ガンダム作品のシミュレーションゲームとして知られる「Gジェネ」シリーズですが、宇宙世紀作品を集約させたタイトル「ジェネシス」について「ひどい」などさまざまな声があがっています。

(出典:Google)
過去の作品と比べて物足りない部分や、参戦作品の幅に関する意見など、ファン同士の話題に上りやすいようです。
Gジェネ ジェネシスがひどい?噂される4つの理由とは

(出典:SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス)
ゲームの演出やシステムに期待がかかる一方、SNSやコミュニティではマイナス評価も散見されます。
ひどいと噂される理由1:キャラクター演出が少ない&参戦作品が偏っているため
ゲームを彩るうえでの目玉は、多様なキャラと作品が生み出すドラマだと思います。

(出典:SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス)
ところが「ジェネシス」では宇宙世紀を中心にした構成がメインになり、F91やVガンダムといった年代後半の人気作品が収録されていませんね。
また、キャラクターのカットイン演出が厳選され、原作の機体×キャラをきちんと再現しないと表示されない仕様にも意見があるようです。
ちょっと細かい例を出すと、アムロを初代ガンダムに乗せないとカットインが出ないなど、自由な組み合わせを楽しむスタイルのユーザーには「演出が足りない」と感じられやすいのです。
かつてのGジェネFやオーバーワールドでは多彩な機体・キャラを自由に組ませてカットインが起きることも多く、比べると物足りなさを覚える人がいるようです。
以下のように演出重視のファンにとっては、がっかり要素になるのですね。
そういった声があがるのも無理はないかもしれません。
ひどいと噂される理由2:Switch版の価格が高いため

(出典:Amazon)
ジェネシスに限らずSwitch向けのソフト全般でやや価格が高くなりがちな傾向があるようです。
DLC込みのセットや限定特典のセットなど、複数の要素が合わさり「定価以上の値がついてしまうケース」もあるといわれますね。
2025年時点ですがざっくり以下のような価格帯で販売されています。
- Nintendo Switch版: 5,500円~7,344円(新品)、3,000円〜(中古)。
- PS4版: 3,980円~9,020円(新品)、1,500円~(中古)、Welcome Price版は2,227円で販売されていた時期あり。
- PS Vita版: 3,470円(新品)、561円~(中古)。
加えて、Switch版は携帯性のメリットがあるぶん、需要が高いことから相場が下がりにくいのが特徴だと思われます。
さらに、Switch向け最適化の手間やライセンス料の増加などが販売額に反映されている可能性も。
メルカリも見たのですが中古でもかなり高いですね。

(出典:メルカリ)
ネットショップでの値動きを見ると、パッケージ未開封品が1万円を超える金額で取引される時期も過去にありますよね。
こうなると、普通に買おうにも高くて手を出しにくい状況なのです。
それが「ひどい」という評判に結びつきやすいと思われます。
価格が高いという点はプレイ前から不満が生まれやすいところなので、せっかくの購入意欲に水を差す要素になりがちですね。
ひどいと噂される理由3:バグやエラーが存在したため
ゲームリリース初期にはエラーやバグが目立つといわれ、SNSで報告が相次いだのがジェネシス。
なかでも有名なのが、捕獲リストバグとフルアーマーユニコーンの形態バグの2つだと思います。
捕獲リストバグは、ユニットが60機を超えるとリスト内の機体が消えてしまう事象です。
多くの機体をコレクションしたい人にとって、かなりダメージが大きい内容なのです。
また、フルアーマーユニコーンはデストロイモード化した後で、特定条件で母艦に戻ると二度と元の姿に戻れなくなることが指摘されました。
この結果、開発し直さなければ対処できないという不便さが際立ったようです。
検証によるとアップデートで修正が入ったケースもあるようですが、一度噂が広まると、それが「このゲームはひどい」というイメージを増幅させるのでしょう。
そのほか、メモリ不足やクラッシュが頻発する例も出ていたようです。
特定のステージやキャラ編成でフリーズすると報告するユーザーも一定数見受けられますね。
こんな口コミが散見されるため、不安になって購入を躊躇したり、プレイして嫌気がさしたりする流れに至ると言えそうです。
ひどいと噂される理由4:演出やイベントが単調だと不満の声があるため

(出典:SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス)
せっかくのガンダムシミュレーションだからこそ、派手な演出や物語の再現を期待したいと考える人は多いと思われます。
このゲームでは、敵撃破時の大きな爆発や専用セリフが見られない場面もあって、爽快感が不足するとの指摘があるのです。
加えて、ストーリーパートは紙芝居的な構成に感じるユーザーもいるため、盛り上がりに欠けるという声がありますよね。
過去作で評価されていたバトル演出の豊富さが、今作では削減されたと捉えるファンも少なくないようです。
動きのパターンやカメラワークが単調に見えてしまうため、飽きが早いという苦言も耳にします。
このあたりが、「もう少し迫力あってもいいのでは?」という感想につながるのですね。
こうした意見がネット上で並び、「ジェネシスはひどい」と語られやすいと言えますね。
ここまで挙げた4つの理由が複合的に絡み合った結果、一部ユーザーから手厳しい評価を受けている印象があるのです。
Gジェネ ジェネシスは本当にひどい?取り返しのつかない要素とは
以上のようなマイナス評判がある中でも、作品への愛着や、外伝シナリオが豊富といった長所も挙げられていますね。
しかし遊び方を誤ると、やり直しの効かない要素で大きな痛手を負うことがあるのです。
ここでは、長く楽しむうえで注意したい部分をみていきます。
戦艦のパラメータ割り振り
戦艦をレベルアップさせていく過程で、攻撃力や防御力などを強化するパラメータ割り振りを行う機会がありますよね。
ところが、この数値を一度振り分けるとリセットできない仕様なのです。
攻撃力に全振りした結果、あとで防御力が欲しいと思ってももう手遅れという感じで、取り返しがつかなくなるのですね。
火力特化した結果、大量の敵に囲まれたときに耐久不足で苦労するケースもあるでしょう。
あるいは、バランスに振りすぎて終盤の敵相手にパンチが足りないなどの困りごともありますよね。
戦艦はゲームの中枢を担う存在だけに、後悔しないようにあらかじめ方針を決めるのが重要と考えられます。
こんな失敗談を目にすることもあり、最初から長期的ビジョンで育成しないと戸惑うはずです。
パージバグ
一部の機体はパージ機能を持ち、装甲を外したり形態を切り替えたりできるのは魅力がありますね。
ところがフルアーマーユニコーンガンダムなどでは、ある条件下で帰艦すると元の姿に戻れなくなる事象が報告されています。
せっかく完成させたフルアーマー形態が通常ユニコーンになったままになり、泣く泣く新たに開発し直す人もいたようです。
時間とキャピタルを大量につぎ込んだ機体を再開発するのは大きな手間なので、ステージごとに気を配る必要があるといえます。
パージ後に母艦へ戻る手順やタイミングを誤ると取り返しがつかない状況を招くのです。
こうした声が共有され、注意喚起が行われています。
捕獲リストのバグ
捕獲システムは、敵のユニットを味方に編入できるのでコレクション好きにはうれしい機能ですよね。
しかし60機を超えるユニットを捕獲した状態でステージクリアすると、それまでに捕獲した全機が消えてしまう恐れがあるとの報告がありました。
これも取り返しがつかない事案なので要注意です。
収集家タイプのユーザーは、こまめに捕獲ユニットを保有リストへ移すとか、解体して資金化するとか、そういった対策が必須になるわけです。
多彩なMSを集めて育てたい人にとっては、油断が命取りになりやすい要素と考えられますね。
ちょっと手間をかけるだけで回避はできるので、意識しておけば怖くないはずです。
結局Gジェネ ジェネシスはどんな人に向いているの?

(出典:SDガンダム ジージェネレーション ジェネシス)
参戦作品の偏りや演出の少なさ、バグの報告などから「ひどい」と言われる声が、宇宙世紀に特化して掘り下げられたストーリーを網羅する意義や、外伝エピソードが多く含まれるメリットもかなり大きいと思います。
さらに、開発・設計を楽しみつつ、マニアックなMSを見られる点はシリーズファンにとって興味深いのです。
戦闘シーンの迫力不足や、カットイン制限に関しては厳しい意見が多い一方、ライトユーザーなら十分遊べる内容だと思われます。
あまりカットインのバリエーションを気にしない人や、宇宙世紀の物語をしっかり体験したい層には好印象なのではないでしょうか。
加えて、収録されているDLCステージでさらにユニットやシナリオが追加される利点もありますよね。
こうした意見もあるため、結局はプレイヤーのプレイスタイル次第なのです。
壮大な映像美やクロスオーバー的演出を求めるなら肩透かしかもしれませんが、宇宙世紀や外伝をじっくり追いかけたい人にはまずまずの選択肢だと思います。
ちなみにGジェネエターナルにも「がっかり」との噂があるようですね。
