2026年9月29日(火)の朝、埼玉県本庄市と群馬県伊勢崎市を結ぶ国道462号の坂東大橋で、パトカーや消防車が本庄方面の車線をふさぎ、歩道から利根川をのぞき込む様子がX(旧Twitter)に次々と投稿されました。
「人が飛び降りたのでは」という声が広がる一方で、執筆時点では本庄警察署などからの公式発表は確認できていません。
この記事では、次の3つを一つずつ照らし合わせ、どこまでが事実でどこからが噂なのかを整理しました。
- SNSの声
- 埼玉新聞などの過去の報道
- 心霊サイトの記述
さらに坂東大橋には、以前から「夜の歩道に人影が立っている」という心霊の噂もささやかれています。
坂東大橋の飛び降り事故ってホント?心霊の噂までぜんぶ調査してみた

坂東大橋の騒動は、確かな事実とSNSの推測がごちゃまぜになって広がっています。
まずは結論から、順番にひも解いていきます。
坂東大橋の飛び降り事故はまだ公式発表なし!心霊の噂は根拠うすめでした

結論からお伝えすると、2026年9月29日の坂東大橋の騒動について、警察や消防からの公式な発表は執筆時点で出ていません。
目撃情報はXの投稿が中心で、何が起きたのか、けが人がいたのかは分かっていないのが現状です。
一方で、坂東大橋では過去に新聞で報じられた事件や事故が実際にあります。
- 2021年1月27日の朝には、橋の真下の利根川で男性の遺体が見つかり、本庄署が事件や事故、自殺の可能性を含めて調べたと埼玉新聞が報じました。
- 2022年6月12日の夕方には、橋の歩道上で女性が刺されて亡くなる事件が起きています。
- 2023年9月11日の早朝にも、橋から転落したとみられる男性が本庄市沼和田の河川敷で見つかり、自殺と事故の両面から調べられました。
つまり「坂東大橋で悲しい出来事があった」こと自体は事実ですが、「心霊スポット」という話には裏づけがありません。
心霊の噂の出どころは、心霊スポットのまとめサイトや投稿型の怪談で、目撃した日時や人物を特定できる情報は見つかりませんでした。
確定した事実と噂を分けて読めるように、情報の確かさを表にまとめました。
| 情報 | 時期 | 出どころ | 確かさ |
|---|---|---|---|
| 緊急車両が集まり川面を捜索 | 2026年9月29日朝 | Xの目撃投稿 | 未確認(公式発表待ち) |
| 橋の真下で男性の遺体発見 | 2021年1月27日 | 埼玉新聞 | 報道あり |
| 救助活動による通行止め | 2022年2月17日 | まとめサイト | 詳細不明 |
| 歩道上で女性が刺され死亡 | 2022年6月12日 | 共同通信・埼玉新聞 | 報道あり(公判で被告が起訴内容を認める) |
| 河川敷で転落した男性が見つかる | 2023年9月11日 | 埼玉新聞 | 報道あり(自殺と事故の両面で捜査) |
| 夜の歩道に人影が立っている | 時期不明 | 心霊サイト・投稿怪談 | 根拠なし |
毎日のように渡る橋にパトカーがずらりと並んでいたら、何があったのか気になってしまうのは自然なことだと思います。
坂東大橋で9月29日の朝に何があったの?飛び降り事故騒ぎの流れをまとめてみた

騒動の発端は、2026年9月29日の朝に投稿されたXの目撃情報です。
最初に目立ったのは、本庄方面へ向かう車線でパトカーや消防車が左側の1車線をふさいでいたという投稿でした。
続いて、伊勢崎側から本庄方面へサイレンを鳴らした消防車やパトカーが何台も向かい、渋滞が起き始めているという投稿も見られました。
ほかにも、橋に警察車両と救急車が止まり、10人ほどが歩道から川面を見ていたという書き込みがありました。
警察や消防の車両がたくさん集まり、橋の上から下をのぞいていたという投稿も寄せられています。
直前の9月21日には台風25号の大雨で埼玉県内に氾濫警報が出され、28日には埼玉県が台風26号の暴風警戒域に入るなど、天候が不安定な時期でもありました。
| 目撃情報 | 見た内容 | 場所・方向 |
|---|---|---|
| 目撃情報① | パトカーと消防車が左側1車線をふさぐ | 本庄方面行き |
| 目撃情報② | サイレンを鳴らした緊急車両が多数、渋滞発生 | 伊勢崎側から本庄方面 |
| 目撃情報③ | 警察車両と救急車、約10人が川面を確認 | 橋の歩道 |
| 目撃情報④ | 警察・消防車両が多数、橋の上から下を確認 | 橋の上 |
ここで、ほかのサイトではあまり触れられていない点を一つ考えてみます。
坂東大橋は埼玉県と群馬県の県境にかかる橋なので、どちらの警察や消防が対応するかによって情報の出どころが変わります。
- 橋の南側:埼玉県本庄市山王堂・沼和田
- 橋の北側:群馬県伊勢崎市八斗島町
- 県境:その間を流れる利根川
実際に2022年6月の事件では、対応した警察が次のように県をまたいでいました。
- 捜査を担当したのは埼玉県警の本庄署
- 容疑者の男を見つけたのは群馬県警の警察官
- 男が見つかった場所は伊勢崎署管内の交番前
このように県をまたぐ出来事では発表の窓口が分かりにくく、公式情報より先にSNSの目撃談が広がりやすいと筆者は考えています。
断片的な情報だけが先に広がるもどかしさは、同じ道を使う人なら誰もが感じるものだと思います。
坂東大橋に飛び降り事故や心霊の噂がつきまとうのはなぜ?新聞記事と照らし合わせてみた

代表的な心霊の噂は、深夜に群馬から埼玉へ向かう右側の歩道で、川の方を向いて立つお年寄りや男女、子どもの霊が見えるというものです。
投稿型の怪談サイト「奇々怪々」にも「坂東大橋の不気味な噂」という話が載っていて、人影と目を合わせると事故につながると書かれています。
ところが、噂を紹介している心霊サイト自身が「この橋で飛び降りや、いわく付きの事件は起きていない」と書いていて、実際の報道とは食い違っています。
このことから、報道された事件や事故と心霊の噂は、それぞれ別々に生まれた話だと考えられます。
心霊マップ系のサイトには、「本庄保険金殺人事件の犯人が遺体を坂東大橋から落とした」という書き込みも見られます。
- 本庄保険金殺人事件:1995年から1999年にかけて本庄市で起きた連続保険金殺人事件で、主犯の男の死刑が2008年に確定
- 1995年の最初の被害者:利根川で遺体となって見つかったが、発見場所を行田市の利根川とする資料もある
- 坂東大橋との関係:結びつける報道は見つからず
「本庄」と「利根川」という共通点から、別々の話がつながって広まった可能性が高いと筆者は見ています。
また、毎日この橋を走っているという地元の人は、夜でも街灯が約10メートルおきに並んでいて明るいと書き込んでいます。
心霊サイトも、車のヘッドライトの当たり方で人影のように見えている可能性に触れています。
高さ約45メートルの主塔から何本も伸びるケーブルや街灯の影が、夜の車窓から人の姿に見えることもありそうです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県本庄市山王堂・沼和田〜群馬県伊勢崎市八斗島町 |
| 路線 | 国道462号(県道伊勢崎本庄線と共用) |
| 最初の橋 | 1883年(明治16年)に木橋を架設 |
| 旧橋 | 1931年(昭和6年)6月15日開通の鉄製トラス橋、当時は群馬県内で最長 |
| 幻の鉄道計画 | 上毛電気鉄道本庄線との併用橋として計画されたが、世界恐慌などの資金難で中止 |
| 現在の橋 | 2004年(平成16年)3月6日開通の斜張橋 |
| 規模 | 橋長936m、中央径間200m、幅員20.5m(4車線)、主塔の高さ約45m |
| デザイン | 飛び立つ白鳥がモチーフ |
| 旧橋の名残 | 部材の一部を伊勢崎市側の橋のたもとにモニュメントとして保存 |
怖い話が本当の事件と混ざって広がっていくのを見ると、関係する人たちの気持ちを思って少し切なくなります。
坂東大橋の飛び降り事故や心霊の噂にSNSはざわざわ…過去の事例と通報の流れも
今回の騒動に対するSNSの声は、大きく3つに分かれます。
- 1つ目は「物騒だね」「まさか…」という不安の声
- 2つ目は「何があった?」と情報を求める声
- 3つ目は渋滞を知らせる実用的な声
実は、坂東大橋に緊急車両が集まり、SNSで「飛び降りでは」とささやかれる流れは、今回が初めてではありません。
- 2018年12月24日にも、橋の上に消防や警察が集まって下をのぞいていたという投稿が相次ぎ、近隣住民の間で同じような噂が広がりました。
- 2022年2月17日には、救助活動のために橋が通行止めになったと、まとめサイトが現地の動画とともに伝えています。
- 2025年8月24日には、坂東大橋から200〜400メートルほど下流の河川敷で枯れ草が燃える火災があり、県の防災ヘリも出動しました。
緊急車両が集まる理由は救助、事件、火災などさまざまで、「飛び降り」と決めつけられるものではありません。
TikTokには「#坂東大橋」「#心霊」のタグが付いた動画も投稿されていて、事件の話題と心霊の話題が同時に拡散されやすい状況です。
| 日付 | 坂東大橋周辺の状況 | その後 |
|---|---|---|
| 2018年12月24日 | 橋の上に緊急車両が集まる | 公式発表は確認できず |
| 2021年1月27日 | 橋の真下で男性の遺体発見 | 本庄署が死因などを調査 |
| 2022年2月17日 | 救助活動で通行止め | 詳細は不明 |
| 2022年6月12日 | 歩道上で女性が刺され死亡 | 男を逮捕、裁判員裁判へ |
| 2023年9月11日 | 河川敷で男性が見つかる | 自殺と事故の両面で捜査 |
| 2025年8月24日 | 下流の河川敷で枯れ草火災 | 同日夕方に鎮圧、負傷者なし |
| 2026年9月29日 | 車線規制と川面の捜索 | 執筆時点で公式発表なし |
- もし橋の上で危ない様子の人を見かけたら、ためらわずに110番へ通報しましょう。
- 川に落ちた人やけが人を見かけたときは119番へ通報し、「坂東大橋の本庄側」「伊勢崎側」のように場所を伝えると、救助隊が向かいやすくなります。
捜索中の現場で車を止めたり撮影したりすると救助の妨げになるので、通過するときは速度を落として静かに通り過ぎるのがマナーです。
心配から情報を探す気持ちも、面白半分に広がることへのモヤモヤも、どちらもよく分かります。
坂東大橋の飛び降り事故と心霊の噂、ざっくり振り返り
最後に、坂東大橋の騒動をざっくり振り返ります。
2026年9月29日の朝に坂東大橋で警察や消防による捜索が行われましたが、何が起きたのかは公式発表を待つ必要があります。
過去には2021年、2022年、2023年に新聞で報じられた事件や事故がありますが、心霊の噂には確かな根拠が見当たりません。
県境の橋という事情もあって、しばらくはSNSの情報が先行しそうなので、新しい発表があればこの記事にも追記します。
もし今つらい気持ちを抱えている方がいたら、ひとりで抱え込まずに下の窓口へ相談してみてください。
| 相談窓口 | 電話番号 | 受付時間 |
|---|---|---|
| 埼玉いのちの電話 | 048-645-4343 | 公式サイトでご確認ください |
| 日本いのちの電話(ナビダイヤル) | 0570-783-556 | 午前10時〜午後10時 |
| 日本いのちの電話(フリーダイヤル) | 0120-783-556 | 毎日午後4時〜9時、毎月10日は午前8時〜翌日午前8時 |
赤城山や朝日がきれいに見える橋だからこそ、みんなが安心して渡れる日が続いてほしいと心から願っています。