ジョゼと虎と魚たちですが検索結果には「ひどい」「爆死」「嫌い」などのワードがあり、賛否あるようです。
今回はそんな声を調査しました。
ジョゼと虎と魚たちのアニメが「ひどい」「爆死」「嫌い」などとの声はなぜ?
「ジョゼと虎と魚たち」と検索するとひどいなどのワードが出てきます。
皆さんはどんなところにひどいと感じているのでしょうか。
原作とアニメが違う?改変されている?
原作や映画に比べてアニメ劇場版は、女性障害者の大変さが描かれたシーンがカットされていることにひどいと感じている方が多くみられました。
最後がすっきりしない?ジョゼはなぜ別れたの?
先ほどのようにアニメ版と原作が少し異なるように、実写映画版とも異なります。
アニメ版ではジョゼと恒夫はお互いの夢を応援し合い、困難(恒夫自身の事故による足の負傷も含む)を乗り越えて、最終的に結ばれ希望に満ちた前向きな結末が描かれています。
しかし、2003年に公開された実写映画『ジョゼと虎と魚たち』において、主人公の恒夫とジョゼは最終的に別れます。
ちなみに原作も恒夫とジョゼは別れず、籍を入れないまま同棲生活を続けており、実写映画版だけが別れる流れになっています。
別れた主な理由は、恒夫がジョゼとその障害と共に生きていくという現実と責任から「逃げた」ことにあります。
恒夫は、障害を持つジョゼとの生活の困難さ、将来への不安、そして自身の未熟さから、関係を続ける覚悟を持てませんでした。
一方で、ジョゼも恒夫の心の揺らぎに気づき、別れを予感・受容していた側面があり、別れた後は電動車椅子を使うなど自立への道を歩み始めます。
原作小説や2020年のアニメ映画版とは異なり、恋愛の現実的な厳しさやほろ苦さを描いています。
アニメ版の話ではないのですが、原作と異なり別れたことでひどいなどと感じる人はいるようです。
ジョゼと虎と魚たちの良い口コミ1:主人公の声が良かった
「ジョゼと虎と魚たち」のジョゼと恒夫の声がとても良かったという声が多くみられました。
ジョゼ役は清原果那さん、恒夫役は中川大志さんが演じています。
インタビューでタムラ監督は、リアリティを重視してこの2人にオファーしたと語っていました。
また清原果那さんも中川大志さんも声で演技することの難しさを感じながら一生懸命取り組んだと話しています。
監督の意向や演者の姿勢が映画に反映され、視聴者の心に響いたのではないかと考えられます。
恒夫とジョゼの声を務めた中川大志さんと清原果耶さんがキャラによく合っていて好印象を抱いている方が多くみられました。
ゲストのような形で俳優が声優を務めると失敗してしまうイメージを持っている方が多い中、この作品は彼らで良かったという声が多くみられました。
ジョゼと虎と魚たちの良い口コミ2:絵が綺麗で引き込まれる
「ジョゼと虎と魚たち」の映像がとても綺麗という声が多くみられました。
コンセプトデザインを「透明感、空気感のある色彩と被写界深度を用いた緻密な空間設計」で定評があるイラストレーターのloundrawさんが担当しています。
その定評通り、loundrawさんの描く世界がこの作品をより魅力的にしているのではないかと考えられます。
さらにアニメーションは人気作品を手掛けているボンズが担当しており、loundrawさんの絵とアニメーションの力で映像として美しい仕上がりになっているのではないでしょうか。
劇中の絵が綺麗で引き込まれたという声が多くみられました。
実写では表現しきれない映像の美しさや、丁寧に描かれた絵が作品をより魅力的にしているようです。
ジョゼと虎と魚たちについておさらい
「ジョゼと虎と魚たち」は、田辺聖子の短編恋愛小説です。
2003年に実写映画化され、2020年に原作小説から脚色した劇場アニメが公開されました。
幼いころから車椅子で趣味の絵と本と想像の中で自分の世界を生きるジョゼは、ある日、危うく坂道で転げ落ちそうになったところを大学生の恒夫に助けられます。
恒夫は海洋生物学を専攻しており、メキシコにしか生息しない幻の魚の群れをいつかその目で見るという夢を追いかけながらバイトに明け暮れる勤労学生でした。
ジョゼとふたりで暮らす祖母・チヅは、恒夫にジョゼの相手をするバイトを持ち掛けます。
ひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、恒夫も我慢することなく真っすぐにぶつかり、お互いの心の内が見え隠れ、2人の距離は縮まっていきます。
恒夫との出会いからジョゼの止まっていた時間が回り始め、イマジネーションに満ちた日常の輝きや恋愛のときめき、人生のきらめきを描いた青春恋愛映画です。
ジョゼと虎と魚たちはどんな人に向いている?
劇場版アニメ「ジョゼと虎と魚たち」は内容が原作や実写と違い、ライトで結末がハッピーエンドなので青春ラブストーリーが好きな方には向いている作品です。
また声優のリアリティがある演技やアニメ映像の美しさも見どころで、感動できる青春映画なので幅広い世代の方におすすめできる作品となっていると思います。