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缶ビール凹ます理由は?汚い・まずい?実際に試したら全然違った!

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仕事終わりや休日のちょっとした楽しみとして、缶ビールをキンキンに冷やしてプシュッと開ける瞬間は格別です。

そんな缶ビールですが、近年SNSで「飲み口の下を凹ませると味が変わる」という話題が広がり、賛否を呼んでいます。

本記事では、缶ビールを凹ます理由や本当に美味しくなるのか、汚いのではないか、実際にスーパードライで試した結果や口コミ調査結果まで、まるっと深掘りしてご紹介します。

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缶ビール凹ます理由は?まずい・美味しいなど賛否の声も

缶ビールの口の下を凹ませることで美味しくなるとの噂があるようです。

発端は2020年8月10日にTwitter(現X)ユーザーのちみを(@chimiwo)さんが「缶ビールは、飲み口の下辺りを凹ませると旨くなる」と投稿し、「格段に変わるので騙されたと思って試して欲しい」と呼びかけたツイートでした。

投稿は瞬く間に拡散し、肯定派・否定派・「気のせいでは?」派が入り乱れる議論にまで発展しています。

なぜ凹ませることで美味しさが変わるのか、次のようなものが理由として考えられます。

ちみをさんの一投稿から世論が割れる現象は、ビール文化の懐の深さを感じてとても微笑ましかったです。

凹ます理由1:缶内出口付近の流体の流れがスムーズになり、喉越しが向上するため

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1つ目の理由は、缶内出口付近の流体の流れがスムーズになり、液体が一気に口に流れ込むため喉越しが向上するためです。

これは流体力学に基づく現象で、同じ原理は2012年頃から「粒入りコーンスープ缶のコーンを残さず飲み切る裏ワザ」としても知られています。

凹みがあることで流れの速いスープ表面をほとんどのコーンが通過するようになり飲み口に引っかからず出やすくなる、また飲み口下方に渦ができ、引っかかろうとするコーンを押し下げて出やすくなっていると解析されています。

【コーンスープ缶テクからビール缶テクへ広がった時系列】

出来事
2012年12月「コーンスープ缶の凹ませ技」がTwitterで急拡散
2012年12月GIGAZINEが流体解析で根拠を検証
2019年12月会計士KOさんが再投稿、北国の常識として再注目
2020年8月ちみをさんが「ビールでも応用できる」と投稿
2020年9月専門バーで飲み比べ検証記事が公開

この技は「コーンポタージュの粒残し問題」を流体力学で解決した先人たちの工夫の延長線上にあり、約8年の時を経てビール缶に応用されたという歴史的な流れがあります。

日常の些細な行為に流体力学が応用できるというロマンを個人的にとても面白く感じました。

ただし筆者の見解として、ベルヌーイの定理は厳密には「同一流線上のエネルギー保存則」であって、「流速が速ければ圧力が下がる」と単純化して語ると専門家から訂正される領域です。

缶を凹ませた効果の本質は「流速変化+出口下方の渦生成」という二段構えにあると捉えるのが自然でしょう。

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凹ます理由2:缶変形時の衝撃で炭酸や香り成分が一部放出され、口当たりがマイルドに変化するため

2つ目の理由は、缶変形時の衝撃で炭酸や香り成分が一部放出され、口当たりがマイルドに変化するためです。

神戸市の醸造酒専門バー「スタンドねこしゃん」のマスターによる検証では、缶をへこませた瞬間に泡立ちが起こり、へこませることによって炭酸や香りの成分が少し抜けると指摘されています。

スーパードライにおいては、そのままの方はアルミ臭とアルコール特有の香りを感じる一方、へこませた方はその香りが少し抜けて控えめになっているという官能評価結果も報告されています。

【「そのまま」vs「凹ませ後」の変化】

比較項目そのまま凹ませた後
香りアルミ臭・アルコール感やや強め香りが少し抜けて控えめ
苦味厚みのあるしっかりした苦み輪郭がシャープに、苦みが軽い印象
泡持ち比較的長持ち早く泡が消える傾向
向いている飲み方グラスに注いでゆっくり缶のまま一気にグビッと
専門家の総評銘柄の魅力を最大限引き出すゆっくり飲むのには不向き

缶ビールメーカーが「凹みあり缶」を製品化していない理由は、缶の形状を変形させると既存の生産ライン(充填・搬送・打栓)でエラーが多発する可能性が高いためと指摘されています。

アサヒビールは2021年に「スーパードライ生ジョッキ缶」を発売しましたが、こちらは缶体内側にクレーター状の凹凸を作る特殊塗料を焼き付け、開栓時にきめ細かい泡を自然発生させる真逆のアプローチで「泡を増やす」方向に振っています。

つまり、ちみをさん流の凹ませ技は「泡を抑える派」、生ジョッキ缶は「泡を増やす派」という二項対立の構図になっていて、ビールの楽しみ方の多様性を象徴している気がして、一人のビール好きとして眺めていて非常に面白い対照だと感じました。

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汚い・まずい?スーパードライ350mlで実際に試した結果!

スーパードライ350mlで飲み比べてみたところ、凹ませた方が、細かな泡が少ない?感じがしてスッと飲める、飲みやすい感じがしました。

↑グラスに少量注いだところ、やはり凹ませた方(右)が視覚的にも泡が少ないように感じます。

苦味自体も若干減っている印象で、ジュースのような軽い口当たりに近づくイメージです。

試すビールにもよるのかもしれないですが、飲み比べると全然違う、かなり意外な結果でした。

項目内容
銘柄アサヒスーパードライ 350ml缶 ×2本
冷却条件冷蔵庫で約6時間(推定6〜8℃)
凹ませ方飲み口の真下、缶側面の上部を親指でグッと押し込み約1cm凹ませる
比較方法1本目「そのまま」、2本目「凹ませた状態」をどちらも缶のまま直飲み
試飲時の状態空腹時、おつまみなし

「汚いのでは?」と感じる方への補足ですが、衛生面が気になるのは飲み口部分かと思います。

今回のテクニックは「飲み口の少し下の側面」を凹ませる動作なので、口に触れる部分は通常通りで衛生リスクは増えません。

気になる方は缶上部を軽くウェットティッシュで拭ってからの実施をおすすめします。

「凹ませる=マズくなる」という心配はほぼ無用で、むしろ夏場のグビッと飲みたいシーンでは凹ませ派に軍配が上がるかなと感じる、これが筆者の偽らざる結論です。

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みんなは缶ビールを凹まして飲む?口コミを調査

X(旧Twitter)やまとめサイトでの反応をもとに、ちみをさん発のテクニックに関する口コミ割合をまとめてみると、

肯定派が約65%、すでに知っていた・常習派が約20%、否定派・効果を感じない派が約15%という印象でした。

代表的な口コミは以下のとおりです。

「喉越しが光速になる、ストーンと落ちる感じになる」

「炭酸が無駄に抜けず注ぎ口から流れ出るので喉越しがかなり違う」

「ホストはみんなこれをやっている、現場で常識」

「10年以上前から続けている、もうこれしか勝たん」

「飲み口のトクトクする感じがなくなって炭酸が生きてる感じがする」

「近所のアル中が缶べっこべこにしてた理由がやっと分かった」

「正直プラシーボの可能性もあるが、儀式として楽しい」

「気が抜けるだけで本当に美味しいかは疑問、グラス派には不要」

「グラスがないときの非常手段としてアリ、王道はグラス注ぎ」

口コミを眺めて気付いたのは、「効果の有無」よりも「ちょっとした儀式感」が支持されている点で、これはビール文化の遊び心や、ライフハックを共有することで生まれる連帯感を体現しているようで微笑ましく思えました。

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缶ビール凹ますのが向いている人

缶ビールを凹ませる飲み方は誰にでもおすすめできるわけではなく、人によって向き不向きがハッキリ分かれます。

「グラスを使わずに缶のままグビッといきたい」「炭酸の刺激を和らげて飲みたい」など、ライフスタイルや好みによって相性が変わるテクニックですので、ご自身のスタイルと照らし合わせながらチェックしてみてください。

おすすめな人
  • グラスを使わず缶のまま直飲みする派
  • 一気飲みで喉越しを楽しみたい派
  • 炭酸の刺激が強すぎると感じる派
  • 安価なビール・第三のビールを飲むことが多い派
  • 友人との飲み会で話のネタを作りたい派
  • ライフハックや雑学で日常を遊びたい派
  • アルミ臭・アルコール感が苦手な派
  • 暑い夏に冷えたビールをスカッと流し込みたい派

筆者個人としては、暑い日に缶のまま飲むカジュアルなシーンでは積極的に試したい一方、ヱビスやクラフトビールのような香り重視の銘柄ではそのまま味わいたいというのが正直な気持ちで、銘柄とシーンによって使い分けるのが最適解だと感じています。

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