ジョイサウンドのカラオケ採点機能に対して、「AIボーナスがおかしい」という声が一定数存在しています。
DAMと比較して得点の付き方が違いすぎると感じるユーザーも多いようです。
今回はそんな声を調査しました。

(出典:JOYSOUND)
ジョイサウンド採点のAIボーナスがおかしいとの声はなぜ?DAMと違いすぎ?
具体的にどのような点が問題視されているのか、ユーザーからの声を基に詳しく掘り下げてみましょう。
おかしいとの声1:音程が甘い
最も多く聞かれるのが、「ジョイサウンドの音程判定が甘い」という指摘です。
ジョイサウンドでは、歌唱中の音程が多少外れていても、高得点が出やすいという特徴があります。
例えば、友人と一緒にカラオケをしている時に、自分の歌唱力に自信がないと感じる人でも、ジョイサウンドを使うと予想以上の高得点が出ることが少なくありません。
このため、「本当にこれで合っているのか?」と感じることが多いようです。
DAMの採点では、音程の正確性が非常に重視され、ほんのわずかなズレでも大きく減点されます。
これに対してジョイサウンドは、AIボーナスによって音程のズレがカバーされやすいため、得点に反映されにくく、結果として「音程が甘い」という印象を与えているのです。
おかしいとの声2:評価基準不明
また、「AIボーナスの評価基準が不明瞭である」という不満も根強くあります。
ジョイサウンドのAIボーナスは、音程やリズム、抑揚などの基本的な採点項目に加えて、AIが総合的に判断してボーナス点を加算する仕組みです。
しかし、どのような要素が高く評価されるのかがはっきりと明示されていないため、ユーザーにとっては謎が多いシステムです。
同じ曲を複数回歌っても、音程やリズムがそれほど変わっていないにもかかわらず、AIボーナスの点数が異なることがあります。
1、2点などでしたらわかりますが10点以上異なると不思議に感じますよね。
これがユーザーに「どうしてこの点数が出たのか分からない」という不満を抱かせる原因となっています。
この不明瞭さが、AIボーナスに対する信頼感を損なう一因となっていると言えるでしょう。
おかしいとの声3:途中で100点になるケースも
さらに、「歌の途中で100点が出てしまう」という現象も、一部のユーザーの間で話題になっています。
ジョイサウンドでは、歌唱中に得点がリアルタイムで表示されることがあり、その結果、歌い終わる前に100点が表示されることがあります。
通常、カラオケでは最後まで歌い終えてから得点が表示されるのが一般的です。
そのため、途中で100点が出てしまうと、「まだ歌い終わっていないのに100点が出るのはおかしい」と感じるのも無理はありません。
特に、これが友人とのカラオケの場面で起きると、笑い話になることもありますが、真剣に歌唱力を試したい人にとっては不満の元となり得ます。
歌い途中で100点が出ることで、正確な評価がされていないと感じるユーザーがいるのは当然のことです。
おかしいとの声4:稀だがDAMよりも厳しい
一方で、「ジョイサウンドはDAMよりも厳しい」と感じるユーザーも一定数います。
これは、ジョイサウンドのAIボーナスが他の要素と総合的に評価されるため、得点が予想以上に低くなることがあるためです。
特に、音程や抑揚が完璧でないと高得点を狙うのが難しくなることがあります。
DAMでの採点では、音程の正確性や抑揚をある程度カバーできるような採点基準が設定されていることが多いですが、ジョイサウンドでは一つのミスが全体の得点に大きく影響することがあります。
このため、「DAMでは80点以上出たのに、ジョイサウンドでは70点台しか取れなかった」などといった不満が出てくるのです。
ジョイサウンドの採点の「AIボーナス」についておさらい

(出典:JOYSOUND)
そもそも、ジョイサウンドの「AIボーナス」とは何なのでしょうか?
AIボーナスとは、従来の採点要素である音程、安定感、抑揚、ロングトーン、テクニックといった基本的な要素に加え、AIが総合的に判断してボーナスとして加点する仕組みです。
AIボーナスの目的は、歌が上手に聞こえるポイントをAIが解析し、それを加味してボーナス点として加算することにあります。
このシステムにより、例えば音程が完璧でなくても、他の部分で優れていれば高得点が得られる仕組みになっています。
ジョイサウンドだと何点からが歌上手いって言える?
ジョイサウンドで「歌が上手い」と言える基準についても触れておきましょう。
一般的に90点以上が高得点とされ、上手いと判断されるラインです。
ただし、AIボーナスが存在するため、点数が高いからといって必ずしも歌唱力が高いとは言えないことがあります。
AIボーナスによって、実際の歌唱力以上に点数が高くなる場合もあるため、得点だけで歌唱力を判断するのは難しいところです。
平均点よりも高ければ良いとされますが、過信しないように注意が必要です。
ジョイサウンドとDAMの採点の違いって
ジョイサウンドとDAMは、どちらも人気のカラオケ機種ですが、その採点方法には明確な違いがあります。
これらの違いを理解しておくことで、自分に合った機種を選び、カラオケをさらに楽しむことができるでしょう。
ジョイサウンドは「AIボーナス」という独自の採点方式を取り入れており、音程やリズムが少々ずれていても、他の要素が優れていれば高得点が出ることがあります。
一方、DAMは非常に厳密な採点基準を持ち、特に音程やリズムの正確さが重視されます。
そのため、同じ曲を歌っても、ジョイサウンドでは高得点が出やすく、DAMでは低めの点数が出ることが多いです。
以下の表で、ジョイサウンドとDAMの主な採点基準の違いを具体的に比較してみましょう。
採点項目 | ジョイサウンド | DAM |
---|---|---|
音程 | 甘めに判定されることが多い | 厳密に判定される |
リズム | やや緩やかな評価 | 非常に厳密に判定 |
抑揚 | 高く評価されやすい | 評価は中程度 |
ロングトーン | 音程が多少外れても得点が出やすい | 音程の正確さが重視される |
テクニック | こぶしやしゃくり、ビブラートに高評価 | 音程とリズムの次に重視される |
AIボーナス | 各要素を総合して加点される、評価基準は不明 | 使用されていない |
総合得点傾向 | 高得点が出やすい | 点数はやや辛め |
向いている人 | 楽しみながら高得点を狙いたい人におすすめ | 本格的に歌唱力を向上させたい人向け |
この表から分かるように、ジョイサウンドは全体的に点数が出やすい仕様になっており、カラオケを楽しむためには最適です。
特にAIボーナスの存在により、音程が多少外れていても高得点が得られるため、カラオケ初心者や友達同士で盛り上がりたい人には向いています。
一方で、DAMは音程やリズムの正確さを重視するため、厳密な評価を受けたい人や、真剣に歌唱力を伸ばしたい人におすすめです。
DAMで高得点を取るためには、各要素でバランス良く得点を稼ぐ必要があります。
ジョイサウンドはどんな人に向いている?
ジョイサウンドは、カラオケを楽しみたい人や、ある程度高い点数を得たい人に向いています。
音程に自信がなくても、他の要素で補えるため、実際の歌唱力以上に評価されることがあるでしょう。
また、友人と一緒にカラオケを楽しむ場合、得点が高く出やすいジョイサウンドは盛り上がりやすく、良い選択となるでしょう。
ただし、厳密に自分の歌唱力を知りたい場合や、本格的にスキルを向上させたい場合には、DAMの方が適しているかもしれません。
ジョイサウンドは、楽しく歌いたい、気軽に高得点を狙いたい人に向いている機種です。