市原ぞうの国は、日本で最も多くのゾウに会える動物園として、たくさんの家族連れやカップルに親しまれています。
動物と間近でふれあえる体験も人気ですが、その一方でインターネット上では「かわいそう」といった声も聞かれることがあります。
なぜそのような意見が出るのでしょうか。

(出典:google)
今回は、市原ぞうの国がかわいそうと言われる理由を調査してきました。
市原ぞうの国がかわいそうとの声はなぜ?

市原ぞうの国に対して「かわいそう」という声が上がる背景には、主に「飼育環境」と「ショーの調教方法」という2つの側面からの批判があるようです。
来園者が実際に目にした光景や、動物愛護の観点からの指摘が、こうした意見につながっていると考えられます。
飼育環境や動物の様子に関する批判
来園者から寄せられる「かわいそう」という声の多くは、動物たちが生活する環境に向けられています。
コンクリートの施設や動物たちの様子を見て、心を痛める人がいるようです。具体的にどのような点が指摘されているのか見ていきましょう。
一部の来園者からは、施設の老朽化や、動物たちの飼育スペースが狭いのではないかという指摘も。
コンクリートや鉄格子でできた飼育環境が「無機質でかわいそう」と感じられることがあるようです。
また、「動物たちが痩せているように見える」「皮膚病になっているのではないか」といった、動物の健康状態を心配する声も聞かれます。
![異常行動をするテリー<span class="footnote-wrapper">[1]</span>](https://animal-liberator.net/wp-content/uploads/2023/11/%E7%95%B0%E5%B8%B8%E8%A1%8C%E5%8B%95%E3%82%92%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC.jpg)
(出典:動物解放団体リブ)
過去には、一部のゾウが同じ動きを繰り返す「常同行動」が見られたという報告もあり、これは精神的なストレスの表れではないかと懸念されました。
2021年には複数のゾウが病気で亡くなるという悲しい出来事があり、園の管理体制に疑問を呈する声が上がったことも事実です。
こうした情報が、「かわいそう」というイメージを広げる一因になっていると考えられます。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 施設の老朽化 | コンクリートの通路が崩れているなどの報告があります。 | 園全体の修繕が必要ではないかとの声につながっています。 |
| 動物の健康状態 | 痩せている、皮膚病、目の腫れなどが見られるとの口コミがあります。 | 適切な栄養や医療ケアが提供されているか心配する意見です。 |
| 衛生管理 | 動物の生活臭が強い、トイレが清潔でないといった指摘もあります。 | 園内の清掃状況や衛生管理への改善を求める声だと思われます。 |
ショーの調教方法に関する批判
市原ぞうの国の大きな魅力の一つであるゾウのショーですが、その裏側にある調教方法が「虐待ではないか」と問題視されることがあります。
主に「ブルフック」という道具の使用が、議論の中心となっているのです。
「ブルフック」とは、先端に金属製の鋭いカギがついた棒のことで、「手カギ」や「調教棒」とも呼ばれます。
動物愛護団体などからは、このブルフックを使い、ゾウの耳の裏や皮膚の薄い敏感な部分を突くことで、痛みと恐怖を与えて言うことを聞かせている、という厳しい批判がなされています。
ショーでゾウが芸をするのは、この道具による支配の結果であり、動物虐待にあたるという主張なのです。
![ブルフックとゾウ<span class="footnote-wrapper">[1]</span>](https://animal-liberator.net/wp-content/uploads/2023/11/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%A8%E3%82%BE%E3%82%A6.jpg)
(出典:動物解放団体リブ)
また、近年では動物福祉の考え方が広まり、クマに自転車を漕がせるような、動物の本来の習性からかけ離れた行為をショーとして見せること自体を問題視する風潮があります。
市原ぞうの国のショーも、こうした観点から「不自然でかわいそう」と感じる人がいるようです。
| 項目 | 指摘される内容 | 園側の見解や擁護意見 |
|---|---|---|
| ブルフックの使用 | 痛みと恐怖による支配であり、虐待だという批判があります。 | 園の関係者は「ツボを押している」と表現したことがあるようです。 |
| ゾウの精神状態 | ストレスによる異常行動や「死んだ目をしている」という感想があります。 | 繁殖に成功している事実は、ゾウが安心している証拠だという意見もあります。 |
| ショーの是非 | 動物に不自然な行動を強要しているという倫理的な批判です。 | タイの伝統文化との関連性を指摘し、一方的に虐待と断じるべきでないという声もあります。 |
ゾウの体調不良?
2021年5月に飼育していたゾウのうち6頭が相次いで体調を崩していました。
どのゾウも食欲不振・便秘・おなかの張り・水が飲めなくなるといった症状がでたそうです。
点滴など懸命な治療が行われましたが、2頭のゾウが亡くなってしまいました。
体調不良の原因は腸炎で、常在菌が異常に増えて起きたとのことでした。
これに対して、ネットユーザーのコメントでは2頭のゾウに追悼の意を示すとともに、園の管理体制に疑問を抱いているものが多くありました。
6頭が一度に体調を崩すというのは、外的要因があったことにほかなりません。
コメントでは、飼育舎の衛生管理が充分ではなかったのではないかという声がありました。
個人的に思うこと

様々な批判がある一方で、市原ぞうの国が動物、特にゾウのために行っている取り組みや、多くの来園者に感動を与えている側面も見逃せないと私は思います。
批判の声は、それだけ多くの人がこの動物園に注目し、期待していることの裏返しなのかもしれません。
園長の坂本小百合さんは、元々はトップモデルとして華やかな世界で活躍されていましたが、動物への深い愛情から動物業界へ転身し、この市原ぞうの国を築き上げた情熱的な方です。
その坂本小百合さんが掲げる「人間と動物が共存する動物園」というコンセプトは、とても素晴らしいものだと思います。
![仲良し親子のぞうさん<span class="footnote-wrapper">[4]</span>](https://zounokuni.com/wp/wp-content/themes/animal/images/csr/csr_happy.jpg)
(出典:アニマルワンダーリゾウト)
批判に対して耳を閉ざすのではなく、2022年には「日本のぞうさんを幸せにする研究会」を設立し、ゾウの心身の健康や飼育環境の改善、繁殖などについて真剣に研究する姿勢を見せています。
これは、動物福祉に対する社会の意識の高まりに真摯に応えようとする、前向きな努力の表れだと感じます。
また、日本で生まれたゾウのうち、多くがこの市原ぞうの国で誕生しているという事実もあります。
ゾウのような賢く繊細な動物が、ストレスの多い環境で繁殖し、子育てまですることは非常に難しいと言われています。
繁殖に成功しているということは、ゾウたちが一定の安心感を持ち、心穏やかに暮らせる環境がここにはある、ということの何よりの証拠ではないでしょうか。
ショーについても、タイから来た象使いの方々が、母国で受け継がれてきた伝統的な技術と深い愛情をもってゾウと接している側面があります。
単なる暴力による支配ではなく、長年かけて築き上げたゾウとの信頼関係のうえに、あのパフォーマンスは成り立っているのかもしれません。
何よりも、市原ぞうの国は、子供たちが目を輝かせながらゾウにエサをあげたり、その大きさと温かさを肌で感じたりできる、かけがえのない場所です。
動物とのふれあいを通じて命の尊さを学ぶ、という教育的な価値は非常に大きいと思います。
批判されるべき点は改善努力を続けながら、これからも多くの人に夢と感動を与え続けてほしいと、私は心から願っています。
| 項目 | 具体的な内容 | 個人的に感じたこと |
|---|---|---|
| 園の理念 | 「人間と動物が共存する動物園」をコンセプトに掲げています。 | 理想を追求し、実現しようとする姿勢がとても素晴らしいです。 |
| 繁殖実績 | 日本で生まれたゾウの半数以上がここで誕生しています。 | 動物たちが心穏やかに暮らせる環境が整っている証拠だと思います。 |
| 教育的価値 | 動物に直接エサをあげたり、ふれあったりできます。 | 子供たちが命の温かさを学ぶ、貴重な情操教育の場だと感じます |
市原ぞうの国の良い口コミ1:ゾウとたくさん触れ合える
国内最多のゾウが暮らす市原ぞうの国は、ゾウとたくさん触れ合うことができると話題になりました。
ゾウの飼育数は2023年1月20日時点で国内最多の10頭であり、当園生まれ人気No1のお絵描き上手のゆめ花、映画「星になった少年」のモデルとなったランディなど、個性豊かなゾウに会うことができます。
そこで、ゾウと触れ合える体験をご紹介いたします。
①ぞうさんパフォーマンスタイム
エレファントスクエアにて開催しており、ゾウの日常動作を取り入れたパフォーマンスを楽しむことができます。
また、季節によっては季節限定のイベントを開催することがあります。
②ぞうさんライド
ゾウに乗ってエレファントスクエアを一周できます。
市原ぞうの国人気のアクティビティです。
③ぞうさんリフト
ゾウのお鼻にぶら下がって記念撮影ができます。
子どもから大人まで参加可能です。
④ぞうさんのおやつタイム
エレファントヴィレッジ・エレファントスクエアにて、ゾウにおやつをあげることができます。
このように、市原ぞうの国ではゾウと触れ合えるイベントが盛りだくさんとなっていて、ゾウと存分に触れ合うことができます。
また、ゾウ以外にも70種類400頭羽の動物も暮らしているので、園内で販売されているおやつバケツ(500円)を購入することで、動物たちにおやつをあげることもできるのです。
市原ぞうの国の良い口コミ2:タイ旅行気分を味わえる
市原ぞうの国は、ゾウや動物たちと触れ合えるだけでなく、タイの旅行気分も味わうことができます。
2021年3月23日、市原ぞうの国と姉妹店のサユリワールドは2つの施設の総合名称を「ANIMAL WONDER REZOURT」としてリニューアルオープンしました。
大規模なリニューアルとり、「エレファント スプラッシュ」と名付けたゾウたちの水遊び場も新設した他、本格的なタイ料理を楽しめるフードコートや、ゾウたちのふるさと・タイの魅力を体験できるスポットなどが新たに完成しました。
アニマルワンダーリゾウトは、タイと長年深く協力関係を築き、当園で働くゾウ使いはタイ北東部スリン県タクラーン村出身です。
リニューアルにあたり、「タイの魅力が味わえる、タイテーマパークのような動物園」として、タイ国政府観光庁に協力してもらっており、タイ旅行気分を味わうことができるのです。
フードコート「エレファントハウス」、エレファントギャラリー&タイミュージアムは、タイの魅力が存分に詰まっています。
ガパオライスやグリーンカレー、カオマンガイやパイナップルライスなど、ぜひタイならではの食事を楽しみ、タイ気分を味わってみて下さい。
市原ぞうの国の良い口コミ3:入園料の一部を募金
市原ぞうの国では、日本のゾウを幸せにする研究会や、ゾウの出産・子育て支援、さらには入園料の一部を募金するなどといった取り組みが行われています。
①日本のゾウを幸せにする研究会
この研究会は、日本で暮らすゾウたちが少しでも楽しく良い環境で暮らせること、多くの人がゾウに関心を寄せて、ゾウを好きになってくれることを目標とするものです。
当園は、ゾウの知らざれる身体能力・知的能力・感情・社会性などを検証し、ゾウの心身の健康管理および治療・飼育展示方法・飼育環境・馴致訓練等について研究しています。
②ゾウの出産・子育て支援
当園ではゾウが多頭飼育され、自然に暮らすゾウの群れと近い状態が再現されています。
日本で初めて自然哺育に成功し、また母親ではないメスゾウが乳母となる、世界的に見て稀な毛ケースでも、ゾウたちは立派に育っています。
③タイのゾウに寄付
2021年3月23日~9月30日の期間、当園の入園料の一部を当園と関係が深く新型コロナウイルス感染拡大により困窮しているタイの団体に寄付しました。
このほかにも、2022年3月9日~6月30日まで、ロシア侵攻に伴い困窮するウクライナの子どもたちと動物たちのために支援活動を行ったりと、市原ぞうの国ではさまざまな支援が行われています。
市原ぞうの国はどんな人に向いている?
市原ぞうの国は、ゾウの飼育数国内最多という特徴があり、ゾウに触れ合えるのはもちろんですが、70種類以上の動物たちとも触れ合うことができます。
また、ゾウと深く関係があるタイの雰囲気も味わうことができるので、ちょっとしたタイ旅行気分を体験できます。

市原ぞうの国は以下の人に向いています。
市原ぞうの国は、ゾウのパフォーマンスも見どころであり、タイの本格的なご飯が楽しめるなど、1日中楽しむことができる観光スポットです。
そのため、千葉県に旅行に来た際には、ぜひ足を運んでみて下さい。