アニメ「僕だけがいない街」について「ひどい」「面白くない」などの声があるようです。
今回はそんな声について調査しました。
僕だけがいない街のアニメがひどいとの口コミ1:愛梨がひどい?正体が真犯人との噂も
片桐愛梨は、タイムリープミステリー作品『僕だけがいない街』における中心的なヒロインの一人として藤沼悟を支える重要なキャラクターですが、愛梨の行動が「ひどい」と感じられることも。
悟を匿った直後に彼女の家が放火されるシーンがあり、真犯人が悟を追い詰めるために仕掛けたものですが、愛梨自身がその巻き添えとなり、命の危険にさらされる展開に「不当に危険な目に遭っている」とひどいと感じた人も一定数いるようです。
愛梨の登場は現代パートが中心ですが、物語全体で重要な役割を果たしています。
年代 | 年齢 | 主な出来事 |
---|---|---|
2004年 | 15歳 | 病院で盗撮カメラマンに立ち向かう。 |
2005年 | 16歳 | 駅で悟と無言ですれ違う。 |
2006年 | 17歳 | ピザ屋で悟と出会い、母親殺害容疑の悟を匿う。 |
2012年 (原作) | 23歳 | 物語のラストで、昏睡から目覚めた悟と橋の下で再会する。 |
また、愛梨の行動はすべて、悟を助けたいという純粋な善意からくるものですが、一部からは「行動が偶然に頼りすぎている」との批判もあります。
途中には警察からも共犯者として疑われたこともありますが、愛梨が悟に転送した「悟の母・佐知子の携帯から送られてきたメール」は、真犯人が悟を陥れようとした動かぬ証拠となり、犯人逮捕の重要な手がかりの一つとなりました 。
愛梨の行動が偶然とは思えないほど的確であったため、一部で「愛梨の正体は真犯人ではないか」という憶測が流れましたが、これは完全に誤解であり、愛梨は純粋に悟を信じて行動していただけです。
僕だけがいない街のアニメがひどいとの口コミ2:方言に違和感を感じる?
アニメ「僕だけがいない街」では北海道が舞台になっていて、作中で多様される北海道弁に違和感を感じる人が多いようです。
原作者の三部けい氏は北海道の苫小牧市出身の漫画家なので、方言自体は間違っていないはずですが、アニメで普段標準語の声優が方言を多様するとイントネーションの微妙な違いが違和感を感じさせてしまうのでははないかと考えられます。
北海道に住んでいる人から、苫小牧でも「~だべさ」や「したっけ」はほとんど使わない、発音がおかしくてわざとらしいと感じる方が多く、主人公の悟が小学生時代にタイムリープした際に、子供たちが常に方言でしゃべっている姿に、エセ北海道弁の方言が気になって話が入ってこないし変な方言に戸惑う、不自然で気持ち悪いという声も見られました。
北海道の方言をバカにしているようで、無理やり使っているのがどうも好きになれないという方や、訛るなら自然にやってほしいという意見もありました。
1988年の当時の北海道をリアルに再現するために必要な演出だったと言えますが、方言の違和感を抜きにしたらタントツに面白いアニメという感想の方も多いので、方言は無理のない範囲で使ってほしかったですね。
僕だけがいない街のアニメがひどいとの口コミ3:アニメの主人公の声優が棒読み?
アニメ「僕だけがいない街」の主人公の話し方が棒読みだし聞きづらいという声が多く見られました。
「僕だけがいない街」では、主人公の大人の悟を俳優の満島真之介さん、悟の小学生時代を女優の土屋太鳳さんが演じています。
作品全体的に大人の主人公悟のモノクロームが多く、頭の中の声のナレーションで物語が進んでいくので、主人公の声はとても重要ですが、アニメを本業にしている声優ではなく俳優の満島真之介さんが演じているのでアニメだと浮いて聞こえて棒読みに感じてしまうのではないかと考えられます。
俳優がやっていると集中できないから声優を使ってほしかった、役者としてはいいけどアニメの主役はちゃんと声優を使ってほしいという声が多く見られました。
悟の無気力な感じを表現しているんだろうけど棒読みは違う、主人公以外が本業の声優で余計浮いているように感じるという声も見られます。
声優が棒読みな事を除けば神アニメ、作品が面白いだけにもったいないという声もあり、メイン声優を変えて作り直してほしいという意見もありました。
俳優がアニメの声優を演じることに嫌悪感を抱く方が多いですが、中には土屋太鳳さんの子供役はちょっと可愛すぎるけど結構よかった、主人公悟の満島真之介さんの演技にも後半は慣れてくるという声もあり、作品を楽しめるなら俳優の声優起用も良いのではないでしょうか。
僕だけがいない街のアニメがひどいとの口コミ4:3話の虐待がひどい
アニメ「僕だけがいない街」の3話にある虐待シーンが「ひどい」と噂されているのですが、物語の重要な要素であるにもかかわらず、原作漫画を超える直接的で生々しい描写になっています。
漫画では読者の想像に委ねられていた部分が、アニメでは雛月加代の痛々しい表情、痣の色の変化、声優の鬼気迫る演技、そして暴力や罵倒の具体的な音として表現されます。
SNS上では「加代ちゃんの声が辛すぎる」「母親のヒステリックな声が耳に残ってトラウマになりそう」といった、特に聴覚情報からくるストレスを訴える声が数多く見られました。
母親が加代の頭を冷たい水に沈めるシーンや、凍える物置に長時間閉じ込める場面は、その冷たさや息苦しさがダイレクトに伝わってきます。
これは心理学でいう「代理トラウマ」に近い現象を引き起こすことがあります。
フィクションだと分かっていても、あまりにリアルな描写に触れることで、まるで自分が体験したかのような精神的ダメージを受けてしまうのです。
もちろん制作側には、主人公・悟が抱く「加代を絶対に救う」という強い決意の根拠を、視聴者に深く共感させるという明確な狙いがあったと考えられます。
原作(漫画)とアニメにおける虐待描写の比較
原作(漫画)での描写 | アニメでの描写 |
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「ドンッ」といった擬音語のみで表現される。音は読者の頭の中で再生される。 | 母親のヒステリックな怒声、加代のすすり泣き、暴力の効果音などが加わり、臨場感と恐怖感を格段に増している。 |
自分のペースでページをめくれるため、辛いシーンを読み飛ばしたり、一旦本を閉じたりすることが可能。 | 決められた時間軸で物語が進行するため、視聴者は強制的にその場面と向き合うことになり、精神的な逃げ場が少ない。 |
比較的客観的に状況を把握しやすい傾向がある。 | 映像と音の相乗効果でキャラクターへの感情移入が深まりやすく、視聴者の精神的負担が大きくなる可能性がある。 |
僕だけがいない街のアニメの良い口コミ:ストーリーが面白くて目が離せない
アニメ「僕だけがいない街」は練りこまれたストーリーから目が離せず、面白いという声が多く見られました。
原作の漫画が「このマンガがすごい!」や「マンガ大賞」など各漫画賞を総なめにした作品なので、サスペンスやミステリーが好きな人はもちろん、ストーリーが面白いと感じるのは当然ではないかと考えられます。
1話から緊張感が絶えず、スリリングで引き込まれる展開で目が離せない、先が気になってしかたない、重厚で骨太な世界観に圧倒される力作、タイムリープサスペンスの名作、完成度が高いというような声が多く「僕だけがいない街」は一度見始めたら止まらない傑作のアニメです。
初めてアニメを面白いと思えた作品、犯人が途中で分かっても面白かった、1クールでここまで面白いのは「僕だけがいない街」だけという方や、何回見ても面白い、タイムリープとミステリーをうまく合わせた作品で人にオススメできる本当の神アニメという声も多くありました。
アニメと漫画では、終わり方が少し違うけどそれぞれが面白いので是非両方見てほしいという声もあり「僕だけがいない街」は人に勧めたくなるような面白いアニメです。
僕だけがいない街についておさらい
「僕だけがいない街」は、三部けいによる漫画がアニメ化された物です。
売れない漫画家の藤沼悟は身近に事故や事件が起こると「リバイバル」という特殊能力が発動し、その原因が取り除かれるまで何度も「リバイバル」してしまう能力を持っていました。
ある日、事故を未然に防ぐために行動した悟は代わりに自分が車にはねられてしまい、心配した母親の佐知子が上京し共に暮らし始めることになります。
佐知子と買い物の際中「リバイバル」が起こり、佐知子の目撃で女児誘拐が未然に防がれましたが、その時佐知子は1988年に北海道で起きた連続誘拐殺人事件の真犯人と同一人物だと気づきますが、何者かによって殺害されてしまいます。
悟は佐知子の殺害を阻止しようと強く念じ「リバイバル」が起こしますがこれまで経験したことのない長期間のタイムリープが発生し、18年前の1988年にタイムリープしていました。
1988年の連続誘拐殺人事件と佐知子を殺害した犯人が同一であることを確信した悟は、2つの時代を往復しながら真犯人を突き止めるために奔走するサスペンスミステリーアニメです。