『魔入りました!入間くん』第4シリーズの音楽祭編で問題児(アブノーマル)クラスが披露した伝説の演目「リリス・カーペット」。
エリザベッタの歌声とソイのトランペット、入間のピアノが交差する極上の美悪魔の曲には、古い神話のモチーフがしっかりと組み込まれていると考えられます。
本記事では、リリスカーペットの元ネタや正体、なんJ・SNSでの反応について一次情報を中心に詳しく調査・紹介していきます。
リリスカーペットの元ネタや正体は?

第7話で披露された「リリス・カーペット」は単なる劇中歌ではなく、宗教史と西洋芸術の双方に強い根を持つ演目です。
ここでは2つの観点から元ネタを掘り下げていきます。
元ネタ1:ユダヤ伝承の「アダムの最初の妻リリス」

最も直接的な元ネタは、ユダヤ伝承に登場する女悪魔リリスだと考えられます。
リリスは旧約聖書『イザヤ書』34章14節に名前が登場する夜の妖怪で、10世紀ごろに編まれた『ベン・シラのアルファベット』においては、アダムと同じ土から造られた最初の女性として描かれているのです。
アダムと対等であることを主張してエデンの園を飛び出したリリスは、その後数多の悪霊たちを生み出す存在となり、サキュバスの原型ともされる人物として伝承され続けてきました。
エリザベッタが演じる「リリス」は、男たちに求められ愛された極上の美悪魔として描かれています。
これはユダヤ伝承で語られる「男性を誘惑し、子供を害する夜の女悪魔」というイメージにぴったり当てはまるのです。

エリザベッタが普段から「姐さん」「女神」と呼ばれる魅惑的なキャラクターである点も、配役の必然性を高めていると思われます。
ここで筆者が注目したいのは、リリスが「夜」「自立」「タブー破り」の象徴である一方、エリザベッタもまた問題児クラスの中で「自分の意思を貫く悪魔」として描かれている点です。
設定とキャストが二重に重なる絶妙な配役だと感じます。
| 項目 | 内容 | 入間くん劇中との接点 |
|---|---|---|
| 起源 | 古代メソポタミアのリリートゥ | 古代由来の伝説感 |
| 文献 | 『ベン・シラのアルファベット』 | 男を惑わす美悪魔 |
| 性質 | 夜の女悪魔・男性誘惑 | エリザベッタの色気 |
| 別解釈 | 女性の自立の象徴 | 主体的な役柄 |
元ネタ2:「ファム・ファタール」を主題とする西洋オペラの伝統

2つ目の元ネタとして、西洋オペラに連綿と続く「ファム・ファタール(運命の女)」の系譜が挙げられます。
『カルメン』『サロメ』『マノン』など、絶世の美女が男たちを破滅へと誘う物語は、クラシック音楽劇の王道のテーマなのです。
タイピング練習サイトに歌詞断片として掲載されている「これは男たちに求められ愛された極上の美悪魔の曲」「彼は純朴な花売りの少年 楽しくて必死でまっすぐでかわいらしい愛!」「でも醜い心も愛には必要だわ さようなら」というフレーズは、まさにオペラ的なドラマ構造を持っていると考えられます。
純朴な少年の純愛と、それを「醜い心も愛には必要」と切り捨てる女主人公の対比は、ファム・ファタール劇の典型構図です。

筆者が独自に注目したいのは「カーペット」という単語の二重性です。
劇中ではリリスを奪い合った男たちの骨で敷かれた道として描かれていますが、現実世界の「レッドカーペット」も実は「特権者が踏みしめる人々の憧れの道」を象徴しています。
骨のカーペットは、レッドカーペットを残酷に裏返したダークな比喩としても読み取れるのです。
リリスカーペットに対するなんJ・SNSの声を調査!
ここでは2026年5月16日の放送直後に投稿された反応を、傾向別に分類してご紹介します。
なお割合は筆者によるおおよその集計です。
- 絶賛・熱狂派:約60%
- 元ネタ考察・解説派:約25%
- 困惑・予想以上派:約15%
代表的な口コミは以下の通りです。
向いている人
リリス・カーペット回は、以下のような視聴者に特にハマる内容になっていると思います。
- 神話やオカルトのモチーフ考察が好きな人
- 学園祭・音楽祭エピソードが好物な人
- エリザベッタやプルソン・ソイの活躍を待ち望んでいた人
- アニメと原作漫画の演出差を見比べたい人
- 劇伴・BGM重視で観るタイプの人
- 西洋オペラやクラシック音楽が好きな人
Q&A
- リリス・カーペットは何話で放送されましたか?
アニメ第4シリーズの第7話「リリス・カーペット」として、2026年5月16日にNHK Eテレで放送されました。なお5月22日には金曜午後7時から再放送も行われています。
- 主演や演奏は誰が担当しているのですか?
リリス役の主演はイクス・エリザベッタ、トランペット演奏はプルソン・ソイ、ピアノサポートは鈴木入間が担当しています。さらにクロケル・ケロリの振付による「ヘルダンス」が組み込まれていて、問題児クラス13人全員が舞台に立つ構成なのです。
- 演奏中に立ちはだかる「元13冠」の伝説の音楽家とは何者なのですか?
設定上「元13冠」のかなりの長身かつオネエ口調の男悪魔として描かれる伝説の音楽家で、音楽祭の審査員として登場します。13冠とは魔界における最上位悪魔の称号で、その元保持者という肩書だけでも作中世界では破格の存在です。問題児クラスにとって最大の難関となる審査員と考えられます。