2025年7月18日に放送されたアニメ『ちいかわ』第259話で突如流れ、多くの視聴者の心を鷲掴みにした「ギョニソの歌」。
あまりにキャッチーで中毒性の高いメロディとシュールな歌詞は、放送直後からSNSで大きな話題となりました。
一度聴いたら耳から離れないこの不思議な歌は、一体どこから来たのでしょうか。
ギョニソの歌の元ネタは?本当はOO?

「ギョニソの歌」が放送されると、その独特なメロディから「どこかで聴いたことがあるような…?」と感じた人も少なくなかったようです。
元ネタはスーパーのテーマソングという説も
「ギョニソの歌」の元ネタとして、一部のファンの間で根強く囁かれているのが、スーパーマーケット「マックスバリュ」のテーマソングだという説です。
この説が浮上した背景には、メロディの雰囲気が似ていると感じた人がいたことが考えられます。
スーパーマーケットで流れている音楽は、購買意欲を高めたり、お店の楽しげな雰囲気を演出したりするために、明るく覚えやすい曲調のものが多いのですが、「ギョニソの歌」も、子供たちが合唱するような明るさと、思わず口ずさんでしまうようなシンプルさが特徴です。
この「明るく、シンプルで、反復的」という共通点が、両者を結びつける要因になったのかもしれません。
また、作者であるナガノ先生の作風も、この説を後押ししているように思われます。
『ちいかわ』の世界では、魚肉ソーセージが「ギョニソ林」に生えているなど、私たちの日常にあるものが少し不思議な形で登場します。
そのため、日常の象徴ともいえるスーパーのテーマソングが、作品のBGMの元ネタになっていたとしても不思議ではない、とファンが考えるのは自然な流れだったのです。
| 比較項目 | ギョニソの歌 | マックスバリュのテーマソング |
|---|---|---|
| メロディ | 明るく行進曲のようなリズムです。 | 店舗で流れる、明るくキャッチーな曲調だと言われています。 |
| 歌詞のテーマ | 「ギョニソ」という特定のキャラクター(食材)がテーマです。 | お店の名前やサービスを宣伝する内容が一般的です。 |
| 目的 | 物語のシーンを盛り上げるための挿入歌です。 | お客様に楽しく買い物をしてもらうための店内BGMです。 |
| 共通点の考察 | どちらも覚えやすく、無意識に口ずさんでしまう中毒性があると考えられます。 | 日常的に耳にする親しみやすさが、噂の元になった可能性があります。 |
本当の元ネタはナガノ先生のオリジナル楽曲
様々な憶測が飛び交いましたが、「ギョニソの歌」の本当の元ネタは、なんと作者であるナガノ先生自身が作詞・作曲した完全オリジナル楽曲なのです。
もちろんマックスバリュ等の音楽を参考にした可能性もゼロではありません。
この歌が初めて世に出たのは『ちいかわ』のアニメではなく、実は、アニメ放送からさかのぼること約5年前の2020年3月、ナガノ先生が自身のX(旧Twitter)で公開していた『ナガノのくま』という別シリーズの漫画に、すでに登場していました。
その漫画では、「ギョニソ」という魚肉ソーセージのキャラクターが、自らこの歌を披露していたのです。
ナガノ先生は当時、この歌の楽譜も公開しており、一部の熱心なファンの間では知られた存在でした。
今回のアニメ化にあたり、このナガノ先生が生み出したメロディに、アニメ『ちいかわ』で「ひとりごつ」の作曲も手掛けたトクマルシューゴ氏が編曲を担当しました。
そして、その歌声は、数々の名曲を世に送り出している杉並児童合唱団によるものなのです。
作者自身の創造性が、プロの音楽家たちの手によってさらに磨き上げられ、今回のアニメでの鮮烈なデビューにつながった、というのが真相です。
作品の垣根を越え、時を経て新たな形で届けられたこの歌は、長年のファンにとっては感慨深いサプライズとなったことでしょう。
ギョニソの歌に対する印象を調査!
「ギョニソの歌」が放送されるやいなや、X(旧Twitter)では「ギョニソ」がトレンド入りするなど、爆発的な反響を呼びました。その印象は多岐にわたりますが、多くの人がその中毒性の高さに魅了されたようです。
ここでは、SNS上でのファンの声をもとに、どのような印象を持たれたのかを調査しました。
調査の結果、最も多かったのは「中毒性がある・耳から離れない」という意見で、全体の約70%を占めました。次いで「かわいい・癒やされる」が20%、「シュールで面白い」が10%という内訳になりました。
概要をおさらい
ここで一度、「ギョニソの歌」の基本的な情報を整理しておきましょう。
この歌は、ただの挿入歌というだけではなく、その背景に豊かなストーリーが存在するのです。
- 楽曲名: ギョニソのうた
- 作詞・作曲: ナガノ先生
- 編曲: トクマルシューゴ氏
- 歌唱: 杉並児童合唱団
- 初登場(アニメ): 『ちいかわ』第259話「生地/ギョニソ」(2025年7月18日放送)
- 初出(原作): 2020年3月にナガノ先生のXで公開された『ナガノのくま』の漫画
大きな特徴は、作者であるナガノ先生が自ら生み出したメロディが原点であることで、アニメ化にあたり、「ひとりごつ」という全く雰囲気の異なる楽曲を手掛けたトクマルシューゴ氏が編曲に加わった点は非常に興味深いと思います。
他にも、伝統ある杉並児童合唱団を起用したことで、楽曲に無垢で神聖な雰囲気すら与え、シュールな歌詞とのアンバランスな魅力を最大限に引き出すことに成功しているのです。
向いている人
「ギョニソの歌」は、以下のような人には深く刺さる楽曲だと言えるでしょう。
この歌が持つ不思議な世界観に、きっとあなたもハマってしまうはずです。
- 『ちいかわ』の可愛くて、でもどこか切ない世界観が好きな人
- 一度聴いたら忘れられない、キャッチーなメロディを求めている人
- シュールなギャグや、言葉遊びのセンスが光るユーモアが好きな人
- ナガノ先生の描くキャラクターや物語を深く愛しているファン
- 日々の生活の中に、ちょっとした笑いや癒やしを見つけたい人
- 音楽の専門的な知識はないけれど、聴いていて楽しくなる曲が好きな人
Q&A
ここでは、「ギョニソの歌」に関するよくある質問から、ファンならずとも気になってしまうような少しマニアックな疑問まで、Q&A形式でお答えしていきます。
- 「ギョニソの歌」の歌詞の全文が知りたいです。
A1. はい、現在判明している歌詞は以下の通りです。とてもシンプルで覚えやすいフレーズが繰り返されるのが特徴ですね。
ギョニソッソ ギョニソッソ
ギョニソははしるよラッタ
ギョニソッソ ギョニソッソ
ギョニソははしるよラッタ
ほらどこかで そうすぐそばで
ギョニソッソ ギョニソッソ
ギョニソははしるよラッタ
ギョニソッソ ギョニソッソ
ギョニソははしるよラッタ- そもそも「ギョニソ」って何のことですか?
「ギョニソ」とは、「魚肉ソーセージ」の略称です。アニメの中では、ちいかわ、ハチワレ、うさぎがクレープの具材として、「ギョニソ林」と呼ばれる場所から収穫する様子が描かれました。私たちの世界では加工食品ですが、『ちいかわ』の世界では植物のように地面から生えてくる、不思議な食材として存在しているのです。
- 歌詞に出てくる「ラッタ」という言葉に何か意味はあるのですか?
この「ラッタ」という言葉について、公式な意味は説明されていません。ですが、音楽的な観点から考えると、これは曲に軽快なリズムと楽しげな雰囲気を与えるためのオノマトペ(擬音語・擬態語)の一種だと思われます。童謡や行進曲などでよく使われる「タッタッタ」という足音のように、「ラッタ」という響きが「ギョニソははしるよ」という歌詞と連動して、走っている様子をより生き生きと表現しているのです。ナガノ先生の言葉選びのセンスが光る、遊び心あふれるフレーズと言えるかもしれません。
- この歌が『ちいかわ』より先に『ナガノのくま』で登場したというのは本当ですか?
はい、その通りです。この歌は、2020年3月にナガノ先生がX(旧Twitter)で公開した『ナガノのくま』と『もぐらコロッケ』が登場する漫画の中で、初めて披露されました。そこでは「ギョニソ」というキャラクター自身がこの歌を歌っており、その際に楽譜も一緒に公開されたのです。そのため、『ちいかわ』での登場は、ナガノ先生の作品世界を横断する、ファンにとって嬉しいセルフカバーのような位置づけになります。
- 『ちいかわ』には、「ギョニソの歌」以外にも元ネタがある歌が登場しますか?
はい、たくさん登場します。『ちいかわ』の魅力の一つは、キャラクターたちがオリジナル曲だけでなく、私たちがよく知っている有名な曲を歌うシーンがあることです。例えば、合唱コンクールの定番曲である『BELIEVE』や『時の旅人』、手遊び歌としておなじみの『グーチョキパーでなにつくろう』(原曲はフランス民謡『フレール・ジャック』)など、様々なジャンルの楽曲が作中に登場します。こうした既存の曲が使われることで、キャラクターたちの日常がより身近に感じられるのかもしれませんね。