基盤として1960年代から1970年代の洋楽、とりわけザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリンといったブリティッシュ・インヴェイジョンのバンドや、ボブ・ディラン、ジャニス・ジョプリンといったアメリカのフォークやブルースのアーティストからの影響を公言しています。
メンバーのKUMIはジャニス・ジョプリンやシェリル・クロウを、NAOKIはボブ・ディランをお気に入りのアーティストとして挙げており、これらの影響は彼らの楽曲に反映されています。
NAOKIは60年代、70年代の西海岸の音楽やロックが非常に好きで、LAの空気感がイーグルスのような音楽を生み出した背景を理解できると語っており、そうした音楽への深いリスペクトがLOVE PSYCHEDELICOのサウンドの核となっています。
そういった要素がパクリ説や似ているとの声につながっているのでしょう。
もちろんパクリではありません。
ラブサイケデリコの良い口コミ1:デリコ節がすごい
ラブサイケデリコは、英語っぽく聞こえるのに、大体の意味が分かる不思議な現象「デリコ節」が魅力のバンドです。
サンフランシスコで幼少期を過ごしたボーカル・ギターを務めるKUMIさんの上手い英語の発音と絶妙な日本語が相まって不思議な現象を起こしているデリコ節は、文字に起こすと一見ギャグのように見えてしまいますが、歌にすると非常にカッコいいという何とも不思議な感覚に陥ります。
ギターのNAOKIさん、ボーカル・ギターのKUMIさんが、それぞれ詩や曲を持ち寄ったりして試行錯誤の上生み出されるスタイルは、今も昔も変わりません。
独自のスタイルが確立できたのは、「英語力が優れている」ことが大きく関係しており、KUMIさんが幼少期をサンフランシスコで過ごしたことが大きく影響しています。
異国の文化を漂わせながら、違う次元へとタイムスリップしたかのようなラブサイケデリコの音楽は、歌詞は魔術のような説得力があり、リズムは軽やかで自然に身体に染み込んでいく、独自の音楽スタイルを確立したのです。
ラブサイケデリコの良い口コミ2:数々の音楽ジャンルをミックスしている
ラブサイケデリコは日本語と英語が織り交ざったデリコ節はもちろん、数々の音楽ジャンルをミックスした音楽性も高く評価されています。
ラブサイケデリコの凄さは、今まで誰もやらなかった形でルーツミュージックと様々なジャンルの音楽をミックスしているところです。
例えば初期の方でよく見られたブレイクビーツやR&B、さらにはアメリカの演歌と呼ばれているカントリーなど。
例を挙げていくと膨大な数になりますが、J-POPやガレージロック、ループミュージック系やデジタル系など、まとめることができないほどの数々のジャンルの音楽をミックスしつつも、どの曲を聴いても、「デリコの曲だ」と根幹の部分がしっかり固められているのです。
こんなにも様々な音楽を取り入れているバンドも珍しく、取り入れながらも独自性を貫く姿は非常にかっこいいですよね。
音楽ファンの中には洋楽への憧れを抱いた人も多く、日本の音楽に飽きたわけではないけれど、海外ミュージシャンの歌や歌詞の魅力にどっぷりと浸かってしまった人も少なくありません。
洋楽らしいサウンドの中に、日本語が1つのスパイスとなっているラブサイケデリコの音楽は、洋楽ばかりに目を奪われ、国内の音楽を聴く機会を減らしている人たちの、よい道しるべになることでしょう。
そもそもラブサイケデリコ(LOVE PSYCHEDELICO)とは
ラブサイケデリコとは、ボーカルのKUMIさんとギターのNAOKIさんの男女2人による日本のロックデュオです。
略称は「デリコ」であり、所属事務所はJVCエンターテインメントです。
2000年に1stシングル「LADY MADONNA~憂鬱なるスパイダー~」でメジャーデビューを果たし、2003年にリリースした1stアルバム「THE GREATEST HITS」では160万枚超を売り上げる大ヒットを記録。
国内だけでなく海外でも魅力的なライブ活動を広げており、日本語と英語歌唱を織り交ぜた「洋楽風の邦楽」は世界中から絶大な支持を獲得しています。
ラブサイケデリコはどんな人に向いている?
今回はラブサイケデリコに対する声を調査しました。
ボーカルのKUMIとギターのNAOKIの男女二人による日本のロックデュオです。
ポップ・ロック、オルタナティヴ・ロック、ロックンロール、サイケデリック・ロック、フォークロック、ルーツミュージックなど、様々なジャンルを融合させた音楽性が特徴的で、KUMIさんの伸びやかなボーカルと、NAOKIさんの卓越したギタープレイが魅力的です。
ラブサイケデリコが向いている人は、次の通りです。
ラブサイケデリコは、ポップでキャッチーなメロディーと、どこか懐かしさを感じさせるサウンドが魅力のバンドです。
臨場感溢れるライブも魅力的なので、KUMIの伸びやかなボーカルと、NAOKIの卓越したギタープレイを生で体感してみてください。