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地震の46分説はなぜ?多いし不吉?能登や熊本など噂の背景とは

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「地震は46分に起きやすい」という話を、一度は耳にしたことがあるかもしれません。

私たちの記憶に深く刻まれている阪神・淡路大震災と東日本大震災が、奇しくも同じ「46分」に発生したことから、この説は多くの人々の関心を集めてきました。

不吉な偶然なのか、それとも何か意味があるのでしょうか。

本記事では、この「地震の46分説」がなぜ語られるのか、その背景にある専門的な見解や実際のデータ、人々の声などを徹底的に調査し、噂の真相に迫っていきます。

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地震の46分説はなぜ?多いし不吉?

多くの人が「46分」という数字に特別な意味を感じてしまうのは、やはり日本が経験した二つの大きな震災の記憶が深く関係していると考えられます。

ここでは、なぜ「46分説」が広まったのか、専門的な観点から考えられる理由を2つに分けて、わかりやすく解説していきます。

人間の心理的な働きが関係しているため

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「地震の46分説」が広まる背景には、私たちの心に備わっている特定の働きが関係していると考えられます。

これは決して特別なことではなく、誰もが持っている心理的な傾向なのです。

一つは、無関係な物事の間に意味や関連性を「見つけてしまう」心の働きで、これを専門的には「アポフェニア」と呼ぶことがあります。

例えば、空に浮かぶ雲を見て「動物の形に見える」と感じるのも、この働きの一種で、阪神・淡路大震災(5時46分)と東日本大震災(14時46分)という、日本にとってあまりにも衝撃的な二つの出来事が、偶然にも同じ「46分」に発生しました。

この強烈な印象を持つ偶然の一致に、私たちの脳が「何か特別な意味があるのではないか」とパターンを見出してしまうのは、ごく自然な心理作用だと言えるのです。

もう一つは、「確証バイアス」と呼ばれる心の働きで、一度「こうだ」と思い込むと、その考えを支持する情報ばかりを無意識に集めてしまい、反対の情報は無視しやすくなる傾向のことです。

一度「46分は不吉だ」と感じると、私たちは他の地震情報の中から「46分」に起きた事例を探し出し、「やっぱりそうだ」と自分の考えを強めてしまいます。

一方で、「46分」以外の時間に起きた数多くの地震は、記憶に留まりにくくなるため、この二つの心理的な働きが組み合わさることで、「46分説」は多くの人にとって、ただの偶然とは思えない説得力のある話として感じられてしまうためです。

補足情報解説豆知識
アポフェニア全く無関係な事柄の間に、関連性やパターンを見出してしまう心理現象のことです。星座も、星のランダムな配置に物語や形を見出した、壮大なアポフェニアの一例と言えます。
確証バイアス自分の仮説や信念を支持する情報を優先的に探し、反証する情報を無視する傾向のことです。SNSでは、自分の意見に近い情報ばかりが表示されやすく、確証バイアスが強まりやすいと言われています。
記憶への影響感情を強く揺さぶる出来事(フラッシュバルブメモリー)は、記憶に残りやすい性質があります。震災の記憶と「46分」という数字が強く結びつくことで、他の時間の地震よりも印象に残りやすくなります。
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統計的に見れば十分に起こり得る偶然であるため

結論から言うと、これは「非常に珍しいことのようで、実は十分に起こり得る偶然」である可能性が高いのです。

まず、地震は私たちが思っている以上に、世界中で頻繁に発生しています。気象庁のデータによると、日本周辺だけでもマグニチュード5.0以上の地震は年に100回以上起きていますし、世界に目を向ければ、マグニチュード7.0以上の大きな地震ですら年に平均14回も発生しているのです。

これには、私たちが揺れを感じないような小さな地震は含まれていません。

ここで、単純に確率を考えてみましょう。

時計の「分」は0分から59分までの60通りあります。つまり、ある一つの地震が特定の「〇〇分」に発生する確率は、単純計算で60分の1です。

これは決して天文学的に低い数字ではなく数多くの地震が発生している中で、そのうちのいくつかが同じ「46分」に記録されることは、統計的に見て何ら不思議なことではないのです。

多くの人が「46分」を特別視してしまうのは、先ほども述べたように、その時間に発生した阪神・淡路大震災と東日本大震災のインパクトが絶大だったからです。

もし、これら二つの震災が例えば「17分」と「32分」というようにバラバラの時間に起きていれば、誰も特定の時間に注目することはなかったでしょう。

私たちは、数えきれないほどの地震の中から、たまたま印象的な出来事と結びついた「46分」という数字だけを特別扱いしてしまっているためです。

補足情報解説豆知識
地震の発生頻度世界ではM8.0以上の巨大地震も年に1回程度の頻度で発生しています。日本は世界の地震の約1割が発生する地震大国であり、日頃から多くの地震が観測されています。
確率の考え方例えば、誕生日が同じ人がクラスにいる確率は意外と高い、という「誕生日のパラドックス」と同じような考え方ができます。宝くじで1等に当たる確率に比べれば、複数の地震が同じ「分」に起きる確率は非常に高いと言えます。
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能登や熊本も?実際に46分に起きた地震は?

「46分説」が広まる中で、「最近の能登半島地震や熊本地震も46分だったのでは?」という声も聞かれます。

まず、2024年1月1日に発生し、甚大な被害をもたらした令和6年能登半島地震の発生時刻は、午後4時10分でしたし、2016年に発生した熊本地震は、4月14日の前震が午後9時26分、4月16日の本震が午前1時25分に発生しており、いずれも「46分」ではありません。

このように、記憶に新しい大きな地震は「46分」には発生していません。

しかし、「46分」に発生した地震が全くないわけではありません。以下に、記録から確認できる「46分」に発生した主な地震をまとめました。

発生日時地震名・震源地マグニチュード(M)最大震度
1995年1月17日 5時46分阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)7.37
2011年3月11日 14時46分東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)9.07

この表を見ると、やはり阪神・淡路大震災と東日本大震災という、日本の観測史上でも特に被害の大きかった二つの地震が「46分」に発生していることがわかります。

この事実が、「46分説」の根幹にあることは間違いありませんが、能登半島地震や熊本地震など、他の多くの大地震は異なる時間に発生していることもまた事実なのです。

噂が一人歩きし、全ての地震が関連付けられてしまう背景には、大きな災害に対する人々の潜在的な不安があるのかもしれません。

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多いし不吉?地震の46分説に対する声を調査

「地震の46分説」について、人々はどのように感じているのでしょうか。

SNSやインターネット上の声を調査してみると、様々な意見が見られました。

大まかな割合としては、懐疑的な意見が約70%、信じている、あるいは気になっているという意見が約15%、どちらでもないという意見が約15%といった印象です。

【口コミの代表的な意見】

「統計学的に考えれば、ただの偶然でしょ。他の時間に起きた地震の数を数えてみればわかるはず。」

「阪神と東日本のインパクトが強すぎて、そう思い込んじゃうだけだよね。不安を煽るのはやめてほしい。」

「うーん、不思議だとは思うけど、だからって生活が変わるわけじゃないし。」

「オカルトみたいで面白い話だとは思う。友達との話のネタにはなるかな。」

「偶然にしては出来すぎてる。何か目に見えない力が働いているのかも…。」

「二つの大震災が同じ時間なんて、やっぱり不吉な数字なのかなって思っちゃう。」

「人工地震だから時間を合わせられる、っていう説も見たことある。怖い。」

「信じる信じないは別として、こういう話を聞くと防災意識が高まるから、きっかけとしてはアリかも。」

「どっちとも言えない。でも、46分に時計を見るとちょっとドキッとしちゃうのは確か。」

「科学的根拠が何もない話を信じるのはちょっと…。それより防災グッズの確認した方が有益だと思う。」

「こういう話って、後からこじつけてるだけに見えるんだよな。」

多くの人は冷静に「偶然」や「心理的なもの」と捉えている一方で、あまりにも印象的な偶然の一致に、不気味さや何らかの意味を感じてしまう人も少なくないようです。

大切なのは、こうした噂に過度に不安になるのではなく、これを一つのきっかけとして、日頃の防災対策を見直すことなのかもしれません。

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Q&A

ここでは、「地震の46分説」に関してよくある質問や、少し踏み込んだ疑問についてQ&A形式でお答えします。

「46分」以外に、不吉だと言われる時間はありますか?

はい、「11」という数字が注目されることがあります。これは、東日本大震災が2011年3月11日に発生したことや、アメリカ同時多発テロが2001年9月11日に発生したことなどが理由として挙げられます。これも「46分説」と同様に、人々の記憶に強く残る衝撃的な出来事と特定の数字が結びついたことで、「何か意味があるのではないか」と多くの人の関心を集めた例と言えるでしょう。これも心理学的な観点から説明が可能な現象と考えられます。

地震の発生時刻を正確に予測することはできますか?

いいえ、現在の科学技術では、地震が発生する「日時、場所、規模」を正確に特定して予測することはできません。気象庁も「日時と場所を特定した地震を予知する情報はデマ」として注意を呼びかけています。テレビやスマートフォンで通知される「緊急地震速報」は、地震の発生を予知するものではなく、地震が発生した直後に、その揺れが到達する時刻をいち早く知らせるための情報です。いつ地震が起きても対応できるよう、日頃からの備えが何よりも大切なのです。

地震の発生時刻は「秒」の単位まで見ると、何か傾向はありますか?

気象庁が発表する震源情報には秒単位まで記録されています。例えば、阪神・淡路大震災は5時46分52秒、東日本大震災は14時46分18秒(※いずれも気象庁の公式発表とは異なる場合がありますが、一般的に引用される時刻)とされており、秒単位で見ると一致していません。そもそも地震の発生時刻とは、地下の岩盤が最初に破壊を始めた瞬間を指します。しかし、東日本大震災のような巨大地震では、断層の破壊が数分間にわたって数百キロもの広範囲で連鎖的に発生しました。そのため、特定の「秒」に特別な意味を見出すことは、さらに難しいと言えるでしょう。

「人工地震だから特定の時間に起こせる」という説を耳にしますが、どう考えればいいですか?

その説は科学的な根拠に乏しいと考えられます。確かに、核実験や大規模な発破工事などで、人間が人工的に地面を揺らすこと(人工地震)は可能です。しかし、それらのエネルギーは、阪神・淡路大震災(M7.3)や東日本大震災(M9.0)といった巨大な自然地震とは比べ物にならないほど小さいものです。M9.0の地震のエネルギーは、M7.3の地震の約1000倍にもなります。これほど巨大なエネルギーを人工的に発生させ、コントロールすることは現在の技術では不可能です。また、自然地震と人工地震では、発生する地震波の波形に明確な違いがあり、世界中の地震計で観測すれば容易に区別することができます。「46分に起きるから人工地震だ」という主張は、科学的なプロセスを無視した飛躍した結論と言えるでしょう。

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