堀江晶太さん(kemu)は、ボカロPとして「六兆年と一夜物語」「人生リセットボタン」などのヒット曲を生み出し、作曲・編曲家としても数多くのアニメ・ゲーム楽曲を手がける実力派ミュージシャンですが、その活動の裏には過去の不祥事や炎上騒動がありました。
本記事では、堀江晶太/kemuさんの炎上の原因から炎上後の動向、なんJやSNSのリアルな声まで徹底的に調査・紹介します。
堀江晶太/kemuの炎上なぜ?不祥事が原因?

堀江晶太さんはデビュー以前、中村イネ名義でニコニコ動画で音楽活動をしていたものの、未成年喫煙や不倫騒動を起こし炎上。以降、こちらの名義は二度と使わない形となっています。
その後も名義を変えながら音楽活動を続けた堀江晶太/kemuさんですが、炎上の話題はたびたびネット上に再浮上しています。
なぜここまで何度も掘り返されるのか、次のようなものが理由として考えられます。
炎上理由1:中村イネ時代に未成年喫煙・飲酒・不倫という複数の問題行動を一度に起こしたため

友人・関係者のSNSの書き込みにより中村イネさんの喫煙疑惑が浮上し、対応の不手際により読者の不信を買った結果、関係者のブログやSNSが洗われ、新たに飲酒の疑惑も浮上しました。
外部SNSにて本人からの喫煙・飲酒歴の書き込みも発見され、漫画家・矢吹健太朗夫妻の離婚原因とされる柏木志保元夫人(梅)との不倫疑惑も持ち上がっていました。
中村イネさんの不倫相手となったのは、週刊少年ジャンプで連載をしていた漫画家・矢吹健太朗さんの奥様でした。
矢吹健太朗さんといえば、『ToLOVEる』や『BLACKCAT』を連載する売れっ子漫画家で、奥様は柏木志保さん。奥様自体も知名度があったため、不倫が発覚してからは一気に大炎上となりました。
当時、中村イネさんは現役の高校生で、柏木志保さんには子供もいました。
つまり「未成年が既婚者かつ子持ちの女性と不倫する」という、複数の問題が一度に爆発したことで炎上が一気に広がったわけです。
個人的には、どれか一つでも問題行動があれば十分すぎるくらいなのに、それが重なったことが批判の大きさにつながったんだろうと感じます。
中村イネ炎上の主な経緯(2009年)
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2009年初頭 | 知人の投稿により未成年喫煙疑惑が浮上 |
| 2009年5月31日 | 自身のブログで喫煙の事実を認め謝罪 |
| 2009年6月9日 | 不倫・飲酒の事実も認め謝罪 |
| 2009年6月3日 | バンド「王族バンド」からの中村イネ脱退が発表される |
| 2009年6月12日 | ニコニコへの全投稿動画、mixiのアカウント、ブログ自体の削除が行われた。中村イネ及び梅としての活動を今後一切行わないことも同ブログ内で表明 |
NHKの『ザ・ネットスター!』にも出演した事のある「中村イネ(本名:堀江晶太)」が週刊少年ジャンプで連載中の漫画家・矢吹健太朗の元嫁と不倫をしていた事をブログで謝罪。
しかし元嫁の柏木志保はしらばっくれて離婚した上に矢吹から慰謝料をせしめているとの情報が入り、2chの鬼女板のボルテージは最高潮に達しました。
炎上理由2:炎上後に名義を変えて活動を再開したことで「反省していない」と受け取られたた

有名ボカロPであるkemu(KEMU VOXX)と音調や筆跡の酷似などから同一人物ではないかという疑惑が取り沙汰されていました。
2013年より活動が休止していたが、堀江の誕生日である2017年5月31日にkemuは新作「拝啓ドッペルゲンガー」をアップロードされたことで再び話題となり、同日、kemuのTwitterにて自身が堀江晶太であることを明記し、同一人物であることが確定しました。
この「名義がバレた」タイミングで、中村イネ時代の炎上を知っていた古参ユーザーたちが一斉に声を上げ、再炎上に発展しました。
さらに2022年にはウマ娘の「死体蹴りライブ」問題と重なる形で再び名前が出てきて、若いユーザー層にも情報が広まることになりました。
「死体蹴りライブ」と言われていたライブの作曲者が馬のお面を被って活動して不倫で炎上した「あの中村イネ」だという事実が発覚しました。
ライブだけなら「仕様が甘かった」で済むのに、馬のお面+死体蹴りという偶然の重なりが交通事故のような事態を引き起こしたと言われています。
個人的には、過去に謝罪して活動をやめると宣言した上で名義を変えて再デビューしたこと自体は一つの選択だと思いますが、本人がそれを公言したことで逆に古傷が掘り返されてしまったのは、情報が残り続けるネット社会の怖さだなと感じます。
名義変遷と炎上再燃の時系列
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2009年6月 | 中村イネとしての活動終了 |
| 2010年以降 | 「Shota」に改名し「演奏してみた」に動画を投稿。Naked City.を結成 |
| 2011年11月 | kemuとしてニコニコ動画に楽曲の投稿を開始し、KEMU VOXXを結成 |
| 2013年 | 独立し、LiSAやベイビーレイズJAPANなど様々なアーティストに楽曲提供を開始 |
| 2015年4月 | ソニー・ミュージック所属のPENGUIN RESEARCHというバンドに本名の堀江晶太名義で参加 |
| 2017年5月31日 | kemuが「拝啓ドッペルゲンガー」の投稿とともにTwitterで自身が堀江晶太であることを明かした→ 中村イネとの同一人物確定で再炎上 |
| 2022年10月 | ウマ娘の「死体蹴りライブ」騒動に絡んで再び名前が浮上し、さらに炎上が拡大 |
炎上後はどうなった?

炎上によって中村イネとしてのキャリアは完全に終わりましたが、今や「作曲家・堀江晶太」はオタク系作曲家のトップランナーで、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を始めとした多数のアニメで主題歌を作曲しているほか、数々の人気声優にも楽曲を提供しています。
また、『ホロライブ』VTuberの星街すいせいや角巻わための楽曲を手掛けたことも話題になっています。
アイドルマスターミリオンライブ!には「FairyTaleじゃいられない」「UNION!!」「Crossing!」「Raise the FLAG」などを作曲・編曲。
ウマ娘では「Ms. VICTORIA」を作曲・編曲。LiSAへは「Rising Hope」「ADAMAS」の編曲なども担当しています。
個人的には、これだけの活躍ぶりを見ると「才能と人間性は別物」という言葉がリアルに感じられます。
起用し続ける業界の姿勢に反発する声があるのも当然ですが、楽曲の質が落ちていないのもまた事実です。
炎上後の主な活動の流れ
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2011年〜2013年 | kemu名義でボカロ曲を多数発表。『六兆年と一夜物語』『人生リセットボタン』が人気曲に |
| 2013年 | 独立してアニソン作家として本格始動 |
| 2014年 | アニメ「魔法科高校の劣等生」OPテーマ「Rising Hope」の編曲を担当。日本レコード協会プラチナ認定を獲得 |
| 2015年〜 | PENGUIN RESEARCHにベーシスト・コンポーザーとして参加 |
| 2017年 | kemu=堀江晶太であることを自ら公表。再炎上の一方でファン層も拡大 |
| 2022年 | ウマ娘楽曲担当で再び炎上。アイドルマスターミリオンライブにもESPADAを提供 |
| 2024年〜現在 | ホロライブVTuberへの楽曲提供など活動範囲を拡大し続ける |
堀江晶太/kemuに対するなんJ・SNSの声を徹底調

SNS(X)となんJのコメントを調査したところ、全体のトーンはおおよそ以下のような割合でした。
- 否定的・批判的な声:約50%
- 才能評価・複雑な気持ちを表す声:約35%
- 擁護・肯定的な声:約15%
以下のような声が見られました。
- 「LiSAの楽曲って堀江晶太が編曲してるの多い。炎上でくすぶってしまって勿体ない。ほんと天才だと思うのに」
- 「堀江晶太が女性ボーカルと組んだらYOASOBI超えるだろって思ってるけど、過去の所業のせいで確実に炎上するのが目に見えているのでとても悲しい」
- 「どうせ炎上だろうが逮捕だろうが、ほとぼりが冷めたら不倫した堀江晶太みたいに名前変えて活動するんだろう」
- 「堀江晶太の曲は普通に良いと思ったことがないし、それで人間性もアレで炎上したのに普通に活動できている」
- 「炎上しても実力があれば堀江晶太みたく活躍できるから大丈夫やろ」
- 「イメージが先行して曲も素直に受け入れられない」
- 「当時未成年だったイネに手を出す元嫁の方がどうかしている。根本的に未成年と成人じゃ責任の度合いが違う」
- 「才能があるからだろ」
- 「夫側がキモオタの好きな漫画家だから、このことばかりずっと粘着されている」
向いている人
賛否分かれるかもしれませんが堀江晶太/kemuさんの音楽や活動に向いている人は次のような人です。
- アーティストの過去に関係なく、純粋に音楽の質だけで楽曲を評価したい人
- 「六兆年と一夜物語」「人生リセットボタン」など、2010年代のボカロ黄金期を懐かしみたい人
- LiSAやアイドルマスター、ウマ娘、VTuber楽曲のようなアニソン・ゲームサウンドが好きな人
- 炎上の経緯を知った上で、作品と人物を切り分けて楽しめる人
- PENGUIN RESEARCHのロックサウンドが好きな人
- ニコニコ動画全盛期の「演奏してみた」文化を知りたい、または懐かしみたい人
- 複数名義・多才なクリエイターのキャリアに興味がある人
Q&A
- 堀江晶太(kemu)さんの炎上は結局、今も続いているんですか?
完全に収まったとは言えません。中村イネが炎上したのは10年以上も前のことですが、今や「作曲家・堀江晶太」はオタク系作曲家のトップランナーとして業界内ではすっかり受け入れられています。ただし、新しい楽曲が話題になるたびにSNS上で過去の不倫・喫煙問題を知らないファンが炎上情報に触れて議論が再燃するケースが続いており、「デジタルタトゥー」的に情報が残り続けている状態です。特に若いユーザー層が多いゲームタイトルや大型コンテンツへの楽曲参加時に再燃しやすい傾向にあります。
- 中村イネ名義の活動はなぜ「王族バンド」メジャーデビューの直前に終わったのですか?
「海賊王・ティッシュ姫・インテル王子」というニックネームが”王族繋がり”であることから「王族バンド」と呼ばれたグループに中村イネが加わり、企業のバックアップを受けてメジャーデビューする予定でしたが、一連の騒動に対する反響の大きさからもはや事態が収拾できないと判断。仲間内での協議の末、海賊王の口から「中村イネ脱退」の発表がなされました。まさにメジャーデビューの寸前に全てが崩れ去ったという、ニコニコ動画史上でも語り継がれる出来事のひとつです。
- kemuが「拝啓ドッペルゲンガー」を投稿して堀江晶太と同一人物だと公表したのは、なぜ2017年というタイミングだったのですか?
公式な理由は明かされていませんが、2013年に「敗索の少年」投稿後、その後2017年まで「kemu」としての活動は実質活動休止となりましたが、同時に「堀江晶太」としての活動は盛んになっていました。kemuのTwitterにて自身が堀江晶太であることを明記したのは2017年5月31日で、この日は堀江晶太さんの誕生日でもありました。PENGUIN RESEARCHとして音楽業界での地位を固め、アニソン作家としての実績も積み上げた段階で「もう隠す必要がない」と判断したのではないかと推察されています。また、kemu時代のファンを堀江晶太・PENGUIN RESEARCHの活動に取り込むマーケティング的な狙いがあったという見方も一部でなされています。