Z世代から特に人気のある「可愛くてごめん」。
人気の一方で「うざい」などネガティブな声もあるようです。
可愛くてごめんが「うざい」との噂がやばい?
TikTok内のプレイリスト「TikTok Hot Songs Japan」で1位をキープ(2022年11月4日~2023年2月2日)し、驚異的にバズっている楽曲・可愛くてごめんですが、ネット上では「うざい」といった声が挙がっているようです。
そこで、ネット上に寄せられている可愛くてごめんに対する声を紹介します。
腹が立つ?
HoneyWorksの可愛くてごめんを聞く度に何となく腹が立ってしまいます。「生まれてきちゃってごめん」→じゃあ死んでくれ。と思うくらいです。何故なんでしょうかねぇ。 音源使ってる人とかが嫌いじゃなく、歌だけが腹立ちます。
(引用:Yahoo!知恵袋)
「歌が嫌い」「腹が立つ」という声が挙がっていました。
可愛い曲調であるにも関わらず辛辣な歌詞になっているため、好みが分かれてしまうようですね。
特に「生まれてきちゃってごめん」「ムカついちゃうよね?ざまぁ」という歌詞に対して嫌味に感じるという声が多く寄せられていました。
嫌味に感じる?
HoneyWorks「可愛くてごめん」という曲の歌詞についてどう思いますか? TikTokなどで流行っていて、学校などでも耳にすることがあるのですが、歌詞に違和感を感じます。「ざまあ」など直接的な言い方は別にいいのですが、「生まれてきちゃってごめん」という歌詞が、なんだかすごく嫌味というか、生まれてきてしまってごめん、という言葉をそういう嫌味な意味で使ってしまっているのが、どうなのかなと思ってしまいます。あの曲を使っている子達はどんなどんな気持ちで使っているんでしょうか?ああいう曲が流行ってしまっているのはなんででしょう?私の考えすぎでしょうか?
(引用:Yahoo!知恵袋)
可愛くてごめんの「生まれてきちゃってごめん」という歌詞に対して、「嫌味に感じる」という声が挙がっているようですね。
しかし、嫌味に感じるという声が挙がっている一方で、「生まれてきちゃってごめん」の部分に共感しているとの声も多く寄せられています。
歌詞の捉え方による違いで、好き嫌いが分かれるのでしょう。
可愛くてごめんは「うざい」といった批判的な評価だけでなく、肯定的な意見もあるため、一概に嫌われているとは断定できません。
可愛くてごめんはなぜ早見沙織が歌っている?
「可愛くてごめん」という楽曲が早見沙織にさんよって歌われている理由は、彼女がこの曲のキャラクターソングに関連するアニメ『ヒロインたるもの!』に出演しているからです。
この曲はHoneyWorksによるプロジェクト『告白実行委員会』の一環で、中村千鶴(ちゅーたん)というキャラクターのイメージソングです。
言うまでもないかもしれませんが大物声優である早見沙織さんがこのキャラクターの声も担当しており、その流れで歌唱を担当しています。
「可愛くてごめん」はTikTokで大人気となり、その挑発的で自己肯定感の高い歌詞が一部の視聴者に不快感を与えたこともありました。
しかし、早見沙織が歌っていると知ると、多くの人がその意見を翻し、曲に対する評価が急上昇した背景があるようです。
早見沙織さんはこちらのような主要キャラもかなり多く担当されてきましたよね。
- 鬼滅の刃(胡蝶しのぶ)
- SPY×FAMILY(ヨル・フォージャー)
- 魔法科高校の劣等生(司波深雪)
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(雪ノ下雪乃)
- あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(鶴見知利子〈つるこ〉)
- 聲の形(西宮硝子)
- ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(リュー・リオン)
これは、早見沙織さんの透明感のある声と彼女の幅広い演技力が、楽曲に新たな魅力を加えたためです。
早見沙織さんが「可愛くてごめん」を歌ったことで、キャラクターソングが持つ意味や物語の深みが一層際立ち、ファン層もより拡大したことでしょう。
また、彼女の持つ人気と声の魅力が、楽曲そのものへの興味をさらに高めたことも、評価の逆転につながった要因の一つと言えるでしょう。
可愛くてごめんの良い口コミ1:踊りたくなるリズムがやばい!
TikTokを中心に驚異的にバズっている可愛くてごめんは、小気味良いギターのカッティングにより、ついつい踊りたくなるようなリズムになっています。
TikTokやYouTubeでも「踊ってみた」動画を配信する人が多く、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
バズを生み出す楽曲には、軽快なテンポとメロディのキャッチーさが重要です。
可愛くてごめんのサビ部分である「Chu!」と「ごめん」の繰り返しは、一度耳にすると忘れられないキャッチーさもあり、バズを生み出す条件は十分に整っています。
また、可愛くてごめんは「あざとさ」が感じられる楽曲であり、「可愛くて」や「あざとくて」などの自身の魅力に「ごめん」がかかっています。
口では「ごめん」と言っておきながら、実は鼻で笑っているようなあざとさが感じられるのもこの楽曲の魅力の一つなのです。
そして、サビの結びの言葉には「ムカついちゃうよね?ざまぁ」とあり、全体の可愛い印象がダークな印象へと塗り替わるのです。
このように、テンポよく切り替わる楽曲はTikTokでも注目されやすく、耳にも残りやすくなります。
可愛くてごめんが国内外問わずブレイクしているのは、TikTokのユーザーのトレンドを反映した楽曲であったことはもちろんですが、楽曲をTikTokで上手に切り取ったのも大きいでしょう。
可愛くてごめんの良い口コミ2:元気が出る
可愛くてごめんは、サビ部分の「Chu!」のフレーズに合わせて投げキッスをするダンス動画がTikTokで急速に広まり、人気歌い手のかぴ歌唱Ver,Billboardの「TikTok Weekly Top 20」では5週連続1位に輝きました。
この楽曲の魅力はテンポの良さだけでなく、「元気になる歌詞」も魅力の一つです。
楽曲の主人公は自己肯定感の強い女の子であり、どんなに否定されても自分自身を貫こうとする姿がかっこいいと言われています。
大きな眼鏡で顔を隠して垢ぬけない自信なさげな女の子ですが、ファッションやメイクを追求していくうちに、可愛くて自信あふれる女の子に成長します。
サビでは「ごめん」のフレーズが自分を批判してくる人たちを煽るように繰り返され、3番のサビ部分「人生楽しんでごめん」では、自分を大切にする主人公が人生を楽しんでいる姿が伝わってきますよね。
HoneyWorksの可愛くてごめんは、自分の気持ちに正直に生きる充実感をキュートに表現した歌詞であり、自己肯定感が低い人にとっては特に元気を貰える歌詞となっています。
周囲の目が気になりやすい時代だからこそ、改めて自分自身と向き合うことのできる楽曲であり、TikTokやYouTubeでこの楽曲が注目されるのも納得です。
「可愛くてごめん」についておさらい
可愛くてごめんとは、日本のクリエイターユニットであるHoneyWorksの楽曲です。
HoneyWorksによる楽曲シリーズ・プロジェクト「告白実行委員会~恋愛シリーズ~」およびTVアニメ「ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事」の登場キャラクター・中村千鶴(ちゅーたん)のキャラキターソングです。
2022年11月18日にミュージックビデオがニコニコ動画とYouTubeに投稿され、2022年11月21日に配信限定シングルとしてリリースされました。